星のカービィ ディスカバリーその他雑感

ワドとレオンのソウルを全て集めたので細かい感想まとめ

・何度も連続で穴に落ちると、復帰時に無敵のまま操作できない時間が増えるっぽい。慌ててるときってなんでか同じとこに連続で落ちちゃうよね。配慮が細かい。

・なんか総合的にボムがかなり不遇な気がする。置き攻撃判定としてはファイアに負け、足止めとしてはアイスに負け、遠距離としてはレンジャーに負け、ホーミング弾性能としてはストームトルネイドに負け、爆発力としてはハンマーやドリルに負け…。終盤のボスはぐりぐり動くからチェインボムも決まりにくいし、オートサーチの追尾性能はかなり難があるし。道中でも3Dでのボムの挙動って妙にモーション遅くてスキがでかいし。置き逃げボムで隣接する雑魚を瞬殺できたらなあ。

・ディスカバリーの世界にポップスターの種とおぼしきポップフラワーが咲きまくってるのはやっぱ吸い込むついでに種子がばら撒かれたのかな。

・絶島ドリーミー・フォルガについて。まあ本編ステージの再構成の裏ステージという点ではいつものなんだけど、道中エフィリンがしきりに「誰の夢なんだろう…?」という台詞を発してるのは匂わせだろう。あと研究所の人が「夢の世界に旅立った」と言われてたのも。

結論から言うと、あそこは「土地の夢」みたいなものなんだろうと思う。というより、多分「土地の死後の世界」みたいなものだ。アボリジニの「夢見の時」のように、熊崎カービィ世界では一度現世での恒常性を失ったものは並行世界のように並列に存在している「夢の世界」に不安定な形で送られる(レオンのソウルのように)。多分カービィにやられて砕け散った敵も、壊れた街も、「維持する人がいなくなった文明」という概念も「夢の世界」に送られて、消化しかけの食べ物のようにあの空間を漂っている。バルフレイナイトはそこに漂っているソウルの匂いにつられてやってきては「完全に砕くか」「元の形にして現世に戻すか」を勝負形式で判断する酵素か細胞みたいなもんなんだと思う。
となると、「空間転移技術を利用して夢の世界に行った」とはなにか? 単純に死後の世界に行くことを望んだとは考えにくい。おそらく、空間転移技術で現世→夢→現世というふうに渡ることで「夢の世界で自分たちをある程度思うがままに変容させて、再び現世に戻る」という疑似現実改変みたいなことをしてたんじゃないかと思う。フェクト・エフィリスがワープ事故の実験でエフィリンと分離したのも、「夢の世界でフェクト・エフィリスの面倒な部分だけを置き去りにする」みたいな実験をやろうとしてたんじゃないだろうか。根本発想としては、ワープと願望実現能力を兼ね備えてる「星の夢」も似たような感じだろう。というかハルカンドラつながりが示唆されてるし。あれはワープすることで夢の世界に行き、お願いされた願望をそこで具現化して現世に持ってくるマシン(のつもり)だったのではないか。


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