耳かき音声をかいに【2020.11.10】

・これは数日前の話です。

・DLsiteで「有料作品3本買うと20%OFF」という珍しく全作品対象のクーポンが届いていたので、使った。気になってた3本全部買った。

・前提として、私は耳かき音声大好き人間だ。突然フェチを暴露してごめん。2013年、ニコニコ動画で耳かきボイスが爆発的に流行って、私もその魅力に気付いてしまったのだ。というか、不眠が耳かきボイスのおかげで治ってしまったのだ。当時の私は夜の睡眠平均時間が4時間くらいで、学校で永遠に眠り、授業を受けた記憶が全くないのだが(この辺りの話をすると長くなるのでやめる)耳かきボイスを聴くと夜でも眠ることができた。怖すぎ。

・話が脱線した。

・ずっと前から好きないたちゆーとさんのサークル『Crescendo』のヒーリングサロンシエルシリーズから1本買った。これで3本目、あと1本買ったらコンプだ。

・ヒーリングサロンシエルシリーズの良いところを並べたらキリがないが、「聞き手の性別が限定されていない」ところが良いと大声で言いたい。

・耳かき音声というものは悲しいかな男性向けの作品が圧倒的に多い。全年齢であっても相手の女の子が聞き手のことを「男の子なんだから〜」「旦那様〜」「後輩くん〜」と呼ぶことも多いし、女の子の性的な魅力を押し出してくることもしょっちゅうだ。私は耳かき音声に没入感を求めるキショいオタクなので、めちゃくちゃ萎える。

・その点ヒーリングサロンシエルシリーズはえらい。聞き手のことは「お客様」呼びで一貫し、台詞もどんな性別でも楽しめるように言葉が選ばれている。登場するのは可愛い女の子ばかりだが、恋愛要素も薄くスキンシップも「転ばないように手を繋ぐ」がMAXだ。女の子は作品毎にどんどん聞き手に心を開いていくが、それでも恋愛感情を持たれているな、とは感じ辛くあくまでも「常連で仲の良いお客様」に留めている。えらい。これは本当にえらいことである。あと媚びのない演技、音のクオリティも素晴らしい。これで400円程度で買えるのもえらい。

・本当にえらい。

・あとは『クラブ・スーサイド』を買った。攻略対象が全員陰キャで、その上一週間後に自殺を決意しているというアンチロマンスを掲げた乙女ゲームである。半年前に解禁されたOP映像を見て気になっていたのに、発売日をチェックしていなかった。思い出せて良かった……

(流血表現注意)

・絶対好きな顔をしている喰ヶ島蜜木(くがじまみつき)くん(白髪黒マスクの人)からプレイ。全てのEDを回収したが、なんというか……高校生特有の危うさとか、生死について考えるのってこれくらいの歳だよね〜というのをリアルな温度感で描いていて良かった。あとスチルが綺麗だった。ボイスはパートボイスだけど、それが逆に印象的で効いている。BGMもめちゃくちゃ良いです。財膳くんも2つEND回収して、あとの3人はノータッチなのでちまちまやっていきたい。このボリュームで1000円ってすごいな。コスパ厨なので本当にありがたい。

・ちなみに私の好きなノベルゲーム作品はどっちもフリーだが『レムレスブルーの午前2時』『ペンタゴンシンドローム』だ。クラブスーサイドもこの2つと同じ空気を感じる(生死をテーマにしているところ、恋愛要素が薄めなところ、カウンセリングっぽいところ)

・週末のウェブオンリーで頒布する予定の同人誌が届いた。本当に、本になってる……。CMYKとか意味分かんなかったけど友達のNちゃんがくれた画像の綺麗な色味になんとか近づけられてよかった。中身もちょっと不備見つけちゃったけど(レイヤーの消し忘れ)それ以外は完璧ではないだろうか。喜びとこれを本当に他人に渡すのかという羞恥心でどうにかなりそうになっている。でも、この一ヶ月頑張ってよかった。やればできるじゃん。

・明日はアニメディアを買いに行く。