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【April Fools' Day 2022】例の構文で例のゲームを【ウソではないよ】

「どうもー ミノレクボーイですー」
「お願いしますー」
「ありがとうございますー今、ウォータールーンをいただきましたけどもね」
「こんなんなんぼあっても良いですからね」
「ねーありがたいですよ、なんて言うとりますけども」

「いきなりやけどね、うちのオカンがめちゃくちゃハマってるゲームがあるらしいんやけど、その名前をちょっと忘れたらしくてね」
「ハマってるゲームの名前忘れてまうってどうなってんねんそれ」
「でまあ色々聞くんやけど、全然分からへんねんな」
「分からへんの?ほんなら俺がね、おかんがハマってるゲーム一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかってのを教えてみてよ」

「Steamで無料でプレイできて、MOBA系ゲームの元祖といわれてるゲームやって言うねんな」
「Dota2やないかい」
「あー」
「その特徴は完全にDota2やがな」
「Dota2な」
「すぐ分かったやんこんなんもー」

「でもちょっと分からへんねんな」
「何が分からへんのよ」
「いや俺もDota2やと思てんけどな」
「そうやろ?」
「オカンが言うには、簡単にプレイできるゲームやって言うねんな」
「あー、…ほなDota2とちゃうかー」
「うん」
「Dota2は決して簡単なゲームではないもんね」
「せやねん」
「Dota2はね、数百時間プレイしてようやくチュートリアル完了と言われるくらい、頭と手に覚えさせなあかんことが多いゲームなのよ」
「そやねんな」
「ほなDota2ちゃうがな、あれ?ほんならもうちょっと詳しく教えてくれる?」

「なんであんなに世界大会の賞金が高額なのか分からんらしいねん」
「いやDota2やないかい!賞金額の高さだけは日本でもめちゃくちゃ有名やねんから」
「うん」
「TIの賞金額が高すぎて、いまだにeスポーツの獲得賞金額ランキングはDota2のTI優勝者一覧みたいになってんねんから」
「おー」
「ほんでそろそろ毎年賞金額の更新をし続けるのもキツいんちゃうかなとみんな思ってるんやから」

「せやなー、分からへんねんでも」
「何が分からへんのこれで」
「俺もDota2やと思うてんけどな」
「そうやろー?」
「オカンが言うには、ちょっとしたスキマ時間にもプレイできるらしいねん」
「ほなDota2とちゃうやないかい!Dota2はね、試合終了が時間で決められていないから、ゲームの展開によってはいくらでも時間がかかってしまうのよ」
「うん」
「こんなもんスキマ時間にプレイしようもんなら、そのスキマを押し広げてすぐに生活を圧迫してくるんやから」
「せやな」
「Dota2はね、ちゃんと腰を据えて落ち着いてプレイできるときにしかやっちゃダメなのよ」
「そやねんな」
「ターボモードっていう時短モードもあって一見お手軽な雰囲気を出しているけど、試合が終わったら次、次とやりたくなるから、結局のところ時間は無限に吸い取られていくのよ」
「そやねんそやねん」
「Valveはそうやって人々から貴重な時間を奪い去っていくんやから、現実世界に巣くう時間泥棒やねん、俺は何でもお見通しやねんから」
「おー」
「もうDota2ちゃうがな、ほんならもうちょっとなんか言うてなかった?」

「世界中で人気やけど、日本では全然流行ってないらしいねん」
「Dota2やないかい!確かに日本と海外で温度差のあるゲームというのは多いけれども、それにしたってSteam同時接続数1位を長年争うようなゲームが、日本ではマイナー過ぎてゲーマーにすら存在を知られてないことがあるなんて、温度差がハゲしすぎてハゲになりそうやねんから」
「…えっと、今日はそういうのもやっていくん?」
「このネタ4/1の昼に思いついてもうてん、エイプリルフール当日中に投下しようと思ったらネットミームからネタを拝借したり、メタいことでも書いていかんとネタが続かないのよ」
「あー」

「それはともかく、Dota2やんこんなんもう」
「分からへんねんだから」
「なんで分からへんのこれで」
「俺もDota2やと思てんけどな」
「そうやろ?」
「オカンが言うには」
「うん」
「強いキャラ選んどいたら後は勝手にランクが上がっていくって言うねん」
「ほなDota2とちゃうやないかい」
「あー」
「Dota2はね、ヒーロー同士の相性が色濃く反映されるようになってるから、特定のピックをしてたらそれだけで勝ち、みたいなゲーム性ではないのよ」
「せやねんな」
「楽して勝ちたいという人間の煩悩に、非情な現実を突きつけるためにあるゲームやねんから」
「そうやなー」
「ほなやっぱりDota2とちゃうがな、もうちょっとなんか言うてなかった?」

「最近有志で日本語化プロジェクトを行ったって」
「Dota2やないかい!あのプロジェクトは告知から始動、そして完了に至るまで本当に全てが迅速やったんやから」
「ほー」
「最新アップデートへの対応も数日で終わってたし、本当に素晴らしい仕事としか言いようがないのよ」
「せやねんな」
「じゃあもうDota2やん絶対」
「分からへんねんでも」

「あ、ちょっと待って、日本語化MODの宣伝だけさせて」
「うん」

「興味を持った方は是非ご覧ください、日本語化する方法が1から詳しく書いてあります」
「よろしくお願いします」

「はい、えー、で、なんで分からへんのこれで」
「あ、すぐ話戻すんやね、えっと、俺もDota2やと思てんけどな」
「絶対そうやって」
「オカンが言うには」
「うん」
「Vtuberの実況配信のド定番らしいねん」
「ほなDota2ちゃうやないかい」
「あー」
「Vtuberに限らずとも、Dota2の実況配信してる人なんてね、日本では片手に収まるくらいの人数しかおらんのやから」
「そやねんな」
「確かに実況者目線で見るなら既に流行っているゲームを実況する方が、色んな人に見てもらえるし楽しんでもらいやすいと思う、それでも実況者の皆さんが流行を作るという側面もあると思うねんな」
「うん」
「今やってらっしゃる方々はもちろん、動画・配信問わず色んな方にどんどん発信してもらえたら嬉しいなと思ってるよ」
「もうミノレクボーイ関係なくない?」

「とにかくそんなんDota2ではないわ、もうちょっとなんか言うてなかった?」
「国内の同ジャンルではLoLの方が圧倒的に流行ってるって」
「Dota2やないかい」
「あー」
「そもそもLoLと比較されるゲームという時点でDota2以外にはないのよ」
「そうやな」
「そして日本ではLoLが圧勝という現状やけども、これはただでさえCS機とスマホが優勢な日本のゲーム業界にあって、PC限定のMOBAという小さな小さなパイをLoLとDotaで分け合ってんねんから、そりゃどちらかに偏ってしまう、これはもう自然の摂理なのよ」
「せやなー」
「だからこそ、これを解消するにはそもそものパイであるところの、PCゲームユーザーとか、MOBA好きなゲーマーとか、そういうところを上手く増やしていかなアカンのよ」
「そやねんそやねん」

「ほんならもうDota2で決まりやないの」
「でも分かれへんねん」
「いいや分からんことない、おかんがハマってるゲームはDota2やって」
「でもオカンが言うには」
「なによ」
「Dota2ではないって言うねん」
「ほなDota2ちゃうやないかい!」
「うん」
「オカンがDota2ではないと言うんやから、Dota2ちゃうがな」
「そやねん」
「先言えよ」
「あー」
「俺が日本語化MODの紹介してるときどう思ってたんや」
「申し訳ないよだから」

「しかしホンマに分からへんがなこれ、どうなってんねんもう」
「でオトンが言うにはな」
「オトン?」
「ポケモンGOちゃうか、って」
「いや絶対ちゃうやろ、もうええわ」
「どうもありがとうございましたー」

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