野鴨の哲学

​今​​こそ、野生を取り戻し翔び立つ時。 「​​国難襲来す。国家の大事といえども深憂…

野鴨の哲学

​今​​こそ、野生を取り戻し翔び立つ時。 「​​国難襲来す。国家の大事といえども深憂するに足らず。深憂すべきは人心の正気の足らざるにあり」 水戸藩の儒学者であった藤田東湖が吉田松陰に贈った言葉です。今こそ必要なのは野生だと、行徳哲男先生は語ります。

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野生の鴨 デンマークのジーランド地方にある湖に毎年野生の鴨が飛来してきました。野生の鴨は、次の棲みかを目指して、1万キロ以上の旅をします。その間眠りもせず、食べもせず、飲みもせず、ただ翔び続けるのです。 ある時、ひとりの老人が美味しい餌を与えるようになりました。いつしか鴨たちは翔び立つことを忘れていきました。春になり雪解け水が激流となって押し寄せた時、飼い慣らされたかつての野生の鴨は翔ぶ力を失い、押し流されるしかありませんでした。それが、実存主義の生みの親であるキェルケゴール

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