見出し画像

第3回:色彩(2020/5/25-26)

こんばんは、nogです。今回はクロッキーと色彩の授業でした。
今回から隔週で授業冒頭にクロッキーをすることになったので早速見ていきましょう。

今週のクロッキー

例年であれば対面でクロッキーするのですが、今年はリモートのため全員下記のポーズ集を購入して行いました。元の写真はあげられませんが、描いたイラストはネット上にアップして良いそうです。


という訳で今週のクロッキーはこの2組。描いた時間を記録し忘れたので多分ですが、2組とも左を10分、右を5分で描きました。次回は時間も記録します。申し訳ないです。

クロッキー1-2_アートボード 1

1日目
メモ書きが汚いのも許してください。10分の時は何度も線を引いていたので、5ふんの方は時間が短くなる分1本の線で一気に引くことを意識しました。ただ、手や足首から靴のライン、顔に関してはかなり雑になっています。特に足の長さが揃っていないことが気になりますね。

クロッキー1-1_アートボード 1

2日目
単体で見たら謎なポーズですが、元写真は階段に腰掛けてタバコを吸っているポーズです。こちらの方が線をよりシンプルにすることができました。頭が大きくなりすぎたところと左足のラインが決まらなかったところが反省点です。

はじめに軽い線で肩や腰、手足の動きのアタリをとると描きやすかったです。どちらも線をシンプルにできてはいるのでこれから布の動きや線の強弱をつけていきたいなと思います。


配色の実践

次は色彩です。事前課題で模写したフェルメールの絵画を4色分割して表現しました。それぞれ、目立たせたいメインカラー1色とサブカラー3色を決めています。

画像1

まず色分けした状態がこれです。彩度明度を落としていないので派手派手ですね。次から課題です。

画像2

メインカラー:黄色系
サブ1:濃い黄緑系(同系色)
サブ2:薄い橙系(同系色)
サブ3:橙系(同系色)
類似色相配色を意識しました。色相環で近い色ですね。
結構まとまりがあるかなと思います。

画像3


メイン:濃い青系
サブ1:濃い黄色系(補色)
サブ2:薄い黄色系(補色)
サブ3:青系(メインと同系色)
補色色相配色を意識しました。先ほどよりもパキッとした印象の画面になりましたね。すっきりしてなおかつまとまりが良いので、個人的に一番好きです。

画像4

メイン:青緑系
サブ1:濃い赤系(メインの補色)
サブ2:黄色系(サブ3の補色)
サブ3:青紫系(サブ2の補色)
4色色相配色を意識しました。一番濃い影の色を暖色にしたからか手前に迫ってくる感じがします。

画像5

メイン:紫系
サブ1:緑系(補色)
サブ2:黄緑系(補色)
サブ3:薄いグレー(無彩色)
分裂補色配色を意識しました。紫の彩度が高すぎて他の色が負けている気がします。

次からはそれぞれのテーマに沿って配色していきます。

やさしい

テーマ:やさしい
メイン:淡いピンク系
サブ1:薄い黄緑系
サブ2:黄緑系
サブ3:水色
彩度低め、明度高めのトーンでまとめているため穏やかな印象です。「やさしい」と言われると春っぽいイメージがあるので、それが反映されています。

怖い


テーマ:怖い
メイン:濃い赤系
サブ1:水色系
サブ2:濃い紫系
サブ3:紫色
スプラッタ感がありますね。血に塗れた牛乳を注ぐ女…。
後ろの水色が馴染んでいない気がします。もう少し彩度を高くして、明度を低くしたらキツさが増すかも。

眩しい2

テーマ:眩しい
メイン:彩度高い黄色系
サブ1:オレンジ系
サブ2:濃い黄色系
サブ3:黄緑色
太陽のような明るさをイメージしましたが、ゴッホのひまわり感が強いです。背景を原色に近づけると注目しやすいですね。

眠い

テーマ:眠い
メイン:水色系
サブ1:茶色系
サブ2:薄い茶色
サブ3:薄い黄色
ミルクティーを飲んだ後のおやすみタイムなイメージです。日向ぼっこしながら寝るとかシチュエーションによって結構イメージが変わる気がします。

怪しい2

テーマ:怪しい
メイン:彩度高い紫色系
サブ1:グレー寄りの紫色系
サブ2:紫色
サブ3:黒に近い紫色
怪しい=毒々しい=紫という考えからこんな配色になりました。女性モチーフに怪しいというと魔女のイメージが強いです。

おっちょこちょい

テーマ:おっちょこちょい
メイン:オレンジ系
サブ1:彩度高い黄緑系
サブ2:緑色
サブ3:薄いピンク色
おっちょこちょいとは…なかなか難しかったです。自分の中のイメージはなんとなく明るく元気なキャラクターだったのでオレンジメインにしました。イメージがしっかり定まっていなかったからか、画面全体の印象が散らかっています。


まとめ

久しぶりにクロッキーをするとものを見て描く感覚がなくなっているなと実感しました。練習して勘を取り戻していきたいです。
色彩の方ではパンの陰やテーブルの端の光などの色面積が非常に小さいので、4色分割に見えにくかったのが反省点でした。

美術予備校に通って色彩構成をしていた頃から、原色に近い色や極端に薄い色、彩度の高い暗い色を使いがちなのでその時々に合わせた適切な配色を心がけたいと思いました。
配色のバリエーションが少ないと実感したので、これから引き出しを増やしていきたいです。それでは、また来週〜。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?