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【伝福連携③】障がい者と伝統工芸品の相性

「伝福連携」は障がい者が伝統工芸品の職人として活躍することを目指した活動です。

そもそも障がい者は職人に向いているのでしょうか。

職人に必要な特性とは

まず、伝統工芸品の職人に必要な特性を考えてみましょう。

職人の仕事は手先を使って何かを作るのが主な作業になるので、人一倍手先が器用なことが求められる。。。。。。のでしょうか。

とある伝統工芸士は、自分自身は必ずしも器用ではないからだれでもできるとおっしゃいました。

誰でもできるというのは謙遜だと思いますが、私の少々の経験からも際立った手先の器用さが必要とは限らないと思います。
ただし不器用な方は苦労すると思いますので、人並みの器用さはあったほうがいいでしょう。

ほかに大切なのはどのような特性なのでしょうか。

職人として一人前の技術を身に付けるのには年単位を覚悟しなければなりません。
一朝一夕に身に付かない技術の習得のために根気強く練習を続けられる性格が求められます。
体で覚えるためには一回やっただけでは身に付かないことも多く、何回も繰り返して経験を積むために時間がかかることが多いのです。
また、天然の材料を扱うことが多く、一点一点微妙に特性が違ったり温度や湿度によって調整や加減をする必要も出てくることもありその意味でも繰り返しの経験が必要でです。
これは季節のはっきりした日本ならではかもしれません。

また、別の80歳代の職人さんは、技術を習得した後も同じことをひたすら続けても苦にならない性格が向いているとおっしゃいます。

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障がい者の特性

では、「障がい者」とはどのような人達なのでしょうか。

障害は3つに大別されます。

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各障害はさらに細かな種類と程度がありますので、障がい者と言っても人それぞれで大くくりでは語れません。

例えば、手がない方が手で道具を扱うことを前提とした作業をやろうとしてもそれは向いていないと言わざるを得ません。

しかし、職人に求められる特性は多くの場合障害とは関係なく、障がい者だから職人に向いているとか向いていないとは言えません。

ひとりひとりが職人向きかどうかを見極める必要があると思います。

障害福祉サービスと伝統工芸品

実は、障害福祉サービスの活動のを見ると、障がい者がもくもくと作業をしていることが多いのです。
パンやクッキーを焼いたりボールペンを袋に入れたりといった作業を、伝統工芸品の職人仕事に置き換えることが可能な場合も多いのではないかと思います。

特に、手先を使ったモノづくりが好きという方がいれば、是非伝統工芸品の職人を目指してみていただきたいと思います。

日本の伝統工芸品を守るというやりがいも得られますし、また、国が指定した伝統工芸品の職人として長い年月仕事をし続けることができれば、伝統工芸士になることも夢ではありません。

障害を持っていても誇りを持って仕事をすることができる一つの道ではないかと思います。

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障がい者が伝統的工芸品の職人として活躍する「伝福連携」の仕組みづくりに挑戦中です。 伝福連携はどうしたらうまくいくのか考察して皆さんにお伝えします。 本noteによって「伝福連携」に興味を持ち挑戦してくださる方が増えるとうれしいです。