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セットリストを“横に見る”・その2(櫻坂46 歴代セットリストまとめ)

 ひらがなけやき・日向坂46について同趣旨の表を作成してから半年以上が経ちましたが、櫻坂46についても作りたいなと思ってちょこちょこ作業をしていて、とりあえず完成をみましたので、公開します。

※「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-」のセットリストも含んでいます。追加公演という位置づけの東京ドーム公演にどの程度セットリストが継承されるのかは不明ですが、ネタバレを気にされる方はお気をつけください。

※修正・追加を行った場合、随時差し替えます。

(ひらがなけやき・日向坂46版はこちら↓)

■ まとめの構成について

 ひらがなけやき・日向坂46のほうでも書きましたが、「ライブ本編の縦幅を(曲数にかかわらず)同じにする」ことにこだわって作成しています。これによって、「何曲目」という変動のあるくくりではなく、「ライブの序盤/終盤」という形で、“横に見る”ことができるようになります。
 眺めていると、センターが誰とか、代打メンバーが誰とか、そういう情報が欲しくなる気持ちは出てくるんですけど、それをやってしまうと趣旨がぼやけてしまう表ですし、1回目・2回目の「BACKS LIVE!!」とかはそれになじまないフォーメーションで臨まれたライブでもあったので、あえてオミットしています。

 逆に、曲数が少ないなどの理由で並べてしまうと微妙になる場合は別扱いにして外に出しています。櫻坂46はフェスイベントなどへの参加が多いこともあり、ややレイアウトで無理をしていますが、主要なものはきちんと載せたつもりです。
 一応、1-3曲程度しか披露しなかったイベントの類を除いて、おおむねパフォーマンスの機会は網羅できているんじゃないかな、と思います。筆者はツアーだと全国遠征するけど単独公演以外には足を運ばない程度のファンなので、抜け・漏れもあるかもしれません。セットリスト自体も含め、何かミスがありましたら教えていただけますと幸いです。

 「おもなできごと」の欄もつくりましたが、「グループの歴史をまとめたい!」みたいな熱い思いをこんな狭いスペースにぶつけたわけではなくて、メンバーの出入りを含めた、本当に主要な出来事だけでも置いておくとイメージがつけられやすい気がした、という程度です。年表としても等尺ではないですし、だいたいでごまかしている部分もあるので、明らかなミスがあればこちらも教えていただきたいですが、細かい部分はご容赦ください。

■ で、何が見えた?

 以前のnoteで「櫻坂46のセットリストは型がなく柔軟である」みたいなことを書いたのですが、やっぱりそうだな〜という感じでしょうか。
 「櫻坂の詩」はある程度定型的に大事にされていて、それに近い位置づけに「Buddies」が徐々に動いていって、あとは「BAN」が(3期生が最初に取り組んだ楽曲であるという背景も込みで)ずっと必殺技として扱われている程度で、そのときどきで演出込みで柔軟に展開されている、という印象をもちます。
 あとは、ここ1年弱はやはり「Start over!」が、フェスイベントの類も含めてグループのパワーを象徴する曲として効果的に使われているな、と感じます。「グループを前に進められたきっかけとなった曲」という藤吉さんの語りもありましたが、メンバーが抱いているパフォーマンスへの自信も込みで、激烈な推進力として機能しているんだな、と。

 「BACKS LIVE!!」の取り組みと3期生の合流を背景に、「オリジナルメンバーが減ってやりにくくなった曲」は、ユニット曲を除けばほぼない一方で、変な言い方になりますが、個々の楽曲にこだわらずに「いまの櫻坂46」を見せ続けているような、それこそ「何歳の頃に戻りたい」とも思っていないようなグループだな、と思います。
 すべての思い出を大切に拾い集めて、しかしそれを大事にポケットにしまうのではなく燃えさかる火にくべ続けながら、どんどん熱くなる炎のなかにすべてが生きているような、その火が消えてしまえばすべてが終わってしまうことになるけれど、そんなことも忘れてしまうくらいの勢いでどんどん火が大きくなっているような、そんな勢いを感じます。

 あとは、こういう体裁の表なのであえてデビューの時期についても振り返ってみると、最初の1年は(言い方が難しいですが)やっぱり我慢の時期だったな、と思います。やっぱり曲数が少ない、ということが可視化されるからです。
 でもあの時期に、安易に“欅曲”をやらなかった不退転の決意が、いまの足腰の強さにダイレクトにつながっているんだよな、ともしみじみ思います。

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 明らかにイレギュラーで頭のおかしいサイズのPDFをどなたがご覧になっているのかというのは想像がつかないわけですが、おもしろがっていただけたら幸いです。これから先も、できる限り更新を続けていくつもりです。
 予定されている「8th Single BACKS LIVE!!」と東京ドーム公演では、どのようなパフォーマンスが展開され、そしてどのようなセットリストになるのか、楽しみに待ちたいと思います。

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