見出し画像

ポケモンユナイトの"分刻み"ガイド

そろそろユナイトの調整に関するお知らせが出るんじゃないかなーと思って公式ツイッターとその英語版を眺めていたら、なんかこんなツイートが目に入りました。

知っている人は知っていると思いますが、私はこういうのを翻訳するのが好きなんですよ。
というわけで当然このツイートを発見した私は片方の口角が上がってだいぶ悪い顔をしていたと思います。
獲物を見つけた顔ってこういうのを言うのかもしれません。

はい、というわけでbit.lyから続くURLにアクセスした結果がこちら

長い。思ったよりもはるかに長い。しかもまぁまぁちゃんと書いてある。
これ公式サイトに乗るレベルなん?対象年齢いくつよ?

とまぁ、いろいろと感想はありましたが、せっかくの獲物なので頑張って翻訳しました。
正直ポケモンユナイトをやりこんでいる人とか、情報をしっかりと集めている人には今さらな情報しかありません。
チュートリアルの後にCPU戦を何試合かやって、その上でこれ読むと試合の流れが完璧に分かるよ、ってな感じで布教用に使うのがいいんじゃないでしょうか。

スマホ版も来ることだし、ちゃんと布教していきましょう。
というわけで以下翻訳です。どうぞ。(太字は訳者が勝手に付けました)

-----

ポケモンユナイトのスタンダードとランクバトルは正確に10分の制限時間で行われます。
あなたがチームの一員として活躍したいなら、この10分間で何が起きるのかを正確に把握し、どうすれば時間を最大限に有効活用できるかを知る必要があります。
戦略を練るために、ここでは典型的な試合においてどの様なことが起きるのか、1分ごとに区切って紹介します。

最初に

まずはその前に、より重要なことを確認しましょう。
マップには3つの区域があります。上ルート中央エリア、そして下ルートです。

普通は、これらの区域から1つ選び、序盤のうちはそこに留まるのがベストです。
試合開始前の画面では、チームメイトに対してあなたがどこへ向かうつもりなのか教えることができます。
戦闘準備を押し、ルート選択をするとどのルートに向かうのか表示されます。
この方法でルートを選択することで、あなたの選択をチームメイトに知らせることができます。
なお、クイックチャットを使うことでも伝えることはできます。

もしあなたがマップのどこへ行くのがいいのか分からない場合には、選択したポケモンごとに最適なルートを1つ、ゲームがオススメしてくれます。
一般的に、上ルートと下ルートに2匹ずつのポケモンが行き、中央エリアには残り1匹が向かいます。

自分の陣地に居続けることは良いことではありますが、本当にポケモンユナイトで成功したいのであれば、必要な時には柔軟に、相手の陣地に入り込むべきです。
例えばあなたのチームメイトが別の場所でノックアウトされているとき、あなたの側のゴールエリアには相手はいないかもしれません。
ミニマップを注視し、状況が許すなら、あなたがより活躍できる場所へと移動しましょう。
(そして自分の仕事が終わったのであれば、帰ってくることも大事です)

そのことを頭に入れた上で、それでは試合の分刻みのスケジュールを見ていきましょう。

10分~9分:ルンパッパ、バッフロン、タブンネ

試合開始後、あなたの最初の仕事は野生のポケモンを倒し、経験値とエオスエナジーを集めることです。
この時間帯の目標はポケモンを素早くレベルアップさせ、より強力な技を覚えることになります。
もしチャンスが訪れたら、集めたエオスエナジーをゴールに入れましょう。
エオスエナジーそれ自体は、ただ持っているだけではあなたの助けにはなりません。

しかし、不必要なリスクを負う必要はありません
この時点では相手との直接的な戦闘をするべきではないでしょう。

覚えておいてほしいのは、ポケモンユナイトの勝利条件はゴールの点数が高いことであり、相手のポケモンを倒すことではないのです。
一時的な撤退が必要であればそうすべきですし、あなたがノックアウトされない確信が持てない状況であれば、相手のゴールエリアに近づきすぎない方がいいです。
技を使って少々のダメージを与え、撤退することは何も恥ずべきことではありません。

残り時間が9:45になると、ルンパッパバッフロンが中央エリアに出現します。
この2匹は通常の野生ポケモンよりもHPが高いですが、倒すことで経験値やエオスエナジーも多く手に入ります。
その上、戦闘の役に立つ特殊な効果を得ることもできます。
2匹とも強力な攻撃を持っており、避けられるなら避けた方がいいです。
幸い、これらの強力な攻撃ははっきりと予兆が出ます。
(赤い線が攻撃の方向を示しています)

ルンパッパとバッフロンはどちらも倒されてから1分後に再出現します。
これらのポケモンは多くの経験値を持っていて、中央エリアを担当するポケモンが可能な限り何回も倒すことはとても重要です。

ルンパッパを倒すことで紫色のオーラをまといます。
このオーラがかかっている短い時間の間は、野生のポケモンに与えるダメージが、残りHPに応じて増加します。
この効果により、もっと強力な野生のポケモンである、カジリガメ、ロトム、サンダーといったポケモンを倒しやすくなります。

バッフロンを倒すとオレンジ色のオーラを得ます。
この効果を持っていることで、ポケモンを攻撃すると(それが野生のポケモンでも相手チームのポケモンでも)、一時的に移動速度を減少させることができます。
相手チームとの戦いに巻き込まれた場合、このバフがあることで非常に有利になります。

時計が9:40を指したとき、エイパムヘイガニ上ルートに、タブンネ下ルートに出現します。
(訳者注:下タブンネは9:45が初回の出現時間です)

タブンネはルンパッパやバッフロンのように特殊な効果はもたらしませんが、小型の野生ポケモンであるエイパムやヘイガニよりも多くの経験値をもたらします。
そのためこのポケモンは、両チームにとって戦う価値のあるターゲットということになります。

野生のポケモンを倒した最後の一撃を与えた側だけが経験値やエオスエナジーを得られることは覚えておかなくてはいけません。
そのため攻撃するタイミングは慎重に見極める必要があります。
下ルート真ん中のタブンネや、中央・上ルート真ん中のヘイガニをめぐる戦いは特にヒートアップしやすく、あなたが選んだポケモンも一緒になって熱くなりすぎないように注意が必要です。

9分~8分:ヘイガニ、ビークイン、ミツハニー

ゲーム開始から1分が経過しましたが、あなたはまだ自分のポケモンのレベルアップに集中すべきです。

それを加速させる新しい機会が訪れます。
ちょうど9:00になったタイミングで、上下のルートを結ぶ通路にヘイガニが出現します。
その10秒後、つまり8:50になるとビークインミツハニーの群れが上下のルートに出現します。
タブンネがそうだったように、これらのポケモンも特殊な効果はありませんが、ミツハニーとビークインを合わせるとエイパムやヘイガニよりもはるかに多くの経験値を得ることができます。
中央エリアのポケモンもしばしば、上下どちらかのルートに加わり、ビークインを倒すための手伝いをすることになります。

これらのポケモンも倒された後、時間経過により復活します。
ですからミニマップには常に気を配り、彼らが再出現したかどうか気を付ける必要があります。

しかし注意が必要なのは、彼らは同じ場所に再出現するとは限らないことです。
ビークインとミツハニーは例えば、最初はそれぞれのルートの中心に出現しますが、相手のゴールが破壊されている場合、彼らはそのゴールがあった場所、つまり相手側に近い場所に再出現するようになります。

8分~7分:ゴールを決めよう

この時間帯では、野生のポケモンを倒してレベリングを行ったり、隙があればゴールを決めたり、あなたの判断で動いていくことになります。
不必要なケンカを相手チームと行わないことも大事です。
相手に圧倒されていると感じたなら、撤退してオボンの実を拾ったり、ゴール下で回復することも必要です。

中央エリアでゲームを開始したはずの相手ポケモンを久しぶりに見かけた場合、特に注意が必要です。
倒されるくらいなら戦略的撤退をした方が良いです。
倒されることによって持っていたエオスエナジーを落としてしまいますし、復活して本拠地から戻ってくるまでの間、あなたは何もすることができません。

相手ゴールに近づく場合にはサポートをお願いしたり、ミニマップを確認して守りが手薄になっているかどうか、しっかりと確認するのが賢いでしょう。

7分~6分:カジリガメとロトム

カジリガメロトムは両方とも、残り時間が7:00を迎えたタイミングで出現します。
これらのポケモンはゲームの方向性に非常に大きな影響を与えるため、彼らをどのように対処するか、きちんとした計画を立てる必要があります。
両方のポケモンはお互いの本拠地から同じ距離の場所に出現するため、これらのポケモンを倒すためには、相手チームとの直接的な戦闘は避けて通れないでしょう。

カジリガメ下ルートの中央に出現し、ロトム上ルートの中央で待ち受けています。
この2匹の中では、カジリガメが最初のターゲットとなることでしょう。
このポケモンは非常に重要であり、全てのチームメイトを集めて戦うだけの価値もありえます。

カジリガメを倒すことであなたのチームの全員がダメージを吸収するシールドを得ます。それ以上に重要なことに、非常に多くの経験値を獲得することができ、あなたのチームはより強力になり、試合が続くにつれてあなたにとっていい方向へと流れが傾いていくことでしょう。

カジリガメを倒したなら、チームの何人かはマップの上側へ向かい、ロトムにフォーカスします。
ロトムを倒すと、ロトムが味方となり相手のゴールへと向かっていきます。
倒されることなく相手のゴールまでたどり着くと、その時点で20点がチームに入ります。
そしてゴールは少しの時間故障し、ゴールを即座に決めることができるようになります。

これらのポケモンはそれぞれ、倒されてから2分後に再出現し、チームをより強化するための新たな機会を与えてくれます。
残り時間が2分になった時、サンダーの出現とともにこの2匹はマップからいなくなることには注意しましょう。

カジリガメがいかに重要で、最終結果に影響を与えるかというのは、強調してもしきれません。
このポケモンがチームに与える経験値は大きなレベル有利を生み出し、その後の試合にも優位性をもたらします。
覚えておかなければならないのは、カジリガメもロトムも最後の一撃を与えた方にだけその効果をもたらすということです。
あなたの敵はどこかに潜んでいて、あなたの頑張りを盗む機会をうかがっているかもしれません。
野生のポケモンのHPが低くなるまでは技を温存しておくことは、最後の一撃を取るための有効な方法となります。

6分~2分:勝利のための準備時間

カジリガメとロトムの出現以降は、残り2:00に出現するサンダーまで、これといって目新しいことは起こりません。
しかしそれはあなたはボーっとしていていいということではありません。
この数分間のあなたの動きは試合の結果に繋がります。
伝説のポケモンに相まみえるその時までは、勝利に向けての準備時間として過ごすべきです。
レベルを上げたり、可能な限りゴールを決めたりしつつ、高いHPを保ち、ユナイト技を習得してサンダーが出現するのに備えましょう。

もしあなたが倒されたり、撤退を余儀なくされた場合、残り時間が5:00以下かどうか注目しましょう。
スーパージャンプのできるジャンプ台があなたの本拠地のすぐ外に置かれています。
これを踏み、目標のエリアを選ぶことで自分のポケモンを発射して、素早く戦場に復帰させることができます。
もし相手があなたのゴールゾーンに近づいているなら、 このスーパージャンプ台を使うことで相手のゴール動作の真っただ中に突入していくことができ、相手の得点を防ぐことができるかもしれません。
ポケモンユナイトにおける1分1秒は非常に重要なので、本拠地に戻ったなら、この機能の恩恵は受けておくべきでしょう。

この時間帯の戦いでは、臨機応変に行動することが大切です。
想像力を働かせて、チームに最大の利益をもたらすための自分の行動は何か最後の2分間で自分が優位なポジションに立つにはどうすればいいか、考えて行動しましょう。
強いプレイヤーはミニマップを常に注意していて、チームメイトや敵が何をしているのか把握し、状況に合わせて戦略的に行動します。

2分~0分:サンダー

タイマーが残り2分を指すと、2つの劇的な変化が起こります。
1つ目は、全てのゴールの得点が2倍になるということです。
2つ目は、マップの中央にサンダーが出現することです。
この2つが同時に起こることによって、全ての試合は最後の最後まで熱い戦いが繰り広げられ、時には莫大なリードすら脅かされることになります。
そしてこれは同時に、これまでの8分間の行動の総決算でもあります。
もしあなたのチームがリードを築いていたなら、サンダーを巡る重要な戦いに勝利する可能性も高くなることでしょう。

サンダーを倒すのは非常に難しく、普通は複数のチームメイトの協力が必要です。
しかし、もしあなたのチームが負けているなら、倒す価値は非常に高いでしょう。
相手の場所取りには注意する必要があります。
もし相手が近くにいるなら、サンダーを倒そうとしているあなたを攻撃してくる可能性が高いです。
先に相手と交戦する方が賢明かもしれません。
サンダーを倒すと、最後の一撃を与えたプレイヤーには30、その他のチームメイトには20のエオスエナジーが与えられます。

もちろんこれらのエオスエナジーはゴールに入れなければ得点にはなりません。
しかしサンダーの効果により30秒間相手のゴールは無防備になっています。
これにより即座にゴールを決めることができます。
加えて、残り2分を切っているとゴールの得点が2倍になることも考えると、サンダーを倒すことによって試合の流れを完全に変えることができます。

逆説的に聞こえるかもしれませんが、あなたのチームがリードしているなら、サンダーが出現しても攻撃しない方が得策かもしれません。
なぜなら対戦相手の方がよりサンダーの恩恵を必要としており、相手との交戦すら放棄して伝説のポケモンへと向かうかもしれないからです。
相手はマップ中央のサンダーのところへと引き寄せられるように集まり、あなたのチームはそれを待ち伏せすることができます。
もしも相手がサンダーを狙わなかったら、あるいは既にサンダーが倒されてしまったら、防御的なプレイに徹した方がよいでしょう。
自分のチームの本拠地のスーパージャンプ台の近くで待機していれば、簡単にマップを飛び越えてゴールゾーンを守りに行くことができます。

相手がサンダーやあなたのチームメイトの一部との戦いに夢中になっているなら、その他のチームメイトは無防備になったゴールゾーンで得点を取ることもできます。
対戦相手がサンダーを倒してしまったら、ゴールゾーンに到達する前に倒すか、ゴールが無防備になる30秒間、相手を引き留めることに集中しましょう。
サンダーを倒すための努力は、倒したチームがゴールゾーンで得点を入れて初めて報われる、ということは覚えておいてください。

カジリガメやロトムのように、サンダーに最後の一撃を与えたチームが全ての恩恵を受けます
だからその機会を盗むこともできます
サンダーのHPが残り少なくなるまでユナイト技を温存しておくことはラストヒットを取るための有効な手段です。

もしあなたのチームが負けているなら、サンダーを最優先にしましょう
これが逆転するための必要不可欠なミッションになります。
もちろんここまでに述べたような有利な側の戦略を、対戦相手が取ってくるため非常に不利になる可能性は高いです。
相手チームの位置に注意して、サンダーに攻撃をしていきましょう。
もちろん、これまでの過程で十分にレベルを上げていれば、より楽に倒すことができます。

ポケモンユナイトの試合では、このように時間ごとに決まった出来事が起こります。
しかしあなたの行動、チームメイトの行動、そして対戦相手の行動によって、全ての試合が非常にユニークな体験となるでしょう。
そして、常に次の試合に向けて何か学ぶことがあるでしょう。
試合の流れを理解することも大事ですが、その時の状況に応じた適切な対応をしていくことが、あなたやチームの勝利のために最も大切なことだということは覚えておきましょう。

-----

はい、というわけで全文訳終了しました。
いやマジで長かったですね。
でも正直、ポケモンユナイト初心者を脱する頃には全部覚えておいてほしいし、初心者を脱した自覚のある人は全部頭に入っていることだけしか書いていなかったことと思います。

この辺がMOBAの流行らない所以、という感じをひしひしと感じました。
まぁそうはいっても、これでもMOBAの中ではとんでもなく簡略化されているのは間違いないわけで。
Dotaでこれやったらあっという間に1万文字超えるでしょうね。(ちなみにこの辺りでちょうど7000文字です)

さて、これ以上何か書いてもな、という感じもするのでさっさと締めましょう。
それではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?