プリマウィンナー号を知っていますか。
あれはもう30年以上前の話になるのか~
わたしが20才の頃
日本橋にある某広告代理店で営業の仕事をしていました。
ペーペーの新人で
若さと体力が売り❤
先輩と一緒だからこそ行ける
大企業にもお邪魔して
お酒を飲むのもお寿司を食べるのも
銀座のいいお店でした。(バブルの時代ですよ)
主に紙媒体の広告を作ってました。
沢山怒られたけど
やりたい仕事ができて楽しかったなぁ🍀
ある日昭和通りで。
ひと仕事終えて会社に戻る途中
秋葉原方面から、銀座方面に向かって
断続的な渋滞でクルマが繋がって、ゆっくり走っていました。
そこに
ものすごーーく変わった車が1台混ざっていて・・・
しかもすごくピカピカの・・・
こんな車が・・↓↓↓
帰社して日報書けば仕事終わりだったわたしは
ノロノロ運転で私の目の前まで来て通り過ぎて見えなくなるまで
ずーー―っと横断歩道を渡らずに凝視していました。
普通に走れるだなんて信じられない形をしてるし
曲がり角で曲がれるのだろうか? まっすぐな道専用?
「お前運転しろ」、って言われたら困るな?
そもそもどうやって乗り込むんだ? ドアがないよ。
・・・・・
免許取って日が浅いのもあったし
MTの社用車で先輩に運転を鍛えられていた時代だったから
「お前運転しろ」と命令されたらどうしよう、と心配したりして←
こんなクルマあるんだ・・・
何故周りのみんなは普通に運転していられるんだろう?
カメラ持ってたら良かったのに(当時は携帯すらありませんでした)
ひたすらびっくりして見ているうちに
「面白いクルマ」は行ってしまったので
会社に戻り、先輩を何人も捕まえて(新人だから全員先輩)
「昭和通りに、今こんなクルマが走っていたんです!!」と力説するも
「そんなのあるわけないだろwww」
「夢見たんじゃない?」
誰も取り合ってくれませんでした。(営業職なのにプレゼンがヘタ)
中に1人
「何言ってるのか分からないから、絵に描いてみて?」
と言ってくれた先輩がいたので
「こんな風です♪」(デザイン科卒)
結構イイ線行ってる。と思いましたが
わたしが描き上げるまで待って
この絵を見てくれた先輩は
「ブフッ」と鼻で笑って
「あのね、タイヤとハンドルが繋がってないでしょ、そもそもクルマとして成立してない」など言って、帰ってしまいました。
まさかの誰も信じてくれない案件。
白昼夢を見た変人と思われてしまっている・・・!!
(くそぅ)
それから、
気になって気になって気になって
プリマ本社に電話してみようか。(勤務先の電話で電話しちゃダメよね?)
また走っているかも。(昭和通りはいつもより入念にチェック)
それとなく人に聞いてみたり・・・(話が通じない)
その時1度だけだったし、だからと言って何、ウィンナーの宣伝カーなだけだよと、ヤサグレたりして
その後、仕事も転職→結婚→退職→出産①/5
ジェットコースターのような毎日で、
結果、ウィンナー号の事は薄らいで行きました。
それからも、
時々思い出しては
テレビ局に取材依頼などしてみたりしたけど
返答はなく・・笑
インターネットが使えるようになって
やっと、やっと、
「プリマウィンナー号は実在した」
と胸を張って言う事が出来るようになりました。
ネット便利~~
そして絵とは違いましたね!爆
ハンドルとタイヤは本物は繋がっていました(あたりまえ)。
見つけた時は嬉しかったです。
ピカピカのこの子が走っているのを見たんですよ♪(プチ自慢)
プリマハムの三重工場に行けば野ざr・・・いえ年間通じて展示してあるらしいので見に行ってみたいなぁ。
大きさも形も、度肝を抜かれる大迫力でしたよ。
今でこそ、レッドブルとか変わった車も普通に見かけるけど
30年前って、車はみんな車らしい形してたから。
***
さて
何故この件を思い出したのかというと。
「タマリンド」という
インドとタイの果物を昨日
お客さまからいただいて
この形を見たら、記憶がフラッシュバックして⚡(゚□゚;)ハッ
「プリマウィンナー号」!!!!
居てもたってもいられなくなりました。
中からお芋のような実が出て来ます。
羊羹のような、焼き芋のような食感で
中には大きめのお豆がゴロゴロと入っています。
タマリンドは、チャツネの主成分。
甘くて酸味があって、独特の風味があるから
タイ・インド料理で良く使われているのだそう。
知らないうちに結構親しんでいたのかも。
のどか舎に来てくれたお客さまが
お土産に。とタマリンドを届けて下さって。
初めて食べる事が出来て勉強になったし
何より、プリマウィンナー号を思い出す事も出来て
何だかほっこりです。
昔も今も幸せです。(^-^)ふふふ
最後までお読みいただき有難うございます💖
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