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5年後の株式会社バルクオム

ぼくには夢がある。世界一のブランドをつくることだ。

ゼロからプロダクトを創造し、狙って世界一のシェアを獲得することは、並大抵の組織ではできない。

BULK HOMMEを発売してから、ずっと「デジタルマーケティング」と「ブランド」について考えながら経営してきたが、最近は「組織」についてもビジョンを持たなければならないと感じるようになった。

ぼくは、バルクオム(法人格を指す場合はカナ表記、ブランドを指す場合はアルファベット表記を使い分ける)をリスクテイクできるスペシャリスト集団にしたいと思っている。

「スペシャリスト」は比較的イメージがつきやすいと思う。弊社で活躍できるスペシャリストは、マーケティングを極めていたり、芸術レベルのアウトプットを生むアートディレクターであったり、事業成長の限界を広げるファイナンスのプロであったり、かなり特定しやすいが、これから高速で世界レベルのブランドカンパニー目指すにはそれだけでは足りない。

「リスクテイクができる」ということは、レバレッジを効かせて成果を生み出せるということであり、また、デンジャラス(リターンがないただの危険)を見抜くことができるという意味でもある。

ぼくのイメージでは、5年後のバルクオムは少数精鋭かつ高待遇であるがゆえに、「バルクオムで活躍した」というキャリアもプラチナチケット化する。年に何度か予想を裏切るようなビッグプロジェクトがリリースされ、世界中からスペシャリストが集まり、果敢に挑戦しつづけられるカルチャーが宿っている、そんな会社をつくりたい。


現在のバルクオムからは少々ジャンプアップした目標ではあるものの、少しずつそんなビジョンに向かって近づいていると言える実績も出てきた。


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2013年入社の西村さん。美容師、メイクアップアーティスト、化粧品販売と経験し美容領域のキャリアを深めてきたものの、当時(月商50万円くらいだった)バルクオムに入社したときはバーテンダーとの掛け持ちだったという変わり者。いまでは、ぼくがもっとも信頼しているビジネスパートナーのひとりであり、我々のすべての起点となるプロダクトの開発に心血を注いでくれている。いま発売しているもののほとんどは、ぼくと西村さんが二人三脚で生み出してきたものだ。
製品開発は希少なポジションのため比較しづらい。しかし、おそらく弊社の洗顔料と洗顔ネットは国内ナンバーワンのシェアを獲得しているはずだし、最近では国際的なアワードを複数獲得したことも考えると、紛れもなく一流のスペシャリストになってくれた人物だ。


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2020年入社のアキンツジョエさん。ハーバード大学卒業後、日本のアパレル最大手に勤めるも、大企業がゆえのスピード感に欠ける環境に疑問を持ち「もう一社だけ、スタートアップを経験してみて合わなければ日本を離れよう」と考え入社。現在、海外6ヵ国のディストリビューターと商談を進めつつマーケティングプランのローカライズを担当している。弊社の海外展開はまだまだこれからであるが、恐れずにリスクテイクし、グローバルマーケティングのスペシャリストになってほしいと思っている。


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2017年入社の谷口さん。ぼく以外で最初の取締役としてオファーを出した。「コーポレート業務は一切おまかせしたい」という期待値を伝えると、ジョインした瞬間から獅子奮迅の働きぶりを見せ、まさに経営の一部を担ってくれていると感じる。彼はなにを相談しても「できない」と言わないプロフェッショナリズムの持ち主である。少々話が逸れるが、ぼくは社員は役務責任を果たせばよい役員は結果責任であり言い訳ができないこと、そして時折ウルトラCと呼べる成果を出すことを求めている。経営に参加するとは、そういうことだと思う。


バルクオムはまだ社員数30名ほどの規模であり、オーナーシップを持って能力を発揮できる余地はまだまだ広がっている。

いずれAppleやP&Gと採用を競い合う企業になる。簡単なことではないが、幸い、ぼくはこの仕事にあと30年以上の時間をかけられる。強く執念を持ち、かならず実現したいと思う。

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