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免許合宿day2「こんなところで花火大会」

7:15
約束通りの時間に起床。二人揃って寝起きは良 悪くないため、手間が省けて助かる。とりあえず最低限の支度をして食堂へ。

7:30
朝食は鶏肉と豆腐を煮た名もなき料理だった。さすがに朝なので、二人ともご飯は普通。話題は小学校の頃の給食の話になった。あの頃のKenはのりたまが嫌いだったらしい。せーの、そんな奴いてたまるか!(ノーギャラでマシンガンズに登場してもらった)

8:15
教習所へ向かう支度をしながら、暇だったのでKenにサイコパステストを出した。というのもKenはときどきサイコパスじみた行動をすることがあるからだ。「あなたは友人から金を借りている。しかしいつまでたっても全額返済しない。一体なぜ?」この問題、サイコパスの答えは「お金を借りていない」らしい。サイコパスというよりただのめんどくさい奴という感じもするが、Kenの回答はまったくの凡人だった。チッ、何だよ。

9:35
教習所に着くと、まずは空きコマから。昨日と同じ部屋でオンライン授業を受けた。またそこに喪服姉妹もいて、今日は二人揃って白い服を着ていた。改名してカレーうどん激弱姉妹と名付けてやろうか。

12:00
ひとつのオンライン授業とひとつの実技授業を終えて、ランチタイム。用意されている教習所のお弁当は、今日もメニューが微妙。Kenが野菜炒めを苦しそうに食べていた。お前、その感じで野菜苦手なんかい。さらに、あろうことかキムチを残していた。お前、その感じで辛いもの苦手なんかい。

16:00
今回の実技は左折の練習。今までのカーブよりも急なため、ハンドルをより大きく切る必要がある。慣れてくれば曲がることはできるのだが、問題は縁石に寄せること。これが運転席からは見えない。もう少し寄ったら縁石に当たってしまうのではないか…とビクビクしながら端に寄せる。意外に、近づけても縁石に乗り上げることはなかった。教官いわく「車って案外小さいんだよ」とのこと。こう語る教官は夕陽に照らされて、少しかっこよく見えた。

17:50
昨日から、近くの川で花火大会がおこなわれるという情報をあちこちで聞いていた。しかもかなり規模が大きいらしい。我々も行かない手はなく、一度宿舎に戻ってから歩いて川に向かった。距離にして3.5kmくらい、30分ほど歩いていった。道端には同じく花火大会へ向かうと思われるカップルがちらほら。こんな華やかな道にいて、私とKenは路上の標識を見つけては「あれは一時停止!」だの「あれは案内標識!」だのと騒いだ。こんな華やかな道にいて。

18:30
花火が始まるまで時間があったので、屋台で飯を買うことにした。長蛇の列に並んで手に入れた焼きそば(600円)とから揚げ(600円)。値段が少し高いと感じるかもしれないが、量がものすごいたくさん入っていて、変にケチることもしていなかった。むしろコスパが良い気がする。Kenは「群馬の物価だから」と言っていた。そんな東南アジアみたいな感覚で言わないで。

19:00
いよいよ花火が始まる。とんでもない人の波にもまれながら場所を探した末に、我々はちょっとした土手の上の、河川敷を見渡せるベストスポットを見つけた。Kenはしきりに「隅田川の花火大会に比べたら」「こいつらは隅田川の地獄を知らない」などと大きな声で言っていた。東京マウント。これが群馬県民に聞こえたらどうするんだ。やっぱりKenはサイコパスだった。

19:15
たーまやー!かーぎやー!(叫んではない)

普通に隅田川よりすごかった


19:45
会場内に誰かが飛ばしたドローンが花火の邪魔をしたとのことで、一時的に中断になった。誰だよ本当にやめてくれ。ちゃんとドローンの持ち主を突き止めてほしいが、そううまくはいかないんだろうな。「犯人はこの中にいる!」とは言っても、さすがに母数がデカすぎる。

20:50
何とか徒歩で戻ってきて、帰りがけにベルクへ。私は桃味の三ツ矢サイダーを買い、Kenはメイドインベルクの紅茶を買った。そういえば帰りに、Kenの炭酸嫌いが発覚した。お前、その感じで炭酸苦手なんかい。

24:00
消灯!免許合宿なのに、何だか楽しい日だった。

追記:そういや今日も「スペースの女」さん二人と話していた。二人いたので「スペースの女スカーレット」さん、「スペースの女バイオレット」さんと名付けることにする。

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