見出し画像

始めたらいつか終わってしまうけど【2024.2.4-5】

(今日の日記の各種埋め込みは検索に引っかかるので、正気に戻ったらそこだけ消します)

・推しくん最後の(まあ来年もあるのかもしれないけど、グループとしては最後)バースデーイベントに行ってきた。ファンレターを書こうと思っていたのだけど、バタバタしていて全く準備ができず電車でスマホに下書きを作り、開演2時間前にハンバーガー屋さん(かわいい言い方)で書くという愚行のやつをやった。本当は油じみが怖いからカフェで書きたかったんだけど、今日が日曜ということを完全に忘れていた。

・バースデーイベントには良い思い出もあれば、正直苦い思い出もある。良くても悪くてもこれが最後だし、何より今日が私の「卒業発表後初現場」だ。自分がどうなってしまうか分からなくて、新規か?というレベルで緊張が襲ってくる。手の震えを止めるようにペンライトを握った。

・「みなさんのおかげでした」のサブタイトル通り、ファンへの感謝とこれまでの振り返り……がメインのイベントだった。なんか今日の推しくんはビジュが良く、かなり仕上げてきている感じがあった。肌艶も良かったし。何?

・「皆さんへ恩返しということで…」とはにかみながら、珍しく5曲も歌ってくれた。1曲目はバースデーイベントでの定番の曲。

歌唱ありのバースデーイベントでは毎回歌ってるんじゃないかな。今回はなんと、「おめでとう」という歌詞のところでマイクを私たちに向けてくれた。推しくんが一人でこういうことをするのは珍しい(昔は他メンバーも出演があって、他メンバーにこの箇所を煽られた記憶がある)。

・何より、歌の安定感に驚いた。二年前も同じ曲で上手くなってたって書いたけど、今年はそれをさらに超えてきて、ここまで頑張って上手くなったのにアイドル辞めるってマジ!?という気持ちになり、めちゃくちゃ泣いた。そうしていると目が合って、祝いの席なのに泣いてごめん……と思った。

・もう何回も見ている中学の卒アルを見せられたあと2曲目。これも推しくんのバースデーでは定番の曲だが、やるのは久々だったっぽい。

(音源歌ってるのは別のメンバーです)

・この曲は2015年にメンバー総出演でやった映画の挿入歌で、デスボイスありヘドバンありと推しくんの好きなものが詰まった一曲だ。この時だけは私も推しくんを見るのを諦めて全力で頭を振る。歌い方にがなりが効いていて、これまた上達を感じた。「何かが始まると予感がしてる」という歌詞が好きだ。ここまでの段階でかなり推しくんが未来を明るく見据えている感じがしていて、まさに歌詞の通りだと思った。始まってくれ。頼むから。

・そして振り返りコーナーに戻るのだが、芸能界に、そしてグループに入ってからのことは今回は「個人仕事」に焦点を当てて語られた。役作りで初めて髪を青く染めた時のこと(私はメンカラに染めるなんてキャラが迷走した!とショックで知恵熱を出した)、初めて外部の舞台に呼ばれたこと(変に緊張して似合わない高いワンピースを買った)……と、懐古にいとまがなくなり、スライドショーの写真が変わるたびに頷いたりする嫌な中堅オタクになった。

・そんなこんなで3曲目。「いけるかなー!?って感じなんですけど……この曲を一人でやるのは初めてですね。だから温かい目で聞いてください」(目で聞く?????)と笑う。あーこれは……好きだからよく歌うけどどこかしらリズムが崩れるあの曲かな……まあそれも推しくんの味だからいいよ!

・あのー、いいよ!とか言ってすみませんでした。リズム音程共に過去最高、全てのパートを一人で歌うのに歌詞飛ばしなし、表情管理と口上は言わずもがな天才、よって1億点でした。

・本当にこれってすごいことで、歌い終わった後にこれも過去最高の拍手が湧き上がり、なかなか止まることがなくて推しくんも驚いていた。私はあと一本頭のネジが外れていたらスタオベしてブラボーとか叫んでいたと思う。あんなに歌が苦手だった推しくんがここまでやれるようになったことに、その13年の積み重ねに感服した。もう「私の推し歌下手だから」は言いません。誓います。でも、ここまでやれるようになったタイミングで歌とダンスをやめることがひどく勿体なく思えてしまった。この歌声で聴きたい曲がもっとあった。そう思うとまた涙が出てきた。

・このあと趣味の話になり、趣味の歌をやったのでただただ推しくんのかっこいい顔をじっと見て、かっこいいなーと思って意識を飛ばした。

・その歌唱が終わり、締めの挨拶。芝居にもっと本気になりたいから卒業を選んだ。でもまたメンバーたちと出演イベントが被ったりしたら、その時は歌っちゃってもいいと思っている……メンバーのことは好きで、家族で、ずっと一緒に居すぎて嫌になるくらい、本当に仲が良いから……と言っていた。あんたそれみんなに言った!?!?あんたがみんなのこと好きって声に出して言ったら(普段は絶対言わないので)みんな泣いちゃうと思うよ!?と恋愛(恋愛ではない)アドバイスおばさんになってしまった。卒コンでそんなシーンが見られるだろうか。

・そして、最後の曲。

・この曲、正直特別好き!というわけではなかった。ファン(もしくは恋人とか大切な人)に対して感謝を歌う曲なんだけど、本当に「ずっとずっと大切にする」とか思ってんのか!?と私の性格悪いところが出るし、バラードならもっと好きな曲がある(多分それは卒コンでやる。だよな?推しくん)。でも、改めて推しくんのふにゃふにゃした優しい声でこの歌詞をなぞると、もう涙が止まらなくて、私のいつもの「泣いた」ってチョロリくらいも含むんだけど、鼻水もどんどん出てきて、息が苦しくなるくらいだった。

なんの不自由ない生活に
色彩をくれたのはあなたでした

このコテコテの歌詞にそうだね……と素直に言える日が来るとは。推しくんの歌唱もなんか最後の方は声が震えていて、涙目にはなっていなかったけど今にも泣きそうな声ですごいなんというか……そこまで何かを思ってくれてることが嬉しくてまた泣いた。それが私たちにだったらいいんですけど。推しくん、ずっとずっと大切にしてくれ、私たちのことを。(ヤバ……)

・曲の最後に深々とお辞儀をして、ありがとうございました、これからもよろしくお願いします、と真っ直ぐに言われてしまい、よろしくするしかないのかもなと思った。

・涙でぐちゃぐちゃになった顔面を誤魔化して特典会。推しくんが卒業を発表してからすでに何回か特典会はやっているのだが、私はこれが初めてだ。上手く気持ちを伝えられる自信がなかった。写真なんか何回も撮っているのに緊張して、ポーズの指定をミスって苦笑いされた。

・結果、「卒業はショックだけど、私は役者として大成してほしいってずっと思ってたから、その覚悟はほんとに嬉しかった」と早口で捲し立ててしまった。そうすると推しくんは今までに私に対しては見せたことないような、目を細めて、感じ入るかのような表情をしてくれた。「本当?ありがとう。これからも頑張っていい芝居見せられるようにする」みたいなことを言われた、気がする。あんまり記憶ない。けどそれが嬉しくて言葉が出なくなり、「とにかく……これからも応援するってことです!じゃ!誕生日おめでとう!」って言って逃げたことは覚えている。あの表情だけが忘れられなくて、この人を推してて良かったなとだけ思った。

かわちーからついに顔も載せちゃう

・31歳の誕生日おめでとう。推しくん個人への想いはまた卒業の時に。

・イベントだけで3000字!?卒業記事やばいことになるかも。助けてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?