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泉北高速鉄道の開業50周年を祝う会

2021年は記念すべき年です。
それは東京オリンピックの開催年でもなく、もちろんコロナで大変なことになった年、という意味でもありません。
そう2021年は、泉北高速鉄道が開業50周年を迎える年なのです。

さて、私達『泉北沿線盛上隊』は、鉄道路線に沿って地域の活性化を図る団体であり、泉北高速さん(と親しみを込めて呼びます。)と良い関係を築いて行きたいと、かねてから考えていました。

そこで、泉北高速さんの開業50周年を翌年に控えた2020年春のある日。
「そうだお誕生日会をしよう」と思い付きました。

沿線の住民から鉄道会社に『おめでとう』を送る。
正直、鉄道会社が沿線で開業○周年記念事業という企画、イベントを行っていても、沿線住民が鉄道会社を祝うという企画は聞いたこともない。
「果たしてどのようなイベントになるのか?」不安を抱えながらも、そのイメージを周りの人に伝えてみると、「それ良い!」「楽しそう!!」意外と好評価。

これ案外いけるんじゃない!?

確かに私は泉北沿線盛上隊の隊長であると同時に泉北高速鉄道の社員です。
だから、「泉北高速のお誕生日イベント」なんて言ったところで、自作自演めいたところは否めない。
けど、そうやって先頭に立って旗を振れば、たくさんの仲間が集まってくれる。
そして集まってくれる仲間は紛れもなく自らの意志で「泉北高速の50周年を祝いたい」と思ってくれた沿線住民に間違いないんだ。

そう、これは、泉北の未来のため、鉄道会社と沿線地域が一体となって地域育成に取り組む。その大きな目標に向けた小さな第1歩となるだろう。
(大袈裟!!)

そうとなれば迷うことなどない。
私は、早速上司に相談して、地域住民のなかに賛同して協力してくれる人がいることを伝えると、上司もすぐに担当部署へと繋いでくれた。
いつもは制服で行く(とはいえ年に一度行くか行かないかの)本社に背広でいくと、担当となるNさんが会議室に招いてくれて、そこで趣意書企画書を手渡すと、熱心に目を通したあと、「面白そうですね」と笑ってくれました。

当初、会社に提示した企画書には10個の企画を提案していました。

おめでとう!泉北50!_1

おめでとう!泉北50!_2

おめでとう!泉北50!_3

しかし、そうして準備を進める中で、コロナ禍が深刻化、お祝いイベントも規模を縮小せざるおえなくなりました。
そうして、進捗状況や開催のしやすさなどを考えて、残ったのは3つの企画。
①せんぼくんの手作りグッズの制作と販売。
②せんぼくんのスマートボール
③せんぼくんの置き時計制作ワークショップ


以上の企画に絞って注力することにしました。
規模は小さくなったけどその分クオリティーは上がるはず。

そうと決まれば早速メンバー募集。

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せんぼくんの手作りグッズの手作りは、趣旨を周知するとともに商用利用や乱用を避けるため紹介制として、まずは手芸や工芸などを趣味としている人を知っていそうなキーマンにお声掛けして、2020年10月3日に1回目のミーティングを行いました。

 そうした打合せを続けていくうちに、メンバーの中から「ウォークラリーをしよう!」という意見が出て、企画が一つ増えました!!

 ただ今回は泉北沿線盛上隊だけのイベントではありません。
泉北高速さんに迷惑のかからないように配慮しながら、細やかに報連相をこなしていきます。

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何度か泉北高速さんのイベントなどを担当する経営企画課の人と細やかに相談、打合せを繰り返していきます。
そうしているうちに、「せっかくなので会社で企画している泉北高速鉄道の50周年企画『泉北サンクスfestival』にブースを構えませんか?」とご提案いただきました。

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 元々この企画では泉北沿線盛上隊だけでいずみがおか広場を借り切って行う予定でしたが、あの広さを泉北沿線盛上隊だけで埋めることができるのか?貸し切るだけの費用を工面できるのか?さまざまな問題があったのですが、これで多くの問題が解決できそうです。

 『泉北サンクスFestival』の開催日は5月1日。
泉北高速鉄道の開業50周年を祝う会の開催日も決まって、いよいよプロジェクトは本格始動となりました。

 まだまだメンバーの少ない泉北沿線盛上隊で4つの企画を回す。
メンバーはいくつも役割を掛け持ちして、目の回るような日々を駆け抜けていきました。

 徐々に数が増えていく手作りせんぼくんグッズ。

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ウォークラリーのためのQRコード作成。

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スマートボールの製作。

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(スマートボール盤面の絵を描いて下さった東百舌鳥高校美術部の皆さん)

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時計キットの購入手配。

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 そうして準備を進めていたのですが、その間にも広がっていくコロナ感染。
そして残念なことに『泉北サンクスFestival』は中止となってしました。

 しかし、私たちの「泉北高速の開業50周年をお祝いしたい」との気持ちは消えません。
代わりに見つけた『いずみがおか広場つながるDAYS』

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 いずみがおか広場で開催されるこのイベントなら少しの費用でブース参加できることができます。
「泉北高速鉄道の開業50周年をお祝いしたい」という主旨は少し伝わりにくくなりますが、そこは仕方ありません。
『いずみがおか広場つながるDAYS』の開催日は7月の第1週第2週の週末。
そのうちの7月4日にブースを構えることとなり、新たなゴールの出来上がりです。

 新しいゴールに向けて進行する企画。
やってもやっても終わらない仕事の数々。
その仕事を一つ一つ確実にこなしていくと、気が付くとつながるDAYSは6時間後に迫っていました。

 ギリギリのギリギリまで準備に追われて、忘れ物の無いように荷物を車に詰め込めば、いよいよ『泉北高速鉄道の開業50周年を祝う会』の開催です。

 事前に地域のコミュニティー誌に記事を掲載して貰った祝う会のブースは大盛況。

泉北コミュニティー 盛上隊掲載


ブース設営の準備に追われているうちにイベント開始の時間が来て、てんてこ舞いのうちにお客さんが押し寄せてきました。

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 あっという間に売れていく手作りせんぼくんグッズ。
次から次に子供たちがやってくるスマートボール。
暑さのせいかウォークラリーの方は参加者が少なかったですが、それでも何人もの人が地図を片手に緑道に歩き出しています。
そして、置き時計作りワークショップは忙しすぎて開催を断念。
やはり人手が足りません。。。

 そんなこんなであっという間に時間は過ぎ去って、気が付けばイベント終了の時間。
たくさんの人に楽しんで貰えた「泉北高速鉄道の開業50周年を祝う会」となりました。


 しかし、お話はこれで終わりではありません。
この「泉北高速鉄道の開業50周年を祝う会」は、泉北高速鉄道の50歳のお誕生日会をイメージした企画。

『お誕生日会といえば、プレゼントですよね。』

 ということで手作りせんぼくんグッズの中でも一番出来の良かった「せんぼくんマグカップ」を泉北高速さんにプレゼントすることにしました。

 事前に泉北高速さんにお伝えすると、運輸部の部長さん課長さんが受け取ってくれることとなりました。
そうして泉北高速さんの本社にお邪魔してご挨拶。

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渡したカップは「これは可愛いなぁ」と喜んで受け取って頂きました。

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そしてお話が落ち着いたところで、改めまして「開業50周年、おめでとうございます。」と一礼。
一緒にプレゼントに同行してくれたメンバーも「直接、こうしてお祝いを言えたのはとても嬉しい」と大満足してくれました。

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 今回、この「泉北高速鉄道の開業50周年を祝う会」は泉北高速の社員でもある私が旗を振り、僅か十数人のメンバーでお祝いをした小さな企画でしたが、次の「泉北高速鉄道の開業100周年を祝う会」では、本当に泉北沿線の住民全体で泉北高速の開業100周年をお祝いする。
そんな鉄道会社と沿線住民との関係性を築いて、それを実現できる泉北沿線盛上隊でありたいと願っています。
目標はとっても大きいものですが、皆さんのご理解ご協力があれば必ず実現できると思います。

 そんな泉北沿線盛上隊ではありますが、これからも皆さん応援よろしくお願いします。

そして、「一緒に泉北沿線を盛り上げたい!!」と感じた方がいらっしゃれば、いつでもお声掛け下さい。
泉北沿線盛上隊は、随時メンバー募集中です!!!

 

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