ありえない残業もいいことある

今日は、大晦日。なのに何故か残業している。

上司「どうせお前大晦日に過ごす相手もいないだろ！」

上司「これだけやっといてくれへん？」

〇〇「はい…」

これだけの量が少しでもなかった。

〇〇「アイツ、サボってただろ。」

怒りだけでは収まらないものがあった。

〆切日が、1月の3日。

何も手をつけてなかったのだ。

〇〇「たまったもんじゃね〜よ」

そんなことブツブツ言いながら、淡々とスライドを作っていく。

〇〇「資料のデータもどれだけ古いんだよ💢」


ビール飲んで紅白でも見ながら年越すはずだったのに…

クソっ💢


僕は、超がつく程のアイドル好きだ。自分でも自負するほどのTO だと思ってる。


紅白なんて1年に1回しかない紅白で、返り咲いた櫻坂をど〜しても見たかったのに…


マジでありえない💢クソ上司メ‼︎💢


〇〇「誰もいないからいいよね？」


下のコンビニにで買ってきたビールを開ける。

ﾋﾟｭｼｭ-

〇〇「うまっ」


〇〇「さぁてやるかぁ〜」



〇〇「ふぅ〜終わったぁ〜」

時間を見ると11時まわってた。



〇〇「年越さなくて良かった〜」

〇〇「疲れたぁ〜」

大晦日もあって、どこの店も閉まっている。

〇〇「だよなぁ〜晩ゴハンどーしよ」


細道の路地に古い看板に明かりを灯っているのを見つける。

〇〇「もうあそこでいいや」


ガラガラ

〇〇「大将やってる？」

大将「おう！」

大将「オススメでいいか？」

〇〇「お願いします」


大将「ほい！ラーメン‼︎」

〇〇「ありがとうございます」




？？「もう今日は締めたら？」


大将「お客様にいるのに失礼やろ！！」　


大将「ごめんなさいね」


〇〇「大丈夫です」


？？「あれ？アンタって〇〇じゃん！」

〇〇「はい、そうですけど。」


〇〇「あれ?京子？きょんこじゃん‼︎」

京子「何で？何で…こんな所にいるの？」


〇〇「残業して、そのまま晩御飯…」


京子「あははは、大晦日にこんな夜に1人でラーメン？」

〇〇「そうですけど」

京子「お父さん！一緒に過ごしてもいい？」

大将「あぁ！もちろんいいぞ！」

京子「ホント？やったね！」

〇〇「ウソっ！」

京子「それじゃ、おいで〜」

〇〇「マジなんだ…！」


京子「ほら、行くよ〇〇！」


京子「もうすぐで年越しちゃう‼︎」　


〇〇「分かったよ〜」



ゴーンゴーンゴーン


京子「あっ！なり始めた」

ゴーン


ゴーンゴーン

ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン　
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン　
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン
ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン

ゴーンゴーーーーーーーーン



ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


京子「明けましておめでとーーう！！！！」

京子「これから、初詣行こうか？」

〇〇「はい！」

こんな正月もいいなぁ〜

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