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第7回:コンポジション(2020/6/22-23)

こんばんは、nogです。いよいよ暑くなってきましたねー。作業しているとPCが熱くなっていることや室温の上昇に気づきにくいので熱中症に気をつけないといけないなと思いました。

今週はいつものクロッキーとコンポジションの授業です。構図は特に苦手意識が強いので悩みながら作業していきました。


今週のクロッキー

クロッキーももう3回目ですね。1回目と比べると大分慣れてきた気がします。
今回は画材を変えて、筆ペンで描いてみました。

1日目

1-1_アートボード 1

左を10分、右を3分で描きました。1日目の1枚目なのでビクビクしながら線を引いていますね。筆ペンでクロッキーをするのも初めてだったのでどう描いていけばいいのか戸惑いました。

体全体のバランスは取れていますが、腰〜右足に違和感を覚えますね。このモデルさんのベストがかなり長く、腰のラインがわかりにくいということもありますが、3分の方は完全に失敗しています。服のシワもなんだかよくわからない点々に見えますね。

2日目

2-2_アートボード 1

左を5分、右を2分で描きました。左の時間間違えてます、すみません。
今までのクロッキーを見ていただいてもわかる通り、私は形の省略をしないタイプです。省略して描けるほど上手くないんですよね。バランスも悪いし、決して上手く描けたわけではないのですが省略に挑戦してみた記録ということで選びました。

全体のバランスも崩れていて、骨どうなってるんだと突っ込みたくなりましたが、1日目より長い線で描こうとしています。2分の方はゆるいテイストで省略しようとしたのですが、顔と手、背中のラインくらいしか上手くいっていないです。顔の崩し方は個人的に好きなのですが、手は気持ち悪いので次は違う省略の仕方に挑戦したいです。


人生初の筆ペンクロッキーでしたが描き心地が違って面白かったです。
筆ペンは失敗するとはっきり線が残ってしまいます。見栄えは悪いですが、どこを描くときにどう失敗したのかが記録として残りやすいので良い練習になると思います。紙に軽くアタリを取ることも出来ないので、頭の中でバランスを考えてからアウトプットする習慣づけにも良いかもしれませんね。

余談ですが、小学生の頃筆ペンでイラストを描くのにハマっていました。ぬらりひょんの孫という漫画に出てくる筆の表現に憧れて、そこから筆ペンで絵を描くようになった気がします。懐かしい…。

今回のクロッキーでも思いましたが、筆ペンで素早く一気に線を引くとかすれて勢いのある、描き手の動きが分かる絵になるんですよね。場面の向き不向きや好き嫌いはあると思いますが、表現の1つとして引き出せるようにしておきたいなと思います。描いてる時も楽しくてテンション上がりますしね。


課題:言葉を表現

先生が用意してくださった顔のイラストを使って構図と配色を考えていきます。制作のルールは以下の通り。

制作上のルール
ルール1:一つ以上の顔を配置
ルール2:単純な図形を一つ加えても良い
ルール3:サイズ、配置、色の変更は自由

それではやっていきましょう。

1、おおごえ

1_アートボード 1

大声で怒っている人をイメージしました。私の場合、大声で怒られるとストレスからか目がぐるぐるして、段々気持ち悪くなってきます。その感覚を意識して、構図は回るようなものに、手前に出てくるのは彩度が高くキツイ赤色で奥に行くほど色が悪くなっていくようにしました。今見ると少し収まりが良すぎたかなとも感じます。


2、プレッシャー

2_アートボード 1

子供の教育方針に関して揉める家庭をイメージしました。母親と父親の仲が悪く板挟みにされている上、良い学校に行けとプッレシャーを感じる息子、という設定です。空気が悪く険悪な感じを背景の暗い紫で表現し、それぞれの顔色も寒色や明度が低い色を使うことで気持ち悪さを出しています。


3、仲間はずれ

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仲間はずれにされて、聞こえるように悪口を言われているというイメージです。聞こえるように悪口を言う人って、にやにやして相手の様子を楽しむ人が多い気がします。右上にいじめっ子を複数配置することで、上から圧力をかけているような空気感を出そうとしました。


4、仲良し

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仲良しな女の子二人組をイメージしました。それぞれが相手の方に顔を傾けることで親密さを醸し出しています。暗い色は使いたくなかったので、明るく、可愛い色をチョイスしました。オレンジの子が背景のピンクと近い明度になってしまったので、もう少し調整してあげれば良かったかなと思います。


5、抱擁

5_アートボード 1

小さな子供がいる家族をイメージしました。背景は柔らかさを感じさせる薄い黄色で、家族の色も明るく優しい色を選びました。顔の大きさを変えることで父親、母親、子供の違いを出し、家族写真のような印象にしています。こうして見ると4の仲良しで選んだ色と同じような色を選んでいることに気がつきますね。


6、対立

6_アートボード 1

手は出さないけれど激しい口論をして対立するイメージです。頭と頭をぶつけ合い、斜めに配置することで動きを出しつつ、拮抗している印象にしようとしました。激しい口論をするイメージを背景色の赤色で、それぞれの色は互いに負けない彩度高めの明るい色で表現しました。


7、行進

7-2_アートボード 1

幼稚園児〜小学校低学年くらいの不揃いだけど頑張ってる行進をイメージして作りました。今ならだるい雰囲気が漂う行進とか軍隊の行進とかを思い浮かべると思うんですが、これを作った時は可愛い行進が見たかったんですよね。人物は可愛らしさを出すためにおもちゃみたいなパステルカラーを選び、全体を引き締めるために背景を水色にしました。


8、マナー違反

8_アートボード 1

1人だけマナーを守らない面倒臭い人をイメージしました。マナー違反をする人は自己主張が激しく、威張る傾向にあると感じているので、大きな顔に目立つ黄色を配色しています。左下の3人はマナーを守っている人で、あまり目立たないよう背景の同系色を使用しています。両端2人はマナー違反に困っている人、真ん中の人は不快なので注意しようとしている人です。


9、気になる

9_アートボード 1

クラスに転校生がやってきてそわそわする様子を表現しました。単純な興味を持っている状態を薄い黄色とワクワクした顔で表現しています。転校生は目立つ色で少し緊張して小さくなっているイメージです。


10、決心

決心_アートボード 1

ブラック企業を辞める決心した人をイメージしました。決心するというのは自分の内的変化だと思うので、あえて1人だけを真ん中に配置しています。背景と顔の間にインパクトの強い色を挟むことで印象強くしようとしました。


まとめ

状況を妄想するのは好きですが、構図が下手くそですね。全て終わってから気づきましたが、ルール2の単純な図形を一切使えていませんでした。図形を加えるだけでかなり印象が違ってくるので使わなかったのは勿体無かったなと反省しました。

私の作品は全体的にペタッとした印象の画面が多いですが、他の人の作品を見ると重なりを上手く利用していたり、手前と奥の関係を作っていて勉強になりました。構図に対しての苦手意識が強い=構図のストックが少ないということなので、弱点を自覚して構図のストックを増やしていこうと思います。

今回作った10作品の中から好きな作品を3つ選んで、自分のキャラクターで構成し直すという課題が出ています。どれにするか迷うところですね…。
再来週は作ってきた課題を使い、今回の続きをする予定です。ではでは〜!


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