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僕のことを兄のように慕っていた幼馴染の教育係になりました。【井上和中編】

どうも、○○です。
僕はとある会社で働いています。
今は、部長に呼ばれました。
何かしたかな?

部長:すまんな。
○○:いえ、どうしたんですか?
部長:君に新入社員の教育係をして欲しい。
○○:なんで、俺なんですか?
部長:君はこの短期間で数々の業績を成し遂げたからな。
○○:分かりました。やらせていただきます。
部長:ありがとうな。
○○:その新入社員はいつからですか?
部長:明日、○○のデスクに挨拶に行かせるわ。
○○:分かりました。
部長:よろしくな。
○○:はい。

 翌日

○○:今日からか。上手くできるかな?
??:すみません。○○さんですか?
○○:はい、あなたは?
和:新入社員の井上和です。
○○:井上…和…。え、和!?
和:やっぱり、○○だ!
〇〇:久しぶりだな。
和:○○って聞いて、まさかとは思ったけど。
○○:和がこの会社に来るなんて。
和:これから色々と教えてね、○○。
○○:まあ、頑張るよ。

その後、和に色々と会社の業務を教えて

p.m.6:00
○○:今日はこのくらいにしようか。
和:ありがとう!
○○:和は覚えが早いから結構教えたけどね。
和:○○の説明が分かりやすいからだよ。
○○:それなら良かった。
和:○○、この後は暇?
○○:まあ、何もすることはないけど。
和:じゃあ、ご飯食べに行こ!
○○:まあ、いいけど。
和:行こう!
○○:しょうがないな、行くか!
和:やったー!

○○:どこに行くの?
和:どこかおススメのお店ない?
○○:行きつけのお店が一軒あるけど。
和:なら、そこに行こ!
○○:分かった。案内するわ。
和:楽しみだなー!

 二人は○○が行きつけの居酒屋に

店主:いらっしゃい。
○○:こんばんは。
店主:おー、○○。その子は?
○○:会社の後輩です。
和:井上和です。
店主:和ちゃんね。よろしく。
和:よろしくお願いします。
○○:店主、個室って空いてる?
店主:おう、空いてるよ。
○○:じゃあ、個室使うよ。
店主:おう。
○○:いつもの二つお願い。
店主:すぐ持ってくわ。

和:店主さんと随分打ち解けてるね。
○○:まあ、結構な頻度で来てるからな。
和:そうなんだ。
○○:ここの煮込みがうまいんだよ。
和:そうなんだ。
店主:はい、いつもの。
 店主は煮込みとビールを持ってきた。
○○:ありがとう。
和:ありがとうございます。
店主:まあ、ゆっくりしていき。
和:じゃあ、二人の再会を祝って乾杯!
○○:乾杯。
和:○○ってお酒強いの?
○○:まあ、人よりは強いのかな。和は?
和:あんまり飲まないから分からない。

 数時間後

和:まりゅまりゅ。
○○:そんなに強くないんだな。
和:んふふ。
○○:和、そろそろ帰ろうか。
和:う~ん。
○○:歩けるか?
和:無理かも…
○○:仕方ないな、ほら乗りな。
和:う~ん。
○○:店主、また来ます。
店主:いつでも待ってるぞ。

○○:和、家ってどこ?
和:ここ。
○○:まじか。
和:すやぁ。
○○:寝ちゃったか。
和:ん~。まりゅ~まりゅ~。すやぁ。
○○:寝言か。それにしても可愛くなったな。

○○:和、着いたぞ。
和:ん~、ありがとう。
○○:じゃあ、帰るな。
和:待って~。
○○:ん、どうした?
和:連絡先、ちょーだい。
○○:まあ、いいけど。
和:やった~。
○○:ほい。
和:ありがとう。
○○:じゃあ、また明日な。
和:またね~。

 翌日 a.m.7:00

和:ふぁ~。仕事行く準備しよ。
 和はお風呂に入り、スーツを着て玄関を出る。
○○:お、和。おはよう。
和:え、○○!?なんで?
○○:俺、隣に住んでるからな。
和:えー!!!

 そんなこんなで数ヶ月が経ち…

部長:○○と井上、少しいいか?
○○・和:はい。
部長:○○と井上に一つ大きなプロジェクトを任したい。
○○:なぜに俺と和なんですか?
部長:最近の○○と井上は業績がいいからな。
○○:分かりました、お受けします。
部長:井上はどうだ?
和:○○と一緒なら…
部長:なら、よろしく頼むな。
○○・和:はい。

和:○○、大丈夫かな?
○○:二人で頑張ろう!
和:頼りにしてるよ。

 その後、一か月のプロジェクトを成功に収めた二人。
 数年後

部長:○○、少しいいか?
○○:はい。
部長:○○に大事な話をしなければならない。
○○:なんですか?
部長:○○には大阪の会社に転勤になった。
○○:え、何でですか?
部長:○○は東京と大阪の会社の社員で一番業績がいいからな。
○○:それにしてもなぜ急に?
部長:大阪の方の営業部長が辞めて、○○が次期部長として名が挙げられたんだよ。
○○:そうなんですか。
部長:一週間後に大阪に行ってもらうから準備とかしといてくれ。
○○:分かりました。
部長:だから、井上の教育係も終わりだ。
○○:はい。
部長:井上には俺から伝えようか?
○○:いや、俺から言います。
部長:分かった。

 ○○が大阪に行く前日

○○:和、今日時間ある?
和:あるけど、どうかした?
○○:今日、家に寄ってかない?
和:○○がいいならいいけど。
○○:じゃあ、決定で。
和:うん。

和:お邪魔します。
○○:いらっしゃい。
和:ところで、なんかあった?
○○:単刀直入に言うと…
和:うん。
○○:俺は明日から大阪に行くことになった。
和:え、なんで?
○○:大阪の部長になることになった。
和:そうなんだ…
○○:だから、和の教育係も今日が最後なんだ。
和:私には○○がまだ必要だよ!
○○:和はもう一人でも大丈夫だよ。
和:でも、寂しいよ。
○○:またいつか会えるさ。
和:絶対に会いに来てね!
○○:分かった、会いに行くよ。

 さらに数年が経ち

社長:○○君、今日から一人増えるからよろしくな。
○○:その人って誰ですか?
社長:東京の会社から来るらしいぞ。
○○:今日来てるんですか?
社長:おう、入って来なさい。
和:失礼します。
○○:え、和!?
和:今日からまたよろしくね。
○○:お、おう。
社長:そして、○○君。
○○:はい。
社長:君にこの社長の座を渡したい。
○○:え、俺が社長!?
社長:そして、井上には○○の秘書として働いてもらう。
○○:和はそれでいいの?
和:私は○○の側にいたいから。
○○:分かりました。
社長:じゃあ、これからよろしくな。
○○:はい!

○○:まさか和がこっちに来るなんてな。
和:あの時の約束とは逆になったね。
○○:数年間、和と離れて気づいたことがある。
和:何?
○○:俺は和が好きだ。
和:え!?
○○:だから、俺と付き合ってくれ。
和:もちろん!!

その後、二人は結婚し、幸せな家庭を築きました。




この作品は、たあー@妄ツイ(@taamoutui)さんからのリクエストがあり生まれた作品です。物語の展開がよく分からないかもしれませんが温かい目で読んでいただけると幸いです。

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