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ドイツ道中記 20日目 フランクフルト

2022年 8/8
快晴
パリ→ フランクフルト
TGVで昼下がりに到着したフランクフルトの鉄道駅には、20年前に頻繁に訪れた中国深圳の駅の物騒さとほぼ同じ空気が漂っていた。
裏通りでは泥酔した人がごろごろ仰向けに路上に寝ている。トランクを持った私へ怪しい視線を感じる。タクシーも直ぐに見つからないので正直かなり怖かった。
自身もブルガリア移民のタクシードライバーは「ここは移民だらけだからな」と言う。怖さに一瞬意気消沈したけれど、綺麗な市中心部は主要なアートスポットが徒歩圏内に密集し、予想していた以上に面白かった。
市内お茶屋を経営するご主人がモダンアート好きだった為、親切にも私のアートマップのページをめくりながら、イチオシの美術館を全て赤ペンで印付けしてくれた。

非営利団体が運営する写真美術館Fotografie Forum Frankfurt がこじんまりしていて良かった。スウェーデン人写真家Elina Brotherusの写真作品と出会う事ができた。受付で古いポストカードを売っていたので一枚一枚めくっていたら突然藤田嗣治が現れて驚いた。

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