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野菜市場価格予測【2022年12月】

野菜の2022年12月の月間平均単価を気象データをもとに予測します。品目は「ブロッコリー」,「レタス」・「キャベツ」・「ほうれんそう」・「なす」・「きゅうり」です。

※1 過去(11月まで実績)と将来(12月の予報)の気象データを使用して機械的予測を行います。

※2 予測する価格は農林水産省の発表する青果物卸売市場調査の主要卸売市場計の価格です。小売価格とは異なります。

※3 予測するのは月平均値です。

※11月下旬の実績集計結果は公開日現在では出ていません。

①ブロッコリー

12月平均単価予測値:287円/kg
11月上旬は10月からの高値を引きずっていましたが、後半にかけて急下降しています。11月後半はかなり気温が高く、生育速度が速くなったことで、出荷量が増えたことが影響しています。
11月以降は産地が西日本に移ってきます。この先はこちらの気象条件が関わってきます。

②レタス

12月平均単価予測値:163円/kg
ブロッコリー同様の動きです。11月上旬に上値のピークを迎え、その後急落、11月末には120円台まで行っています。レタスはより生育期間が短いので、高温の影響を大きく受けています。

③キャベツ

12月平均予測単価:71円/kg
ブロッコリーとレタスの動きと同様です。

④ほうれんそう

11月平均予測単価:451円/kg
10月から11月は気温が低い方を好むホウレンソウの産地が入れ替わってくるところです。価格の変化は大きいですがかなり良好に価格予測ができています。

⑤なす

12月平均予測単価:416円/kg
10月~11月は露地栽培からハウス栽培への切り替わりの時期で、例年価格は上昇していきます。今年は価格の上昇が10月からと早かったのは、9月の台風の影響だと思われます。

⑥きゅうり

12月平均予測単価:428円/kg
11月はいったんハウス栽培に切り替わって上昇していた価格が下落しました。これはハウス栽培主力の西日本で日照時間が長かったことににょり成長が進んだことが影響していると思われます。


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