バリ 満月の儀式 Jan25

バリ3日目
泊まっているホテルの周りを散策した。

私が宿泊している所は、バリでも人気のエリアである内陸ウブドの喧騒を抜けた奥にある静かな場所で、芸術振興、アーティスト支援のために作られたやや特別な宿泊施設である。独立したコテージや美しい野外舞台を備えたここは、いわゆる観光客が頻繁に出入りする場所ではない。


野外舞台


こじんまりとした、独立型コテージと、フレンドリーなスタッフの女性たち

もっと早起きするはずが、さえずり合う小鳥や、サイチョウ(Hornbill) のつんざくような雄叫びまでぼんやり聞きながら起きたため、出立が遅れてしまった。
ああサイチョウ。。。この、図体が大きく存在感が半端ない面白い鳥にまつわる話は、#サイチョウ にて書こう。

パパイヤジュースで軽く朝食を済ませる。

この供物はバリの至るところで見ることが出来る。フルムーンのお祭りの為、だれもが供え物作りで忙しい。


今は丁度
満月の祭事」(ヒンドゥー教フルムーンのお祭り)
Purnama (プルナマ)に当り、幸運にも地元の人の信仰と祭事をより興味深く目にすることができた。満月の祭事は月に2度あり、早朝か午後に行われる。
そして,反対に新月の祭事もバリのヒンドゥー教にはあり、これは
Tilem(ティレム)(Dark Moon) ceremony
といわれる。地球が太陽と月の丁度中間に位置し、月が見えなくなることだ。(月に1度)、村毎の各寺院にて祭事は日中に採り行われる。
ティレムは太陽の神に捧げ、信仰者が心を清めて体の中から邪悪なものを追い出す為の儀式である。


市場では沢山の供物が手際よく作られ並んでいる。上にあるのはパンダンリーフを細かく切ったもの。パンダンの葉は香り高く、虫よけ効果があるとされる。東南アジアではタクシーの運転席に生葉がよく置かれており、この甘い香りが好きな人はうっとり、反対に嫌いな人はげっそりする香りである。


Maja fruit バレーボール程の大きさで、ザボンを想像しつい食べてみたくなる

ホテルの敷地に転がっているのは
Maja fruit (マジャ フルーツ)
ココナッツかと思えば違う。
この果実は、煮ても焼いても食えないそうで誰も拾わないようだが
鎮痛剤、抗炎症剤、消化器系疾患の治療に使用されることが報告されていて薬効はあるようだ。
https://jkefarind.com/index.php/jki/article/view/6300#:~:text=This%20fruit%20has%20been%20reported,and%20for%20digestive%20system%20disorders.

(続く)

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