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自然のこと64 | 霜降。傾斜つく陰の落ち始め。

Nature Good Modeとは
ある地球の定点から、その瞬間の刻々と移りゆく自然の風景を、 額縁のように切り取った時空間映像。めぐる時とともに第三惑星地球の時空間を美しい映像で綴っていきたいと思います。 二十四節気に身を寄せ、季節の移り変わりを感じ入りながら地球の目覚めを撮影しています。

埼玉県秩父市にある全長3.3kmにも及ぶ秩父ミューズパーク。地質の違いが地形に反映された秩父の山々を背景に秩父市街地を一望できる展望台にて撮影しました。遠目の高い山々が高位段丘(尾田蒔丘陵)、一段下に陰で山々の流線がわかるのが中位段丘(羊山丘陵)、盆地の低位段丘(市街地)、市街地にも小さな段丘を一度に見られるのが特徴で、遠く広がる山々の流線が秩父盆地に彩りを添えています。この場所からの眺めは、まるで異世界に迷い込んだかのようで、山々が織りなす姿は、幽玄世界そのもののように感じます。 南側にそびえ立つ四面体のような形状をした武甲山も印象的で、南側に圧倒的な存在感を与えています。かつて標高1336mあった山は、江戸期の漆喰、明治期からはセメントの原料として年間約600万トンともいわれる石灰岩の採掘が現在も続いています。その影響で、標高も1304mまで低下しているといいます。しかしその風格はいまも健在で、秩父の霊山として現在も信仰の対象とされています。かつての武甲山の姿を添付します。

※リンクは、X 旧Twitterよりお借りしました。

秋分を過ぎると、雨も少なくなり、木々は徐々に朽ちて、秋の表情を見せ始めます。青朽葉、黄朽葉、赤朽葉と、季節の移ろいに様々な色彩が舞い降ります。10月から11月中頃にかけて、秩父盆地を取り囲む山々から流れ出る湧水は、日の出と共に輝き、幻想的な霧世界を生み出します。雨上がりの翌日、潤いに満ちた大地からは、壮大な雲海が舞い上がり、まるで夢幻の舞台に迷い込んだかのような幻想的な世界が広がります。

▷情報提供
Nature Good Mode Research

▷Location ​Data:
緯度経度: 36° 0’ 2” N / 139° 3’ 44 "E
カメラ角度: 111° E / 標高: 333m / 気温: 8℃ / 湿度: 82%
時空間: 2023.10.24.5:25〜7:55 AM

▷Access:

▽Production Cooperation
HELIO COMPASS 地球暦®

▽Snap

Kenji "Noiz" Nakamura ©️
Kenji "Noiz" Nakamura ©️

今日も、最後までご覧いただきありがとうございます。
All for the next Dimension.


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© Nature Good Mode / HELIO COMPASS 地球暦®

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