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真夏の全国ツアー2021②「大園桃子~涙の中にある笑顔~」

おはようございます。

特別編としてお送りしている「真夏の全国ツアー2021福岡公演」企画第2弾。

福岡公演の2日目は「大園桃子卒業セレモニー」と銘打って開催されたことを踏まえ、今回は大園桃子というメンバーについて紹介していきたいと思う。

大園桃子と乃木坂46について

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1999年9月13日に鹿児島県曽於市で生まれる。(現在、曽於市特別PR大使を務める)

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2016年、乃木坂46の3期生オーディションを高校の先輩に勧められ応募すると、9月4日に合格し3期生の暫定センターに選ばれる。

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12月10日に日本武道館で「乃木坂46 3期生『お見立て会』」が開催され、ミニライブで「命は美しい」のセンターを務める。

17枚目シングル「インフルエンサー」に収録された初の3期生楽曲である「三番目の風」でセンターを務める。

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3枚目アルバム「生まれてから初めて見た夢」に収録された3期生楽曲「思い出ファースト」でセンターを務める。

18枚目シングル「逃げ水」では、表題曲において3期生の与田祐希と初選抜・Wセンターを務める。

20枚目シングル「シンクロニシティ」から23枚目シングル「Sing Out!」まで連続選抜を果たす。

2019年4月~ NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」で2・4週のMCを務める。

2019年6月24日に真夏の全国ツアー2019、7月19日に24thシングルの活動を体調不良により休養することを発表

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真夏の全国ツアー2019 東京・明治神宮野球場公演より活動再開

2021年7月4日 2021年9月4日を以って乃木坂46からの卒業・芸能界引退を発表

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2021年8月22日 マリンメッセ福岡にて「乃木坂46真夏の全国ツアー2021・大園桃子卒業セレモニー」を開催

大園桃子と涙

大園桃子といえば涙の印象が強い人も多いかもしれない。

合格発表の時も、お見立て会の時も、乃木坂工事中・NOGIBINGO!初出演の時も涙を見せていた彼女。

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ところが、いつの間にか涙を見せないようになった彼女。

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卒業セレモニーでも涙を見せていたものの、その涙は今までのものとは違い笑顔の中に光る涙であったことは間違いない。

この乃木坂46に在籍した5年間で成長した姿をいたるところで見せた卒業セレモニー。

ここからは彼女の魅力について紹介したい。

大園桃子の魅力① 鹿児島弁の訛り

彼女のトレードマークともいえる鹿児島弁による訛り

タイムリーな話題として今日YouTube上に公開されたこの動画で訛りが上京して5年近く経った今でも出る理由として、

わざとやってるつもりは全然なくて、だけど多分どこかで
鹿児島を忘れたくないって想いはあるから
意識的に直してないのかもしれないなって最近思いました

と語っている。

大阪出身の松村沙友理が大阪弁、鹿児島出身の大園桃子が鹿児島弁を話す姿を乃木坂工事中などでたくさん見てきただけに、2人とも卒業したこれからは、メンバーによる方言を聴ける機会が少なくなってしまうのではないかと思うと寂しい。

大園桃子の魅力② 先輩、同期、後輩との関係性

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1・2期の先輩との関係

先輩との関係性はあえて多くは語らない。1期生の齋藤飛鳥、2期生の北野日奈子、1期生でキャプテンの秋元真夏が卒業セレモニーで彼女に贈ったコメントですべて分かってもらえるはずだ。

1期生・齋藤飛鳥から大園桃子へ

桃子、卒業おめでとうを言う前に、直接ずっと言いたかったことがあります。桃子が「乃木坂も悪くないな」って言ったあの時、普通に聞いたら多分どの立場で言ってんだって思うかもしれないあの言葉。

でも当時は、私はほかのひとよりほんのちょっとだけ桃子の近くにいたから、桃子が…桃子があの言葉を言った時の気持ちが痛いほどよくわかりました。でもあの時あんなに近くにいたのに、なんで私の力で乃木坂っていいなって思わせられなかったんだろうってずっと心残りでした。力不足な先輩で本当にごめんね。

最近楽しそうに活動している桃子を見て、すごく嬉しく思っていました。ここで初めて言わせてください。桃子、よく頑張ったな。卒業おめでとう!
齋藤:私はもうさっきちょろっと話した気がするので、一言でいいかな。
大園:桃子のこと好きかどうかだけでいいですよ。
齋藤:言えばいい(笑)?桃子は私のことが…?
大園:大好きですよ!
齋藤:へぇ~。
大園:飛鳥さんは?
齋藤:私は、えー、私はねー、桃子も、桃子の父ちゃんも、桃子の母ちゃんも、桃子の弟もみんな大好き!
大園:の中でも桃子が1番?
齋藤:めんどくさいな!なに、まだ言う?わかった、わかった。桃子が1番好き!おめでとう、卒業。

2期生・北野日奈子から大園桃子へ

桃子は私にとって、初めてできた後輩の1人であって、後輩というものに対して、3期生が入ってくる前は敏感だったというか、後輩をやっていた2期生としてどうしたらいいのかわからなくなった時もあったけど、そういうわからないことも全部桃子が拭ってくれて。桃子は本当に心が綺麗な人だから、そういう姿を見て本当に救われたことがたくさんありました。

桃子の姿を見てね、苦しく生きてしまう姿とか、責任を感じている姿を見て、すごいどうしていいか先輩として悩んだり、私も一緒に泣いたりして、ちゃんと支えになっていたかなって不安になるんだけど。私桃子から教えてもらったことがあって。ただ手を差し伸べて支えることだけが愛じゃなくて、心に寄り添ってただ見守ることも愛だと、桃子から教えてもらいました。

ここまで乃木坂でいることを諦めないでいてくれて、本当にありがとう。今は先輩と後輩という立場だけど、これからは友だち、親友として、ずっとずっとよろしくね。たくさん幸せになってください、大好きだよ、卒業おめでとう。

1期生・キャプテンの秋元真夏から大園桃子へ

桃子は私が乃木坂に入って10年間で出会ってきたアイドルの中で、1番人間味のあるアイドルだなって思ってて。めちゃめちゃ素直だし、真っ直ぐだし。後輩が入ってきた時って、私たちも入ってきた後輩の子たちも、最初心に鍵を閉めているところがあったりするから、その壁を取っ払うのってお互いに時間がかかったりするんだけど、桃子がすごい真っすぐで素直な子だったから、しかも全然飾らないところがあったから、桃子には気を許してもいいんじゃないかなって思えるタイミングがたくさんあって。普段後輩とかに「真夏さん大丈夫ですか?」とか気にかけてくれる言葉をくれる時には、心配をかけちゃいけないから「大丈夫だよ」って必ず言わなきゃって思ってるんだけど、桃子だったら「大丈夫ですか?」って聞いてきた時に「大丈夫じゃない」って私も本音で話せるところがある子だなって思って。そういう人の気持ちを柔らかくしてくれるところとか、そういうところに私は、この活動で桃子と出会ってすごく救われたなと思っています。

多分アイドル辛いなって思うことがたくさんあったと思うんだけど、いっぱい頑張れって言っちゃったし、気持ちもちゃんとわかってあげられないままに「大丈夫、大丈夫、できるから」って言っちゃったのは、今振り返ったらすごくごめんねって思うんだけど、この5年間を通して桃子がどんどん笑顔になって、このラストライブを迎えるこの日に「乃木坂大好き」って言葉が聞けたのがすごく嬉しかったから。

私たちメンバーは、卒業してもずっと桃子の味方だし、何かあったら絶対に駆けつけるから。卒業して別の道に行っても、本当に元気でただただ笑顔でいてください。本当にお疲れ様でした!

3期生の同期との関係

5年間で作られた3期生メイン楽曲のうち、MV・公式ライブ映像があるもの一覧

2016年9月4日に乃木坂46に加入した3期生12人から初の卒業メンバーになった彼女は、3期生楽曲など3期生メインの楽曲でも複数回センターを務めた。

卒業セレモニーでは、11人を代表して梅澤美波がメッセージを贈った。

3期生・梅澤美波から大園桃子へ

桃子、卒業おめでとう。そして5年間本当によく頑張ったね。5年間ずっと3期生のセンターでいてくれて本当にありがとう。私たちが今、みんな口を揃えて今の3期生が1番好き、今が1番楽しいって言えるのは、桃子の笑顔が中心にあったからだと思っています。5年間本当にいろんな涙を流したところを見てきたけど、最近は笑顔とか嬉し涙を見ることが増えて、私たちはとても嬉しいし、とても安心しています。

桃子はあまりアイドルというものを見ずにここに来たから、自分とアイドルとのギャップにすごく悩んできたと思います。でも桃子は、誰よりもステージが似合う、最強で最高の可愛いアイドルだったと思います。もうちょっと早く卒業していたタイミングがあったと思うけど、ここまで続けてくれて本当にありがとう。

なんとなく、ずっと一緒にいられるんじゃないかって思っていたところがあって、卒業というものが遠くにある気がしていたけど、気づけば5年経ってて、気づけば卒業というものがすごく近くになっていました。卒業を初めて聞いた日から、何度も何度も止めてごめんね。

でも桃子は私にとって本当にいなくてはダメな存在だったから、これから桃子がいない中で乃木坂を過ごすことを考えるとすごく寂しいけど、でも私たち3期生11人になっても頑張るから!11人でも頑張るからずっと見ていてね。そして本当に誰よりも幸せになってください。本当に卒業おめでとう!

4期生の後輩との関係

彼女にとって最初で最後の後輩である4期生。2019年に3・4期生ライブを行ったり、26枚目シングルでは遠藤さくらとデュエットを組み「友情ピアス」を歌った。

時間を重ねるにつれ、4期生との仲を深め卒業セレモニーでは16人の中から筒井あやめがメッセージを贈った。

4期生・筒井あやめから大園桃子へ

私は乃木坂に入る前から桃子さんが大好きで、桃子さんがきっかけで乃木坂に入ったと言っても過言じゃないくらいで。桃子さんの笑顔とか雰囲気とか見ているとすっごい幸せになるんですね。。入ってからもそれは変わっていなくて、桃子さんの周りにはいつも優しくて穏やかな空気が流れてて、周りの人はみんな笑顔で。その空気に私も一緒にいられたことが本当に嬉しかったです。

4期生は一緒にライブをさせていただいたり、番組をやらせていただいたり、一緒に活動させてもらうことが多くて、私が桃子さんを見て自分らしくいることとか、私も自分らしくいていいんだなというのを桃子さんから教わりました。桃子さんのいつも優しく見てくださる笑顔が大好きですし、気にかけてくださる言葉も本当に宝物です。桃子さんと活動した時間が宝物です。卒業されてもずっとずっと大好きです。ありがとうございました。

ファンや同期だけではなく、先輩や後輩にも愛し愛されていた存在であることが今までのメッセージや文面でお分かりいただけると思う。

伝説のアイドル

乃木坂46には「伝説のアイドル」と呼ばれる元メンバーがいる。

その名も橋本奈々未。前々回のnoteで紹介した通り、2017年2月20日に埼玉県・さいたまスーパーアリーナで行われた「5th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY1~橋本奈々未卒業コンサート~」で乃木坂46を卒業し、芸能界を引退した

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3期生が本格的に1・2期生とともに活動を始めたのがその翌日に行われた2017年2月21日の「5th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY2」である。その3期生のセンターである大園桃子が2021年9月4日をもって乃木坂46を卒業し、芸能界を引退し伝説になる

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結成10周年を迎えた乃木坂46の10年を振り返ってみると、前半の5年にも後半の5年にも「伝説のアイドル」がいた。

拝啓 大園桃子様

あなたのことを初めて認識したのが、乃木坂46「世界中の隣人よ」を聴いてもっと乃木坂46を詳しく知りたいと思って聞いたその時の最新回であったこの「乃木坂46のオールナイトニッポン」でした。(公式の映像じゃないけど許してください、ごめんなさい。)

セブンイレブンの1番好きな商品をCM中だと思い込んで言っちゃった姿、まいちゅんにとって人生のバイブルであるドラマ「やまとなでしこ」のストーリーを聞いて泣いてしまった姿を見て、「この人を推さなければ後悔する」という使命感に駆られて推し始めました。

9thバスラでの「しあわせの保護色」、ももこが大好きなまいやんの跡を継いでセンターを務めあげた姿を見て、感動したのを昨日のことのように覚えています。

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卒業発表の前日に放送された「THE MUSIC DAY」での坂道選抜。3つの坂道がコラボレーションするなかなか無いタイミングに参加するももこを見てこれからもまだまだ活躍してくれると思っていました。

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次の日、起きると携帯の通知に書かれた文字を見て言葉を失ったのを覚えています。5年目の3期生から卒業メンバーが生まれるのも時間の問題だとは薄々感じていましたが、こんなにも早いとは。

そこからの約2か月はあっという間でまだ卒業セレモニーが終わった実感がないのが現状ですが、あすももやよだもも、ももさくなどたくさんの絡みが見れて本当に良かったです。

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もっと早くあなたを知ることが出来ていたら、世界が変わっていたかもしれません。でも、「人は必要な時に必要な人に会う」と信じています。

約1年という短い間でしたが、あなたを推すことができて本当に良かった。

5年間の乃木坂46や芸能界での活動、本当におつかれさまでした。ここからはももこらしく新天地で活躍してくれると思って僕も頑張ります。

あとがき

9月4日の卒業日まで日付変わって今日でちょうど1週間。芸能界も引退してしまうためリアルタイムで会えるのは卒業セレモニーがラストになった。

彼女を推したこの約1年間、推しという存在に何度勇気づけられたことだろう。

私たちファンにできることは卒業して推すことを出来なくなったとしても、遠くの新天地で活躍する彼女を応援することのみである。

最後にもう一度だけ。

大園桃子さん、ありがとう。そして、おつかれさまでした。

今日はここまで。

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