何かの映画を思わせる会議室の画面から始まる計画は、とても見事に虚構とリアルを対比させる。「誰も待ってないかもしれないけど」から、前半と同じく現実とリンクしたまま続く後半の展開、そして中心でありながら全てが他人事であった彼らの立ち位置を含め、幾重にも重なった物語として完成している。

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