ISI / elaborate

理解するために、ベルトのバクルを固定し、アクセルを蹴った

2013/07/29
Houston
X100s
23mm（35mm）
f/5.6
1/1000
iso200

明るい部屋での(仮想）現像にどれほどの労働価値があるのかはっきりわからない。1/1000秒の間にファインダを覗き決めた枠内へと入る光をデジタル信号として記録する。その道具の仕組みを理解しているというのではない。記録されたデータを高性能なソフトウエアで画像化する。そこには幾つもの調節可能な（仮想）目盛りがありその組み合わせは無限に思える。いくつもの組み合わせを試し元の（ソフトウエアが初期値として表示する）画像と比較する。今回はすでに数ヶ月かけて追い込んだカラーの画像があり、その印象を再度モノクロの画像として現像するという自身を真似るような作業。9152番のデータも扱い始めて三日目。モノクロ画像は初校として足るレベルに達したと思える。jpegとして書きだしブラウザからnoteの下書きにアップロードしてみるとほとんど黒つぶれして図柄が判別できない。スマートフォンからも下書きの確認を行うが同じだ。web掲載用として（仮想）露光量をましたものを使うことにする。購入できるデータは元のものとした。

購入いただくと大きなJPEGとRawおよびDngファイルへのリンクをご覧いただけます。

値段設定は私が路上でプリントを販売してきての考えです。また価格は数週間で上がってゆきます。
道端では数千の人々が通り過ぎる中で一人二人の方が逃れがたさを見出され、そしてその瞬間は来るのです。

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