20220622スペース感想

斉藤斎藤さんの2022年6月22日のスペースを聞きました。
正直私は突っ込みどころしか無かった。
炎上には加担したくないです。けれど、TLの「スペースを聞いたら言わんとすることはわかった」という雰囲気を見ていて、こういう感想を持った人間がいるという記録は残そうと思いました。
以下、雑な箇条書きメモです。
1回しか聞いていないので引用は間違っているかもしれませんが、2回は聞きたくないというのが本音です。


■テーマが被ると損

 ⇒ 知っています。


■社会的な言葉ではなく個人の言葉を

 ⇒ 文学の世界では一般論だと思います。その主張と関連づけて特定の属性を名指しする姿勢に偏見がないか、というのが論点だったのではないですか。

■社会の風潮にのせられてないか

 ⇒ そういう人もいるでしょうが、論拠を併記できないのならばひと括りにすることではないです。審査員の驕りだと感じました。

■(ジェンダー問題に対して)短歌の世界の状況は外よりまし、少なくとも日常的に侮蔑語を投げつけられる状況ではない

 ⇒ 相手を対等な人間とみなしていたらその発言はでないと思います。そもそも短歌界の事情と応募者のテーマ選びに何の関係が?


■(同じことを災害の被災者には言えるかという問いに対して)被災者には直接は言わない、相手の状況や関係性を考える

 ⇒ ではなぜ相手が女性やLGBTQ+なら言ってもよいと思えるのでしょうか。自問すべきはそこでは。


■誤読している、よく文章を読んで

 ⇒ 相手不在の状況で一方的な決めつけはないでしょう。



繰り返しになりますが、
「テーマが重なると賞の選考では不利である」
「社会的な言葉ではなく、自分にしか書けない言葉を」
こんなことは文学の世界では一般論です。たったそれだけのことに余計な一言を加えずにいられない、自身の根にあるものは何か。応募者に求めるようにご自身も「立ち止まって考えて」みていただきたいと思いました。

細く長く続けて、いつか作品をまとめられたらいいなと思っています。 応援していただけたら嬉しいです。