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【Dota2プロリーグ】大会2日前に出場者未定!?まさかの激アツチーム誕生も!?アーリントンメジャー不参加/代理出場者まとめ【DPC】

俗っぽいタイトル書くの楽しい。
というわけで書けば書くほど"いかがでしたかブログ"へと順調に近づいている気がする今日この頃です。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今日はDotaの記事です。
2022年最後のメジャー大会、アーリントンメジャーの開幕がいよいよ明日、8/4(日本時間8/5 0時)に迫っているわけですが、その大会に参加できない選手が続出しているというお話。

チームとして正式に選手を入れ替えるわけではなく、ある大会・ある試合限定で別の選手をチームに入れることを、"スタンドイン"と言います。

元は映画やドラマ撮影時の代役を指す言葉のようです。

なお不参加者の理由はことごとく、「ビザが取得できなかった」とされています。
ビザの発給に関しては国防レベルの問題も関係してくるので、最近のウイルスだの戦闘だのの状況を鑑みれば、まぁしょうがないのかなぁという気もしないでもないです。

というか状況なんぞ関係なく、決まってしまったものはどうしようもないです。
むしろスタンドインの選手を眺めて「この人こんなところに入るんだ!」と気持ちを高めて行くことにしましょう。

今回の記事ではそういうわけで、「Aという選手がBという選手に代わりました。」だけでは終わらせずに、いろいろと私が思っていることをアレコレつけ足しながらお送りしていこうと思っています。

今日は7トピック紹介しますが、中でも最後のニュースが個人的にはとんでもなく激アツです。
はい、最後まで読めってことですよ。
それではいきましょう。

Xtreme Gaming

世界でも屈指のミッドプレイヤー、Paparazi灬を擁する中国のチームですが、残念ながらチーム全体として辞退となりました。
海外ニュースサイトなどによると、キャリープレイヤーのlou選手が複数回ビザの申請を拒否されたため、とされています。

他のチームのようにスタンドインを採用して戦うという手も当然検討したとは思いますが、Xtreme Gamingは今年Div2リーグから戦っていたこともあってDPCポイントが不足しています。

"メジャーでトップ3に入らなければTI出場権がない"という状況下で代役を立てて戦うよりも、5人で参加できるTI予選の準備に専念する道を選んだ、ということのようです。

Fnatic

ちょうどこの記事を書き始めたタイミングで、Fnatic Japanから(Dotaとは全然関係のない)ニュースが飛び込んできました。

そんなわけでストリーマーのSPYGEA氏の加入を発表したFnatic。
よく見るeスポーツ種目によって日本のチームだったり欧州のチームだったりと印象が様々なチームかと思いますが、Dotaにおいては東南アジアのチームです。

そんなFnatic、アーリントンへ渡れたのは5人中なんとたったの2人。
3人のスタンドインを入れて戦うこと自体は既に発表していますが、代理選手のビザ調達などの都合があるのか、未だにメンバーは発表されていません。

「そもそもチームの過半数が代役となっているこの状況は同じチームと呼べるのか」という"テセウスの船"的な問題もチラつきますが、主催者が認めているしキャプテンのJabzが残ってるので、現状はまだまだFnaticと呼んでいいでしょう。

Talon Esports

同じく東南アジアのTalon Esportsからは4番(Soft support)のQが不参加となりました。
スタンドインも既に発表されていて、これまた東南アジアチームであるT1の同ポジション、Xepherが参戦します。

棄権したXtreme GamingよりもさらにDPCポイントの少ないこのチーム、正直状況はかなり厳しいです。
ただ、こういうチームが何かを起こすから面白いというのもこれまで何度も見てきました。

ちなみにこのTalon Esports、先日行われたESL Oneの東南アジア予選では、招待チームが1チーム参加できなくてたまたま東南アジア枠を1つ増やしたらその枠に滑り込んでいます。

2022年のDPCも3回のリーグ戦の内、2回はDiv2でした。最後の最後にDiv1に昇格していきなりのメジャー出場。
"なんか持ってる"感は今大会随一だと思います。

OG

ストックホルムメジャーにもビザの問題で参加できなかったMishaが再びの不参加となりました。
スタンドインにもまたまたCebを起用します。
はたしてCebはいつになったら引退できるんでしょうか。

それはさておき、期せずして前回メジャーを制したメンバーがまたしても揃ってしまった形に。
「メジャー2大会連続で同じスタンドインを起用し、連覇」という珍記録がかかる大会となりました。

Entity

今年3回目のリーグ戦から参戦したキャリープレイヤーのPureがアメリカに行けませんでした。
正直、彼の経歴考えるとまぁそういうこともあるかなって思ってしまいます。
※今回はその件は関係ないかもしれないので、あえて掘り返すようなことはしません。

スタンドインとしては北アメリカチームのTSMから、同ポジションであるTimadoを入れるというのが非公式の第一報として入ってきていました。
しかし蓋を開けてみると実際にはTSMのオフレーナー、SabeRLight-をキャリーとして起用すると発表されました。あの速報何やったんや。

ちなみにロシア人のビザ不発給を連続で取り上げましたが、入国できているロシア選手も多いです。
というか今回紹介した不参加選手を差し引いてもなお、ロシア勢は中国勢と並び今大会最大勢力(12名参加)となっています。

まぁそれ言ったら中国はXtreme gamingの分5人も引かれてるんですけどね。
いちいちスケールの違う国、中国。

Thunder Awaken

Thunder AwakenのミッドDarkmagoが渡航できず、同じく南アメリカの強豪Infamousの同ポジションであるAloneがスタンドインすることになりました。

正直南アメリカ事情には詳しくないのでなんか書くこと無いかなーってLiquipedia眺めてたんですが、Aloneの本名ってリカルド・エルネスト・サンチェス・フェルナンデスって言うらしいです。
この「謎に名前が長い問題」、イタリア語スペイン語圏辺りでは時々見られる気がします。
いやさすがにもうちょっと何か書くことあったのでは?


さてさて、次が今回一番書きたかった注目のスタンドインです。
記事の最初にも言及して、ここでもまた線まで引っ張って強調したりして。
ちょっと前フリが強すぎる気がしてきました。

でもこれだけ大きく振りかぶってもこれは大丈夫なヤツです。
それではどうぞ。

Royal Never Give Up

キャリープレイヤーのGhostが不参加となり、代わりにスタンドインするのがなんと、anaです。

いやこれヤバいんですよ。

何がヤバいって、一も二もなくこのチームのメンツ。
ミッドにSomnus、オフレーンにChalice、サポートにxNova。

私を含め、多くの観戦勢をOGファンボへと転身させたあの伝説のTI8。
その決勝戦、当時PSG.LGDに所属していた3名が現在在籍しているチームがこのRNGです。

TI2018では準優勝、TI2019では3位の彼らは今、
チームを変えて"Never give up"をその胸に刻んで戦っている、
と書くととてもドラマチックな感じしません?

そしてanaの方はというと、もちろんその決勝戦でOG側のキャリーとして優勝へと導いたプレイヤー。

思わず文脈を無視してTI9の画像を持ってきてしまいました。
TIでIo使って5-0するキャリーなんてもう二度と見れないでしょう。

この現代版呉越同舟とでもいうべきこの布陣を誰が予測できたでしょうか。
実はanaは昔、中国チームにも所属していた経験があります。
恐らく中国語でのコミュニケーションも取れるのでしょう。

最終的にそのチームからはコミュニケーションの問題を指摘されてクビになってますが
そもそも英語でもゲーム中そんなにコミュニケーションを取っていない印象がありますが

noteの機能フル活用して要らんこと言うコーナー。

先日行われたリヤドオープンという大会ではTeam Liquidにスタンドインしたana。
そういえば全然メンバーが違うので忘れてましたが、TI9の決勝戦はOG vs Liquidでしたね。

"TI8直前に復帰→優勝後休暇→TI9前に復帰→優勝後引退" と、TI優勝と休憩を繰り返すその様子から「最強のパートタイマー」の異名を持つ(?) anaでしたが、最近ではいよいよ本格的に最強の傭兵への道を歩み始めたようです。

今大会はもちろんのこと、今後のanaの動向にも注目です。

最後に

一通り書き終えて、さて見落としはないかな、Fnaticのメンバーそろそろ決まってないかな、とLiquipediaを見に行ったらとんでもないドッキリが待っていました。

えっと…どちら様?

Quincy Crewが名前変わっただけでした。
より正確には、そもそも存在しているSoniqsというチームに新設されたDota部門のメンバーとしてQuincy Crewを吸収した、という形のようです。
あービックリした。

というわけでアーリントンメジャー直前の選手変更にまつわるアレコレを見てきました。

試合は日本時間8/5の0時からです。
リアルタイムでがっつり追いかけるのは厳しいものがありますが、アーカイブも駆使して気になる試合はチェックしていこうと思います。

今年最後のメジャーということもあって、TI出場の当落が日々更新される形になると思うので、その辺りも何か書けそうならまた記事にするかもしれません。

それではまた。

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