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立教大学、日本初の AIに特化した大学院 人工知能科学研究科を2020年4月に開設- 日刊のぐりゅうAIニュース#11

「すべてのビジネスはAIと共に!」をモットーにしています のぐりゅう(野口竜司)です。さて、本日は大学関連のAIニュースをお届けします。
photo by 人見淳

1月22日(火)の記事はこちら。

立教大学、日本初! AIに特化した大学院 人工知能科学研究科を2020年4月に開設

本学が開設する人工知能科学研究科は、機械学習やディープラーニング(深層学習)を中心としたAI領域について学習・研究できるカリキュラムの設置や文理融合型プロジェクトを推進し、各界を代表する企業等との産学連携による社会実装にも積極的に取り組む環境を設けます。

立教大学が日本初となる機械学習・ディープラーニングに特化した大学院の設立を発表しました。着目すべきは「文理融合」型を明言し、カリキュラムやプロジェクトを文系・理系の両側からアプローチするところでしょう。

輩出する人材のモデルは、以下の4タイプ。この人材モデルからも理系だけに偏らない、実態にあったニーズを汲み取る意志が感じ取れます。

AIサイエンティスト
機械学習の数理モデルを深く理解し、高度な情報科学や統計学の知識を持ち、論文から最新のAI技術を実装できる力を育成。先端的な機械学習モデルを主導できる人材を目指します。

AIエンジニア
エンジニアやプログラマー経験のある社会人が、AI関連技術と既存技術と合わせて発展的に生かす力を育成。既存のAI技術をソフトウェアで実装でき、実データに対して機械学習の応用ができる人材を目指します。

AIプランナー
基礎的なAI関連知識を有し、業務活用を企画できる力を育成。ソフトウェア実装を経験し、エンジニアやプログラマーとコミュニケーションできる人材を目指します。

AIプロデューサー
ビジネス経験の豊富な社会人が、幅広く、そして深いAI関連の知識や技術を身に付けます。それらを生かして製品開発やサービスの企画立案を主導できる人材を目指します。

特に、AIプランナーとAIプロデューサーの存在は重要です。GoogleやAmazonといったプラットフォマーがAI技術をオープンにしていくなかで、テクノロジーを理解しながらもビジネス・組織・社会・顧客などの様々な側面からAIのあり方を捉えるチカラが求められる時代に入っていることを考えると、この文系よりのAIプランナーとAIプロデューサーを量産させることが重要となるのです。

タイトル画像は京都フォトグラファーの人見淳氏からご提供いただきました。

AI活用エヴンジェリスト 野口竜司(のぐりゅう)

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