アド街が教えてくれた墨田区のひやむぎ専門店に行く
アド街の「美味しい墨田区」回を見た時に気になったお店の一つ、
ひやむぎ専門店が錦糸町にあります。
今の住まいからは徒歩20分。そのうち行こうと決めていました。
部屋は片付いてないものの、引っ越し自体は落ち着いて、休日の日曜、同居の人と行くことにしました。日曜は混雑するかと思って、12時オープンということで12時少し前に行ってみると、この注意書き。
この注意書きを見てネットで予約しようとしたものの、もう昼の予約はできない様子。13時前に来ることを決めて、一度、店の前から離れて、錦糸公園に河津桜を見に行きました。
再来訪は、12時45分。
はい。おとなしく待つことにします。
狸の前で15分ほど待ちました。
合い盛りとセットと合わせると2千円くらいかぁ。それならランチコースのほうがお得かな。
結局、前のお客さんが出るのを待って、13時に入店。5席ほどですが、隣とのスペースも広く、狭い感じではありません。ジャズ?の流れる店内。
飲むつもりはありませんでしたが、故郷佐賀の酒を見つけて「花笑」を注文。ジャケ買いしたそうです。佐賀でよくある甘い香りの日本酒を冷やで供されます。甘い香りが強いお酒は、常温に近いと香りが強すぎて、料理を選びます。食前から飲み始めるのに、ちょうどいい冷たさと香り。
コースの一品目は、最初は、スジのもつ煮です。すごくやわらかいけど、箸でほどけるほどじゃない。
続いて、おつまみ3種盛り。
左から、油揚げ、フワ(牛の肺)の刺身、梅たくあん。梅たくあんは、こちらのものかな。
コースのお客さんには、店主から、簡単な料理の説明があります。ワンオペで忙しそうですが、言葉は丁寧で、せわしない感じはありません。常連さんにでもなったかのような気軽な感じで接してくれます。初見の相手にこんなふうに話しかけられる大人になりたかった。たぶん、コミュニケーションが苦手な人も嫌じゃない程度の気安さです。
天ぷら3種盛合せ。
左から、ズッキーニ、まいたけ、なす。こちらは塩でいただきます。
すぐに無くなった日本酒の次は、ジンソーダ。
飲み過ぎないようにチビチビと飲むことにします。
香りが強く、芋っぽさがしっかりあります。ソーダだから香りますが、一緒に供されたグラスの奥の皿はジンの原液。鼻を近づけても、何の香りもしませんが、、、舐めるとすごく香ります。
料理よりもお酒の説明が長いです。もし、お酒が飲める日、時間が許すなら頼んでみるといいでしょう。好きなお酒を見つける機会になるかもしれません。
スジハラミ(豚肉の横隔膜)の天ぷらは、皿の左下の味噌でいただきます。
ほろほろと解ける肉。味噌が小さいせいで、味噌を感じながら、ゆっくり食みます。私は、歯に詰まりやすい口の中の構造をしていますが、がっちり詰まることもなく、ほろほろと解けます。
そして、冷や麦ですよ。まずは温かい「かけ」から。
平たい麺。うどんときしめんの間くらいだそうです。
そして、冷たい「せいろ」です。
つるつるした表面、もちもちしています。お蕎麦のように啜りましたが、もうちょい噛んでもよかったのかな。
ネギもいいです。お蕎麦屋さんでもそうだけど、ネギがまずい店はダメです(うまい必要はない)。ダメな店は、水がまずいのか、ネギを放置し過ぎたのか、水臭い感じのネギを出してきますよね。ひやむぎを啜って、味変する時にちょっとかじるのにいいです。
味の違いを見るために乾麺の冷麦を茹でたものが供されます。冷や麦自体を食べる習慣の人が多くないので、一般家庭で食べる冷や麦がどんな感じか知るために、だそうです。
最後に、テーブルに置いてあった割り湯で、つゆをいただきます。
コースとしてゆっくり供されたので、お腹も満足です。いつもは食後1時間くらいで、小腹が空くような体質ですが、夕方までしっかり食事した感じがありました。
お酒を入れて、二人で6,150円。 え、高い? 蕎麦屋で飲むことを考えるとそこまで… 高くないかもしれません。もっとがっつり飲んで、つまんだとしても8,000円以内なら、蕎麦屋で飲むよりはいいかもしれません。蕎麦屋でダラダラと楽しむと大変な目に合うので…。もし、お酒抜きで、しっかり食事するなら、冷や麦とご飯ものを注文して、1,500円から2,000円程度でしょうか。
お会計の時、「この後飲み歩きですか?」と言われたからではありませんが、(それもいいなぁ)と思ったばっかりに、コンビニで買った翠のジンソーダを片手に、隅田川まで散歩してしまいました。今日はいろいろ終えての休日なんで、それでもいいんです。入店から約1時間、楽しい時間を過ごしました。ありがとうございました。
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