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ノンノチカプレラチュプ~道草~

母の実家の苗字が珍しい苗字で 人数も少なく
しかも日本でも母の実家がある地域に集中していることから、ル-ツが知りたくなって家紋を調べたりしていたら ふと舐めていた龍角散のど飴のパッケージに下がり藤の家紋がついていることに気付きました。『え…!?今まで気付かなかった…』
気付かないというか、見えていても興味がなかったので意識してなかっただけかもしれません。
それも ちょうど藤の家紋を調べていたところだったので 意識すると見える世界が変わることに改めて驚きました。逆に言えば、興味がないと見えていてもこんなにも意識に入ってこないんだなあ…とつくづく感じました。
ハ―ブには高校生の頃から興味があって 学校の帰り道にある香草屋さんによく通ってモ―リスメッセゲさんの分厚い本を買ったりハ―ブティ―を調合してもらったりしていました。
龍角散のど飴は咳を鎮めてくれるし 自然の生薬やハ―ブが成分なことからお気に入りののど飴の1つでした。
下がり藤の家紋…調べて見ると龍角散発祥はここ秋田と書いてあり 秋田を治めていた秋田藩の御典医藤井家の家紋で 秋田の美郷町六郷に住んでいた藤井玄淵という方が考案され そのあと「龍角散」の名前で一般向け薬として売り出したとのことで 200年の歴史があるのだそうです。
以前、龍角散のCMで秋田県の現 佐竹知事と八峰町が出てくるCMがあったのですが龍角散で使われるカミツレというハ―ブを秋田の八峰町というところで栽培しているそうで、美郷町というところでも甘草という薬草の栽培が進められているそうです。
今までは生薬は中国産に頼っていたことから 今後脱中国産を目指して龍角散発祥の地秋田で生薬の栽培をしていくそうです。
八峰町は世界遺産白神山地のある場所で何度か行ってみたことがあります。
美郷町六郷の水は日本の名水100選に選ばれていて湧水群を見に行ったことが一度だけありましたがつい最近のことです。確かハ―ブ園もあってラベンダーが栽培されていたかな…どちらもとても自然が豊かで美しい場所で大好きな場所だったので なんだか感激してしまいました。
水がきれいな場所なので お米は美郷町産のを選んで買ったりしているくらいでした。
江戸時代には甘草を美郷町で栽培していたという記録もあるそうで、純国産生薬の龍角散のど飴ができる日を楽しみに待っていたいです。
あと、佐竹知事は秋田藩主佐竹家末裔で21代目。殿様役でCMに出演していたそうです。(笑)
龍角散の名前の由来ですが、生薬の成分であった龍骨、龍脳、鹿角霜から由来するそうです。あとに成分の改良ではずされてしまうのですが…鹿角は生薬に利用されるのですね…すごいなあ。鹿…というと縄文を連想して空想が広がってしまうノエルです(*´ω`)
薬草という自然からの贈り物とそれを利用しようとする人間の知恵…昔の人たちの探究心は素晴らしいなあと思います。遥か昔から病気に効く成分を見つけていて、それが現代に繋がっているんですね…
自分のル-ツを探してなかったらパッケージについていたものが家紋ということにさえ気付かなかったかもしれません。
ちょっと目に入った家紋から始まった道草…とても有意義な道草でした。

            photo🌼by noel

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