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身近な幸せとか楽しみとか
ぼてぼてぼてぼて、ぼてじん。
これを見てピンときたあなた、おめでとう、私の同志です。
BGMはなし。ただ床のうえに展開図が広げられているだけの画。そこからこのショートムービーは始まる。ぼてぼてぼてぼて、ぼてじん。ぼてぼてぼてぼて。。。
なにがどう、と聞かれると答えに窮するのだが、何となく良い、のだ。ゆるキャラと定義するにはあまりにもゆるく、とはいえキャラクター化されているので違うとも言い切れない。そんな、なんと形容して良いかわからない"ぼてじん"が画面の外からやってくる、あの感じ、実に良い。端的に言えば、「好き」なのである。
昔は「3チャン」と呼んでいた、今のEテレは、思えばその名称変更を境にしてだっただろうか、思わず見てしまう番組がどんどん増えてきているように思う。と、ここまで書いていて思ったのは、NHK教育テレビはいつの間にEテレに変身していたのか、という疑問が。日経新聞によると、2011年6月1日からだそうな。
「E」には教育を意味する「エデュケーショナル」のほか、「エコロジー」の意味合いも込めたという。
ほう...?
わかったようなわからないような。
エコロジーって、環境とか、自然のなんちゃらみたいな意味だったかと思うのですが、はて、エデュケーショナルとは...?
調べると、そりゃそうか、「教育の、教育的な」という意味を持つんだそうな。納得納得。
。。。。。
閑話休題。
なんでぼてじんの話しをしたかと言えば、こちらの記事を読んだから。オリコンさんの記事です。
日本に住んでいるものであれば、「ピタゴラスイッチ」がなんなのか、ほとんどの人が分かることと思います。
15分だったり5分だったり、放送曜日や時間帯によって番組の長さは変わりますが、必ず1つはこのピタゴラ装置を目にすることができるはず。ばねを使ったり影絵で表してみたり、いろんな仕組みを取り入れているのですが、最近見てすごいなと思ったのが、紙をひらひらと落とす装置です。
紙の落ち方なんて、全く同じように何回も続けることなんてほぼ不可能じゃないかと思うのです。それを取り入れてしまうなんて。
偶然の要素が少なくないということは、その分、成功する確率も下がっていくわけです。1回ではできないとして、いったい何回かかっているのか...。と思ってはいたものの、記事中にこんな記述が。
1テイクでOKになることは、まずない。最多で146テイクかかったものもある。
なんと。
ひゃくよんじゅうろく。
100超えるんですね。
単純に考えても、3日で146テイクということは、30分に1テイクはやらないと到達しない数字です。
これ、「146回目で成功する!」とわかっていれば頑張れるかもしれませんが、先の見えない中でテイクを続ける、その精神的なダメージはどれほどなんだろう、と思わずにはいられません。精神的、体力的犠牲の上に撮られた作品だと思ったうえで見るピタゴラ装置の映像は、感動すら覚えそうです。
そんな装置ですが、身近なものを使って、どうやって実現できるか、とも考えられているそうで、これを見た子供の「やってみたい!」にも配慮して頂けるあたり、さすがEテレさん、といったところでしょうか。
半径3mの世界でもいくらでも発見がある。
こんな風に考えて、日々を過ごしていけると、毎日はより充実したものになっていくのかもしれませんね。
ちなみに。
冒頭に紹介した「ぼてじん」ですが、声の出演はお笑いさんの岩尾望さん(フットボールアワー)なんだそうです。ずん飯尾さんだったりサンドウィッチマンのお二人だったり、意外な人が番組に現れるので、それを見つける楽しみもEテレにはあったりします。興味ある方は、こちらにもぜひご注目下さい。
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