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Pairsを退会しました。

Pairsを退会した。
Pairsには、今年、2021年の頭に改めて参加をした。

実は、2019年末に一度参加している。
離婚が成立する直前の時期だ。この時はアプリを使い始めて早々にいい人と出会えて、さぁ会おうか、というタイミングで強制退会させられた。

会おうとしていた人とは別に、並行してメッセージのやりとりをしていた相手に、結婚していること(でもすぐ別れること)を正直に伝えたところ、規約違反だ、と運営に通報され、説明の機会もなく、強制退会となった。もう少し待ってくれれば、書類上でも証明もできたのに、説明の機会も与えてくれないとは! と憤った。

結婚してるんだから当然でしょ、と思われる方もいるかもしれないが、離婚の手続きに移行している夫婦がラブラブなわけないだろう。とっくに破綻した同居者がいるというだけで、パートナーを探せないのもひどい話だ、と今でも思う。じゃあ既婚者が浮気相手を探している場合とどう区別するんだ、ということもあるので、運営の全てを否定はできない、

あ、運営を批判したい話じゃないです。長くなってしまった。


強制退会させられた後、コロナウイルスが蔓延し始めた。
コロナ禍に新たな出会いの場はなかった。新しい出会いはもちろん、そもそも仲のいい同性の友達とも会わないのに、これまで知り合いや友達だった女性が急に恋愛相手に変化することもない。

結局、運営に不信もあったけど、まじめな交際相手に出会いたく、Pairsを再度使うことにした。

いい人の目星をつけて、マッチングして、数回のトークの後、会ってごはんでも食べましょう、なーんてことにはならない。

いろんな人の顔写真やプロフィールをクローリングする。何度も顔写真やプロフィールを見返して、この人なら、と思う人に、いいね! をする。数件に一回、相手から、いいね! がつく。これでマッチングが成立する。
(知らない相手から、先に、いいね! がつくことはほぼありませんでした)

ここからのやりとりも非常に面倒だ。
何でもない話から始めて、少しずつ相手を探る質問をして共通点を探していく。お互いにいいね! しておきながら、どこか気に入らないと会話に消極的になるし、誰にでも通じる話(最近の天気、毎日のコロナの状況)が続くと、どちらからともなくフェードアウトしたり、つまんないと思われて、急にブロックされたりもする。
(これはすごく傷つく)

もちろん、性急に相手のことを探っても、同じ結果になる。メッセージが返ってこなくなったり、ブロックされたりする。
(やっぱりすごく傷つく)

頻繁に傷つき、まだ興味を持ち切れていない相手に、今日は何をメッセージしよう、なんて考える日々を過ごしつつ、繰り返しメッセージのやりとりができる相手が出てくる。これでようやく「会いましょうか?」となる。

しかし、コロナ下。ここにもハードルがある。
まだワクチン接種が広がる前、医療関係の方とは食事は無しで、というところからスタートした。食事もせずに、しかも、お酒の力も借りずにどうやって会話ができるんだろう。
(そもそもお店でお酒を出すところはほとんどないので、酒の力は借りれない)

せっかくテキスト上で会話ができるようになったのに、お散歩だけして、会話も途切れ途切れ。その後はフェードアウトされたり、ブロックされて、終了してしまう。

いいね! したのが100件、マッチングするのが、20件、会話が続くのが、5件、実際に会うのが、1件、その1件が一回のデートで消え去ってしまうのだ。こんな報われないことがあるだろうか。

計画的に進めてうまくいっている人がいることも知っている。
いいね! やメッセージする相手に目標数を設定したり、とにかく会う数を優先して、次々に評価して、相手をバッサバッサと切り捨てる人もいる。

そんな進め方ができる人間なら、マッチングアプリなんか使わない。やはり、自分に自信がなく、大事な場面でコミュ障を発揮してしまう自分を知っているから、出会いとお付き合いまでの流れをサポートしてほしいから、アプリを使うのだ。

そんな傷つくやりとりを半年くらいして、ようやく退会することになった。並行してやりとりをしていた相手に、お別れのメッセージをして、退会をした。まだ気持ちの整理ができていないから詳細には書けないけど、最後には、女性を傷つけるようなこともあった。人生にモテ期がなかった私には、これまでなかった経験だ。悲しい、苦しい、と同時に不思議な経験だった。

これからどうなるかはもちろんわからない。
浮かれてる気持ちもあるけど、10年一緒に住んだ人と別れる経験をしているから、別れるきっかけや、うまくいかなくなる理由なんて、山のように頭に浮かぶ。

だから退会できてよかった、というより、知らない女性との苦しくて面倒なやりとりはもうしたくないなぁ、なんてことを忘れたくなくて、朝からこんなことを書いている。

朝はギリギリまで寝て過ごしたい人だったけど、今朝は近所を散歩してからこれを書いている。夏でも早朝はすがすがしく歩くことができる。そんなことを教えてくれた相手とこれからの時間を大事にしていこうと思っている。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。