都営新宿線沿線膝栗毛 十一編:神保町~曙橋の巻 2024.2.24
連休唯一の晴れ予報、行くなら今日しかない。
神保町駅からスタート。
来月埼玉県で開催される、坂口尚「アカンベェ一休」展のチラシが神田古書センターの2階にある夢野書店に置いてある情報を掴んだので貰いに行く。
ここは昔の漫画を中心に取り扱っている店。
ジャンプ世代なので色々気になるものだらけだったが、西部劇のメンコが200円だったので思わず購入。
西部劇も好きなので結構本数見たが、この俳優は誰なのかわからず…チラシはラスト一枚だった。
集英社の神保町3丁目ビルは平日限定だが、1Fが入場無料のギャラリーになっている。
今日は入れないけど、入口付近に何かしら展示されてると思うから寄ってみたら、何も展示されていない…ジャンプ感ゼロ。
というか、休みということもあってか、ビルがもぬけの殻状態に見えた。
キンシオことキン・シオタニ氏製作の社名プレートを見に行く。
チバテレビでやっていた『キンシオ』という番組が僕が散歩をするきっかけのひとつ。ちなみに今のお気に入り番組はBS朝日の『ウォーキングのひむ太郎』。
富双ゴムという会社で、ビルの入り口にまごうことなきキンシオの画風が出迎えてる。
九段下エリアへ。
九段下駅をチェックし、築土神社のある中坂を上り、日本基督教団九段教会と九段ハウスを見に行く。
すぐ近くに駐日フィリピン大使公邸があり、この建物はかつてオノ・ヨーコさんが住んでいたとか。
安田財閥の家系なんですよね、オノ・ヨーコさん…
この周辺は学校が多く、どの学校も頭が良さそうに見える。
二合半坂の下に東京ルーテルセンター教会がある。白壁が南欧を思わせるが、ドイツ表現派風らしい。
全体像が撮れないのが悔やまれるが素敵な建物。
前の膝栗毛でも訪れた名もなき急坂を上り、富士見坂を下りると、これまた前回の外堀膝栗毛で訪れた外濠公園に出る。
ここは都内のお気に入りスポットのひとつ。今日は歩いている人は少ないが、桜並木なので桜の時期は賑わいそうだ。
市ヶ谷駅をチェック。フィッシュセンターもいつかは行ってみたい。
番町エリアにある内田百閒先生の旧居、三畳御殿跡地の看板をチェック。
写真に撮ってあとで読もうとしたが、そもそも字が薄くなってて読めない…
百間作品は短編と阿房列車くらいしか読んでないが結構癖のある人物。
途中、道界と書かれたプレートがあり気になって調べてみたら市道と私有地の境を表しているとのこと。なるほど。
新宿通り(甲州街道)に出て心法寺へ。
ここの庚申塔は千代田区の指定文化財にも指定されている。ディティールのしっかりした庚申塔だ。
四ツ谷駅の手前、四谷見附跡のあるところが千代田区と新宿区の区境。
ついに新宿区まで来た。
しんみち通りを軽く通り、ジャズ喫茶いーぐる(行きたいが入りづらい)の場所を確認し、東京三大たい焼きの『わかば』へ。
並んでも買う覚悟でいたけど、行列の最後尾に3時間待ちの看板!
並んでいる人は多かったが、この人数なら3時間もかからない気がするけど…でもお店がそう言っていることだしキッパリあきらめる。
西念寺で服部半蔵のお墓参り。
つづいてはアニメ映画『君の名は。』で有名になった須賀神社。
やはりというか、外国人観光客が何組かいた。
神社周辺は閑静な住宅地。
近くには、四谷怪談で有名な「お岩さん」を祀る陽運寺と於岩稲荷田宮神社が向かい合っている。
立て続けにお参りし、小銭がなくなる。
同じ通りに教会があって、今日は普段なかなか見かけない教会をよく見かける日となった。
新宿通りを横断して荒木町エリアの車力門通りを歩く。このあたりも飲み屋街。
金丸稲荷神社へお参り。まだ小銭があった。
階段を降りて四ツ谷の底、崖の下といった場所に策の池がある。
こじんまりとした池だけど、かつてはもっと大きく滝も流れていたそうで今では想像もできない。
新宿歴史博物館は次回に後回しにして曙橋駅でゴール。
四谷エリアはまだまだ見どころがありそうでまた再訪したい。
<本日の行程:9.6km>