出雲駅伝区間エントリーを受けて雑感

こんばんは。駅伝大好きマンです。
出雲駅伝の区間エントリーを見て「あ、ツイートの2つ3つにまとめるの無理だわ」と思ったのでnoteにしました。
最後まで読んでいただけると幸いです。それではいきましょう!

青山学院大学
区間エントリー
目片ー横田ー野村ー志貴ー田中ー山内 補:近藤、中村
前回準優勝、3冠を目指す青山学院。カギとなるのはやはり主力の4年生。
近藤、中村の補員に関しては「パフォーマンスです」と言った原監督ですが、3区に各校のエースが集結。ライバル校の出方を伺うというところでエース近藤選手を素直にそこにぶつけられるのは大きいですね。
あとは2区横田選手が勝負手になる感じでしょうか。毎年この区間は「スピード」よりも「スピード持久力」を優先してくる印象だったので、横田選手は納得の人選ですね。優勝するならば、アンカーに渡った時に20秒ビハインドに留めておきたいところ。

順天堂大学
区間エントリー
野村ー石井ー伊豫田ー油谷ー西澤ー四釜 補:三浦、石岡
注目の三浦選手は「必ず起用する」とのこと。さらに前半重視の発言もあったので1区か2区でしょうか。石井選手が全日本インカレ時点で調子が悪そうだったのでここに入ってくるかもしれませんね。伊豫田選手はタフな展開で走ることは間違いないので、2区で抜け出したいところ。
そして4,5区は例年新戦力を試してくることが多いですが、今回は油谷選手が入りました。1500m中心に磨いてきたスピードを活かしたいところですが、向かい風予想なのがどうか。西澤選手は3週間前に海外ハーフを走っているのでスピードを出せる身体に切り替わっているかですね。

駒澤大学
区間エントリー
花尾ー佐藤ー田澤ー山野ー安原ー鈴木 補:伊藤、山川
注目の田澤選手は3区に。昨年は3区で勝負が決まってしまったので、今回は前の区間に起用する形に。鈴木選手もアンカーで起用される以上、万全で何も問題ないはずです。となるとやはりカギを握るのは1区花尾選手。田澤選手に渡った時に、東京国際よりも前で渡してかつ、トップを奪取できる位置で渡せるかが優勝するための条件かなと。そして、秒差以上に佐藤選手が前を追いかけやすい差で渡せるかも重要になりそうです。

東洋大学
区間エントリー
児玉ー甲木ー石田ー佐藤ー前田ー吉田 補:奥山、西村
今回も前回と同様にチャレンジングなオーダーに。とはいっても、記録会の結果を見ていれば納得のメンバーでしょうか。酒井監督も「変更はない」と明言しているのでこの6人で確定のようです。昨年は4,5区で大きく稼いで表彰台争いに浮上。今年も佐藤、前田選手を起用しそんな展開もありそうです。
注目ポイントは甲木選手ですね。3区が魔境と化しているため、2区甲木選手が秒差で繋いでいけるかはかなり重要。石田選手は追いかける展開が得意なうえに、単独走もいけるものの、相手が相手ですからね。吉田選手は男鹿駅伝でもアンカーでしたし、ハーフも得意な選手。チーム内では柏選手のような位置づけでしょうか。

東京国際大学
区間エントリー
冨永ー白井ーヴィンセントー川端ー堀畑ー村松 補:丹所、林
連覇を狙う東京国際ですが、今回はヴィンセント選手を3区に。山谷選手が外れた分、前に起用するしかなかったでしょうか。それでも走力は圧倒的なものを持っているので、ここで首位奪取は最低限ですね。白井選手と冨永選手は逆かなと思っていましたが、白井選手は前を追っかける方が得意なので納得ですね。
普通にいけば丹所選手がアンカーに入ってくると思いますが、4,5区の2人がどこまで粘れるかですね。トップでアンカーに渡ればそのまま逃げ切ると思いますし、丹所選手なら30秒以内ならばといったところでしょうか。

中央大学
区間エントリー
吉居大ー千守ー中野ー阿部ー溜池ー吉居駿 補:若林、湯浅
勢いの凄まじさで注目度上昇中の中大。昨年の東京国際、3年前の國學院に近いものを感じますね。吉居選手は先週のレースで差し込みもあり本来の走りができませんでしたが、3000m通過は8分5秒とスピード面では十分。2分50秒前後のペースならそのまま推しきれそうです。
そして復活した千守選手をエース二人で挟み、前半で攻勢をかける気満々ですね。後半区間は下級生の3人ですが、自分で「レースをつくれる」3人なので、仮に3区までで出遅れても大崩れすることはなさそう。

創価大学
区間エントリー
新家ー葛西ームルワー石丸ー石井ー嶋津 補:家入、山下
絶好調の新家選手を1区に起用し、3,6区には昨年に続きムルワ、嶋津選手を起用してきました。気になるのは葛西選手の調子ですね。4月まで絶好調でしたが、5月以降離脱。秋に入ってエース格も含め記録会で出雲の選考を行っていましたが、そこにも出ていなかったのでかなりぎりぎりで間に合わせてきた感じでしょうか。新家選手の調子が良いので、葛西選手が好走するようだと一気に表彰台まで視界が開けますね。

國學院大學
区間エントリー
青木ー山本ー平林ー中西ー藤本ー伊地知 補:坂本、上原
さすが前田監督。隠す気なしの真っ向勝負できました。2区山本選手、4区中西選手というところに各選手の適正を重視した起用だなと感じます。注目はやはり1区の青木選手。トラックレースを見ていても早く駅伝で見たいひとりでした。藤木選手が卒業し、島崎選手が本調子ではない中で、スターター不在事情を一気に解決する存在になるかもしれません。
中西選手4区はやはり勝負手になると思うので、3,4区セット前を追いかけていきたいところ。変更があるとすれば5区でしょうか。

帝京大学
区間エントリー
藤本ー吉岡ー福島ー福田ー山中ー末次 補:西脇、柴戸
育成を目的にしたオーダーになっていると思いますが、「育成」できるかどうかは藤本選手が命運を握っているでしょうか。出雲駅伝の特性は「競り合う展開」なので、単独走になると一気に苦しくなります。つまり、競り合う展開でなければ、「新戦力を試す」から「走らせただけ」というように意味合いが変わってしまう可能性も。
当日変更で補員の2人は入ってくるのかなと。関東勢と競り合いながら、一つでも上の順位を狙っていきたいところ。

法政大学
区間エントリー
松本ー松永ー内田ー扇ー小泉-稲毛 補:中園、武田
法政もこうして区間エントリーで見てみると5位以内を狙っていけそうな布陣です。成長著しい松永選手に、エースの内田選手は自信がある区間でしょう。3区内田選手で中位につけていれば、扇・小泉選手もそのまま流れていきそうな気がします。
下級生時から目を見張るスピードを持っていた松本選手は初の1区。追いかける方が得意なのかと思っていたのですが、スパートを見ていても一度1区で見たいと思っていたので楽しみです。

 1区には第一工大サレー選手、関大亀田選手が起用されているので、関東勢が出なくてもこの二人が前に出てペースを上げてくるのでスローペースにはならないのでは。2区までに主導権を握るチームを挙げるのは簡単なのですが、3区で一気にぐちゃぐちゃになりそうなのがたまらなく楽しみです。2区で主導権をとって、そのまま行ってしまうと可能性があるとすれば青学くらいなのかなと。(駒澤,東京国際の場合は3区で主導権を握るのが前提の話です)明日のスタートが楽しみすぎて、今日は8時間しか寝られなさそうです。

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