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明るい、4時間30分サイクリング

5時に起床。疲れがあると起きてすぐに感じ、いつの間にか二度寝をしてしまっていた。7時に二度寝からの起床。早く出なければ、今日は電車ではない。薬院から北九州まで今日もチャリ。昨日、約10時間以上寝たはずなのに疲労は少しある。出発する準備をする中で、不安が大きくなる。
知らない世界を知ろうとするときも、もちろん恐いのがあるのは事実だ。
けどその知った世界が恐いものだったとしたら、もうそんな世界見たくないし、恐いものから一歩踏み出すのは知らない世界を知ることよりも残酷かもしれない。そうやって、恐れたままで、何もしなくなり、いつしか無意識に生活し始めたら、残酷なことと比にならないくらい悲しみの世界が待っている。
良い意味でも悪い意味でも、0と1は違う。だから、行きよりも帰りの方が不安が大きくなったのではないか。また自転車でサイクリングするということは殺されるとわかっておきながら、殺されるような気持になっていた。

それでも、私はミーティングをしなければならない。企画はすぐに始まるわけでもない。もともと俺抜きのミーティングだったのだし、行かなくても誰かに迷惑は掛からない。別にゆっくり出てだらだら安全に帰ることだってできる。だが、私は今日にしか三人でできないことがある。と感じた。細かく言うと、メーリスを見てそう感じた。そのメーリスは私のやりたいこととほとんど一致していた。誰も悪くない。どっちが正しいわけでもない。ただ、みんなで企画を成功したいその気持ちだけ。だから必ず、12時に帰ると宣言した。私の気持ちは、ミーティングをしなければならない→したいという気持ちに変化していた。

そうだそのために帰るんだ。もちろんバイトが15時からあるのもわかってたけどそんなものより断然ミーティングが勝った。そう思うと、ハムストリングスやお尻の筋肉痛なんかに負けてたまるかと気持ちが高鳴った。

行き道とは違い、朝だからなのか、気持ちが高鳴ってるかはわからないけど、進み具合が全く違う。
暗い行き道は私の人生みたいだ。真っ暗闇だから何をすればいいかわからない、わからないだけじゃ何にもならないから前にすすむしかなかった。ただひたすらできることをやるしかなかった。今もそうだけど。
明るいと、目の前の道だけじゃなくて遠くのみちまでずっと見れる。だから、あそこまで行こうって小さい目標が見つけやすい。
明るい帰り道は目標があった。もちろん行きのサイクリングでも目的はあったけど、帰り道の方の目標は大きな目的の中に帰ってミーティングがしたいという目標があった。比較すると規模が違う。
だから、進み具合が違う。全くと言っていいほど。何度も、しんどくて、筋肉痛が「もう動かなくていいよ」そう言っているもう一人の私がいるのもわかっていた。それでも、ペダルをこぐ。しんどいのに。そんな気分だった。

そんな気分だったからなのか、実際に明るい、暗いという物理的なのかわからないが。行き道の6時間30分の時間より2時間早い、4時間30分で北九州に帰ってきた。
良くやったよ、自分。ありがとうみんな。そしてマウンテン カット(自転車の名前)ありがとう。

みんなでつくりたい。明日も死ねん。でも、今日は眠い。寝ます。

※この写真は、今は亡き高校時代の時の相棒ブリトニーの形見です。
マウンテン カットに乗っていたらブリトニーのことを思い出して写真を撮りました。

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