見出し画像

君のそばにいたい

こちらを見てから御覧ください。

早川「〇〇、おはよっ」
〇〇「おはよ」
早川「今日は、付き合って最初の学校だね」
〇〇「確かに」
早川「早くみんなに言いたいな」
〇〇「それはやめてくれ」
早川「なんで?そんな聖来のこと嫌いなん?」
〇〇「違うけど」
早川「じゃ、理由あるんか?」

聖来は〇〇に迫ってくる。



〇〇「ないけど、聖来が可愛いからじゃない?」

早川「そんなことないよぉ~」


〇〇も聖来の扱い方が分かってきたみたいだった。


ピーンポーンパーンポーン

??「全校生徒にお知らせします。」


〇〇「あれ?なんか聞いたことがある声だな」

早川「聖来です。」


〇〇「あっ、やべ」

友達「どうした?」

〇〇は放送室に走りだす。

早川「私、聖来は〇〇と付き合い始めましたぁ。」

〇〇「おい、聖来!何やっとるん」

早川「あっ、〇〇や」

早川「私のために来てくれたん?」

早川「〇〇も何かはなしいや」

〇〇「今すぐ止めろこの放送を」

早川「嫌やや」

〇〇「もう俺が止める」

早川「辞めてえや」

〇〇「後でなんでもやったるから」

早川「今、キスして」

〇〇「んも~分かったって」

チュ

早川「キャー」

早川「キスしてもらちゃった」

〇〇「うるせ~」

ぶちっ


〇〇「ふぅ~収まった」

早川「そんな騒ぐことでもないでしょ」

〇〇「放送でいうことでもないだろ」

早川「聖来のことが嫌いやからそんなこと言うなんで」

〇〇「違うって」



先生「お~いお前ら放送室でイチャイチャするな~!!」

〇〇「あっ、やべっ」

早川「先生も聞いてたんですね。〇〇とカップルになりましたぁ」

先生「お前らこっち来い」



先生にこっぴどく𠮟られました。



〇〇「はぁ~」
早川「なんで落ち込んどる?」
〇〇「怒られたからだろ?」
早川「気することでもないがな」

〇〇と聖来は教室に戻る。

まぁ、勿論友達からの質問攻めに合う

「やっと付き合ったの」
「好きな所は」
「ちなみに夏休みも毎日告白されたの」

〇〇の周りから一斉に質問があがる。

めんどくさがりながらも嬉しそうに答える〇〇の姿があった。

早川「私の〇〇なんだから取らないでよね」

男女関係なく広める聖来の姿もあった。

毎日のように友達からも先生からもいじられる日々が続いた。

毎日のように聖来と〇〇は放課後デートした。テスト勉強も。

いつも〇〇の隣には聖来がいる日々。


を過ごしていた。


しかし、こんな中聖来は父親の関係で引っ越すことになった。

こんなこと〇〇に言えることない。

それも海外だった。

聖来は父親に日本にいたい旨を伝えた。こんなわがままな話が通るはずがなかった。

何も言えないまま1カ月が過ぎ、ついに当日になってしまった。

聖来(〇〇には何も言えなかった。)

聖来は〇〇の家のポストに手紙を入れた。


聖来「じゃあね」

これだけ〇〇の玄関前で行って去った。

〇〇はそんなことも知らず、いつも通り準備して聖来を待っていた。

時間通りになっても来ない。

〇〇は聖来にLINEをする。

〇〇L「まだかかりそう?」

聖来 ピロン

聖来(あっ、〇〇からかまだ手紙見てないのか)

聖来L「📮」

〇〇(何だこれ?ポストのマークだけ送られてきたけど)

〇〇は、ポストの中から1通の手紙を見つける。

〇〇はすぐに手紙を開き中身を確認する。

ありがとう、楽しかったよ。
ごめんね。何も言えなくて。
また会えたらいいね。
好きだよ。〇〇

聖来

〇〇「ウソっ、嘘だ!」

〇〇はすぐに聖来に電話をかける。

聖来(電話かかって来ちゃった)

聖来(もう、いいんだ。)

聖来は電話に出ることはなかった。

聖来は、一言だけボイスメッセージを送る。

聖来L「J'aime ○○」

〇〇(ボイスメッセージが来た)

〇〇(分からないけどとりあえず海外に行くことが分かった)

〇〇は関空(関西国際空港)まで行くことにした。

〇〇は関空まで行く道中で聖来のメッセージを解析する。

近くにいる外国人にも頼って。

外国人「ヘイ、これは君へのラブレターだネ」

〇〇「何って言ってるんですか?」

外国人「これはフランス語で〇〇好きと言っているンダネ」

〇〇「ありがとうございます。merci」

外国人「アリガトウ」

〇〇は急いでフランス便を探す。

エールフランス航空 パリ便 10時35分 を見つける。

〇〇「あった!」
〇〇は、エールフランス航空のカウンターまで走る。

〇〇「いない!」

〇〇は保安検査場に向かう。

〇〇「あっ!」

〇〇「聖来!!」

聖来は検査を受けるようとしていた。

聖来「〇〇!」

聖来は〇〇の所に走る。

聖来はそのまま〇〇を抱きつく。

聖来「ごめんね。何も言えなくて」

〇〇「いいよ。フランスでも頑張ってね。」

聖来「ありがとう。」

〇〇「何かあつたら、連絡するんだよ。」

聖来「こんな時でも噛むんだね。〇〇らしいや」

〇〇「ごめんね」

聖来「いいよ。〇〇はやっぱり優しいね。」

〇〇「そんなことないよ。」

聖来「こんな時でも聖来の心配ばかりして」

〇〇「聖来のことが好きなんだもん」

聖来「理由になってないよ。」


聖来「ごめんね。もう行くね。」

〇〇「じゃあね」

聖来「バイバイ」

〇〇「聖来!フランスまで迎えに行くからね!」

聖来「分かった。待ってる。」

〇〇「その時に結婚しよう‼︎」

聖来「うん。」













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?