学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話(文庫特別版)を読んで

映画「ビリギャル」の基になった話がこの書籍になります。
話はビリギャル主人公視点ではなく、塾長である坪田さんからの第三者目線になります。

時はビリギャルのさやかちゃんが高校2年の夏休み前から始まります。
見た目は金髪に化粧をしたギャルそのもの、さらに偏差値は30は校内でもぶっちぎりの最下位という、まさにバカそのものでした。
当然学校の先生にも見限られ、クラスも頭のいいクラスではない。また、さやかちゃんの学校は中学から大学までエスカレーター式の学校であるため、勉強なんかしなくてもある程度の将来は約束されている、、、
さやかちゃんも大多数に漏れることなく、内部進学して適当な会社に就職、結婚し出産と考えており、慶応大学に行くなんてこれっぽっちも考えておりませんでした。
しかし、このままでいいのかという自分自身の問いに対し、ああちゃん(さやかちゃんのお母さん)の勧めで坪田さんと会うことにより、卒業までの1年半、自分自身の生き方を見直していきます。

最初の頃は中学2年レベルだったさやかちゃんが、どのようにして慶応大学レベルにまで成長したのか、坪田さんの指導力や指導を通じながら家庭環境にも切り込んでいるこの本は、年頃のご家庭を持つ親御さんにもおススメしたくなる物語でした。
ビリギャル本人の「さやかちゃん」
自分の過去経験を踏まえ、強い芯をもっているさやかちゃんの母親「ああちゃん」
最初は協力的ではなかったものの、さやかちゃんの姿勢に感化されていく「パパさん」。

今回、お話には出てこなかったさやかちゃんの弟くんや妹さんのお話も非常に気になる内容でした!


紹介文献
・学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話(文庫特別版)
 坪田信貴 角川文庫 2015年

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