都営新宿線沿線膝栗毛 七編:東大島~大島の巻 2023.10.14
散歩に快適な季節がやってきました。
東大島駅を降り立つと、駅前のロータリーに青龍の像が建っている。
江東区は東西南北に四神が配置されている。
国道14号膝栗毛で行った亀戸駅前公園に北の玄武があり、若洲公園にある朱雀は目の前まで行ったんだけど、フェス開催中で中に入れなかった。まあこれも行ったことにすれば、あとは豊洲にある白虎でコンプリート。
まずは江東区中川船番所資料館へ。
思った以上に大きな建物。
館内は3Fと2Fが展示場。
まずは3Fから。
エレーベーターを降りると中川番所のジオラマがお出迎え。
茨城の霞ヶ浦からここまで水路で物資を運んでいたのね。
しかし思ったよりも中が狭い…あっという間に一周。
2Fでは企画展、『震災と江東』絵葉書で見る関東大震災が開催中。
白黒の絵葉書なので不鮮明だったが、震災で瓦礫の山になった町並みの風景はあまり撮る気になれずざっと眺めるだけ。
何故か妖怪の絵も展示してあった。
あとはお約束?の昭和の家の中の再現ジオラマもあり。
2Fのフロアもあっさりと見終わってしまう。
結局、館内にいた客は僕一人だけだったな。
資料館を出ると旧中川・川の駅という休憩所があり、テラス席でお茶飲んで寛いでいる人で賑わっていた。
それを横目にグーグルマップに記載されている中川番所跡を見に行くも、ない。
諦めてぐるっと一周してまた資料館の方へ戻り、中川大橋を渡って大島小松川公園へイン。
入口の長いスロープを登り切ると、西洋のお城の門柱みたいな建造物が。
これが旧小松川閘門。
昭和5年に造られ、今はここで余生を過ごしている。
よく見ると中には歯車のようなものもある。
スーパーマリオに出てくるお城のような凸凹なレンガ?がとにかくかっこいい。
人面シーラカンスみたいなオブジェがあったが、あれはちょっと薄気味悪かったな…
公園を出て荒川方面へしばし歩くと荒川ロックゲートが見えてきた!
名前がなんか格好良くて前から気になっていた所。
思った以上にデカかった。その上まで登っていける。階段だが。
21メートルを階段で上がり見た景色は地上とあまり変わり映えしないが、満足感はめっちゃある。
風が強くて寒かったので一周して降りる。
ここが旧中川の終点地で荒川と合流している。
ふたつの川の水位の調整で閘門&ロックゲートが必要だったらしい。
平成橋からパラマウントベッドの本社を眺め、番所橋から小名木川沿いを歩く。小名木川はここから約5キロ先の深川までまっすぐに掘られた運河。ここを歩くのも新宿線膝栗毛の目的の一つ。
途中に給水塔が見えたので撮る。
宝塔寺は塩なめ地蔵で有名なお寺。
小名木川から掘り出され、塩をつけるとイボが取れる疣取り地蔵ともよばれているそうな。
小さい頃、イボが沢山できて病院でドライアイスみたいなので一つ一つ焼かれたことを思い出す。あの頃ここのお地蔵様を知っていればあんな痛い思いしないで済んだかも…
小名木川沿いは散歩コースになっていて歩きやすい。
ひたすら真っすぐ歩く。
ベンチにて休憩。麦茶飲む。
大島稲荷神社の境内に芭蕉像あり。ここで一句詠んだそうで、句碑もある。
グーグルマップに都営大島五丁目第二アパート給水塔とあり、行ってみたらそれは立派な給水塔があるじゃないですか。
あまり広くない道にポツポツとお店があり、駅が近いことを予感させたが、ここは中央銀座と呼ばれている通りだった。にしては人通りは少ないかな…
新大橋通りに出て、近くの亀出神社へ。
境内が公園になっているパターン。
ここまで5.6km。体力は残っていたが、今日はここで終了。
<本日の行程:5.6km>
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