アライズは復活の狼煙となったのか?

n年越しにテイルズオブアライズをクリアしたので、忌憚なき感想等を書いていく。
良いことも悪いことも全部書いていくので、見たくないのであればブラウザバック推奨。


1.ゲームとしての評価

・良いところ

結論から言うと、テイルズオブアライズは面白かった。

ゼスティリア辺りで感じていたボリューム不足感も無く、サブクエも程よく、近年のシリーズ通してみても良かったと思う。

ただ、Steamで上がってた程の期待値では無かったが、久々に周回重ねてもいいかな、とは思える程。

特に、戦闘に関しては従来シリーズのLMBSとしながらも大きく変更がなされており、スピーディで爽快さを求めた事もあり、ストレスは少ないように思えた。

テイルズといえば秘奥義カットインが醍醐味ではあるが、アレだけのスピード感と派手な演出があればカットインは不要に感じた……が、ここは意見の割れる所の1つだと思う。

・悪いところ

苦痛……というかしんどさを感じたのはアイテム回り。
特に回復術に関わる部分が従来と異なり、CPを必要とするようになり(従来のTPにあたるもの)、この数値限りで回復術を使える。

CPの回復手段として宿屋やキャンプでの回復、グミ(従来のTP回復をするオレンジグミ等)での回復が主になるが、正直、このオレンジグミの価格がバグではないかと思う程高い。
序盤から3000Gと破格な値段をふっかけられるのだが、性能やシステムを考慮するとこうなるのか……?と、終始、疑問を抱かずにはいられない値段だった。

例えば、過去作のジアビスであればシナリオの進行状況によってショップの品揃えが変わったり値段が上下高したりするのだが、そんな事もなく……1/3くらいの値段じゃダメだったの?(アップルグミは500Gに対してオレンジグミ3000Gはちょっと……)

金策すれば解決なのは明白だが、最序盤ではそんなことも出来ないし、人型の敵を倒さないと金が手に入らないという従来シリーズからのお決まりがある以上、稼ぎ所もそう多くは無い。

そういう意味では少し取っ付き難いと感じる部分でもあった気がする。

2.シリーズとしての評価

前項でも少し触れたが、近年のシリーズタイトルではボリューム不足と感じることが多かった。

また、周回を重ねようと思うことも少なく、流してしまったことも多いが、久々に周回も考えている(時間を捻出出来るかどうかは別として)

そういう意味ではヴェスペリアやグレイセス以前のタイトルのようにずっと遊びたくなるタイトルとしても評価できると思った。

これは、確かに復活の狼煙となり得る作品になったと思う。

3.なぜ数年放置した?

ここからは『何故、数年放置した?』というところに触れていきます。思っていること、感じたことは全部書くので不快に感じたら申し訳ない。

まず、当時は既に社畜として朝から翌朝まで働いてるような日々が続いていた。家にいるのは僅か3時間程度で、帰宅出来れば良い、みたいな生活だった。

その中で新作であるアライズを楽しみにしていたので、当日に購入はしたのだ。
……が、触れない日々が続き、プレイし始めた頃には発売からひと月が経っていた。

当初は配信等に対してのポリシーがあり、その範囲内で動画にしながら進めていこうと思っていて、実際に編集しながら合間の時間を縫ってプレイする日々を送っていた。

そんな中で、ザレイズとアスタリア(当時は稼働中)にアライズが参戦する事になったが、アスタリアに参戦するアルフェンとシオンが割と後半のネタバレになっている、という事件が起きてしまったのだ(しかも後々知るがわりと重要)

正直、そこでアライズのやる気をかなり削がれてしまった。

公式のゲームならネタバレしてもいいのかと。
この当時もまだポリシーもあったし、プロデューサー自ら「アルフェンたちと共に体験して欲しい」みたいな事を言っておきながら、その体験の一部を奪うような事をしていいのかと。

そう思うと先に進める気力もなく、仕事に忙殺されていくうちに完全にやる気を失ってしまっていた。

これが全て。

4.結局、復活の狼煙となるのか?

さて、話をまとめておきたい。

はっきり言うと、作品自体は良いものである。
これは間違いない。

しかし、それ以外の要素で賛否を大きく分けている、と感じた。

例えば、先にも書いたネタバレの速さもそう。
繰り返しになるが、同社の外伝コンテンツだからといってネタバレ要素を含んだ状態で登場させるのはどうなのだろう(実際、ザレイズにおいてはキービジュアルで参戦だった)

また、度々散見されるのが関係者の発言。
インタビュー等を通して見れば本来の意図を読み取ることは可能だが、確かに別の側面から見るとそういう風に捉えることもできるよね、という発言が見られる事がある。
切り抜きようによってはどうとでもなるのだが、少々、不安を覚えるのは気の所為だろうか……?

さらに、DLCの内容に関して少し触れていたが、それは言わない方が良いのでは……?という所まで触れていたのも個人的には少し気になる所……。

正直、このまま何も無ければ復活の狼煙となる作品だが、不安要素が多いという懸念点が……。

個人的には復活の狼煙となって欲しい、と思っているが、今後の動きもしっかり見ていきたい。

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