僕の「思い出ファースト」

今回は、趣向を変えて家族の話をさせて頂きます。


僕の両親は、とにかく優しい人です。
こっちが気を遣ってしまうくらい優しくしてくれます。

ただ、ゲームにはちょっと厳しくて、小学生時代の僕はあまり買って貰えなくて、
嫌な親だななんて思ってた時期もあったけど、
今思うとどれだけ自由な生活・選択をさせてもらったんだろうと思います。

お父さんは、本当に自由にさせてくれて口出しすることも無かったけど、
お母さんは自由にさせてくれつつ心配性なので、
なんでも手伝ってくれます。なんでも気にかけてくれます。







その環境に、甘えていたことに本当に気づけたのは、
去年の10月でした。








お父さんが脳出血で倒れました。







僕は、大阪のアンダラ帰りの夜行バスでその一報を聞き、群馬に戻ることなく、実家のある茨城に直行しました。






そこからの数日間で感じた言葉では表せない家族の雰囲気は、金輪際二度と味わいたくありません。







そこから、僕達の生活はガラリと変わりました。



母親は、当然お父さんに関する諸々の手続きなどで
手いっぱいになるため、
僕も妹も自然と自分のことは自分でできる限りやるようになりました。



紆余曲折ありながら、過ごしてきた約5ヶ月。
みんなでなんとか頑張ってきました。
しかし、リハビリの病院に入院できる期間には、
限りがあるため、お父さんは退院することになりました

退院して、お家に戻ってこれたことは、本当に嬉しい事なんですが、母親や僕の祖父母などにとっては、大変なことも増えました。








そんな状況下なのに、絶対に大変なはずなのに、
学生最後の春休み、そしてこんなに自由な時間は今後もう無いからと僕には、何も心配せず4月まで色々楽しんできていいよと言ってくれました。






その言葉には、しっかりと甘えようと思いました。

お母さんは、結構わかりやすい人間なので、
本心で言ってるかどうかは、本当にすぐ分かります笑





色んな予定を組みました。
明日からの横浜、邦ロックを通じて仲良くなった人達との交流、大学の友達・高校の部活同期・幼なじみとのそれぞれの旅行などなど。


今までの人生を振り返っても、きっとこれからの人生でもこんなに楽しい予定で埋め尽くされた1ヶ月強は無いでしょう。





でもやり過ぎてしまいました。
元々そんなにお金も貯めていなかったから、
どうにもお金が足りなくなってしまいそうなんです。





それでも母親は心配せずにお金は貸すと言ってくれました。最後だし、社会人になったら返せるでしょうと。





でもこのことだけは、本当に本当に本当に情けなくて。
笑ってキャスとかで言って、正当化しようと思ったけど
やっぱりこのことはずっと心に引っかかってて。



今日、社会人になるまでに諸々やらなきゃいけないことの相談も含めて母親に電話しました。






お金のことは、やっぱり気にしないで言ってくれました
むしろお母さんの心配事は、そこは全く無さそうで、逆にこっちが自分でやるから心配なんてしないで欲しい引越しのことばかりをうるさいくらいに心配してくれました。母親らしすぎて安心します




そしてやらなきゃいけないことの相談をしている時と実際家でのお父さんの介護について聞いた時に、話してる感じで、本当に大変で苦労してるんだと言うことに気づきました。







お金で迷惑をかけてしまったことは、今でも申し訳ないとは思ってます。
でも、その時、お金なんかよりよっぽどお父さんのことを家族・親戚に任せて自分が遊ぼうしてることへの申し訳なさが、募りに募って爆発しました。







こんなに両親に甘えてきた人間なので、
人生で初めて親に涙を隠しました。







そんなこと言ってもどうせ遊ぶんだから説得力無いよと思われるかもしれません。それには何も言い返せません








でも、お父さんが倒れてからのこの期間で知れたことがあります。






それは、僕の母親は、息子・娘である僕や妹に、
「気を遣われる」ことが、どんなことよりも嫌ということです。




今までに無いくらい、
母親と本気でぶつかって知れたことでした。






だから、明日から春の期間で沢山ある楽しい予定は、
全ての心配事を一旦完全に忘れて、全力で楽しみたい。
これ以上無いくらい楽しくて忘れられない期間にしたい。いっぱい思い出を作って、その思い出話を沢山持ち帰って、楽しい話を家族と親戚に沢山したい。

きっと、その話を、「なんで私たちはこんな大変な想いをしてるのに」って思う人は、誰一人としていないから。

これは希望的観測でもなんでも無くて、
人となりを見てきてそこからの根拠に基づいて言っています。


今日が、今までの人生で一番
「あぁ、自分って本当に幸せな立場なんだな」「その幸せを貰える人間に相応しくなるように頑張らないといけないな」って思いました。





明日から僕と関わる皆さん
一緒に全力で楽しみましょうね。
皆さんのおかげで楽しい思い出が作れるはずです。
そしてその先に、その話を喜んで待ってくれてる人が、
きっといるはずなので。
よろしくお願いします!!!!!








もちろん楽しんだ後には、自分が一番家族のへの、親戚への、そして何よりお父さんへの恩返しをしたい。
こんなクソ人間でも、心から「恩返しをしたい」と思わせてくれる人達が周りにいる事実を大切にしなければいけない。

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