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11月1日-11月7日

11月1日月曜日

11月の始まり。相変わらず月の始めはドキドキする。
少し早く職場に行き、お店のオープン前に朔日参り。伊勢の特権!
何回訪れても、鳥居をくぐる度に背筋をピンとするし、緑に包まれる澄んだ空気をたっぷりと吸ってしまう。それが伊勢の魅力だな、と思う。

今日は沢山の人がお店に来てくれて、賑やかにワタワタしながら楽しかった。月の始まりを満喫。
お参りの時に撮った写真は、やはりぶれてた。最近、携帯で撮る写真は3枚に1枚ぶれてる気がする。

その後はお仕事の打ち合わせが1件。久しぶりのzoomでパソコンの調子もすこぶる悪くて、こちらもワタワタしてしまう。が無事に終了。

11月2日火曜日

髪の毛を切りたくなってきてしまい、昨日の夜から続けて、今日行ける美容室を探す。髪の毛をどうにかしようとする時、美容室から探さなくちゃいけないのは、結構な労力を使う。おそらく前もって予約したら良いだけなんやけど、髪の毛に対する欲求は突然にくるものだから困る。

遅がけの朝ごはんに、頂き物の美味しいパンをモリモリ食べる。
サクッと、フワッと、とても美味しい。
できることならもっと素敵な言葉で言い表したいけど、本当にサクッと、フワッと。

せっかく久しぶりにお仕事のアポがないので、遠出することにした。
ずっと行きたかったカフェに立ち寄る。コーヒーの焙煎場が隣にあって、気持ちのいい空間だった。そのお隣のお花屋さんも素敵。
周りはワイワイしてる人が多くて、私なんでこんなにも一人が余裕なんだろうと不思議に思う。

お花屋さんで、ネリネというお花を知る。白くて咲く姿がクラッカーのように豪快で華やかで惹かれた。
ネリネという名前は、ギリシア神話に登場する美しい水の妖精ネーレーイスにちなんで、とのこと。可愛い由来、うっとりする。

花言葉は「また会う日まで」
別名「ダイヤモンドリリー」

早速好きなお花になった。


11月3日水曜日

お昼前に、たくさんの植物に水をやる機会があり、ひらけた空間に大きなホースで水をかける行為がのびのびとしていて、軽い気持ちになった。
冷蔵庫の中に大量の牛乳をこぼしてしまって、すごく悲しい気持ちになった。そういえば、いつもそんなところで、、というミスをしがちで。人が難なく回避できるハードルに勢いよく引っかかってきた気がする。簡単なことだからこそ、ダメージを受けてしまったりする。

しっかり形にしたい仕事があって、ドキドキしながら連絡を入れる。最近常にドキドキしてる。仕事のやりがいがあり、嬉しかったり、悔しかったりの日々。

夜ご飯は、弟の誕生日を口実に美味しいお肉を食べた。
その後も外に出て、仕事をした。ちょっとしたデザインの仕事。せっかくお願いしてもらったから、良いものを作りたい。

気づいていなかったけど、頭がいっぱいになっていて
布団の中で気づいたら泣いていた。
数年前の夢みたいな環境が本当に夢だったのでは、と今もふと思ってしまう。
でも、夢よりもっと希望や未来を与えてくれたそれは、たしかに今の私から出る言葉や感情にひしひしと生きているんだと思う。
それは本当に。

そうずっと、言い聞かせてるんだ。

夜中の1時を過ぎた頃にわりと鬱モードになりながらSNSを更新してみたら、ちょうど起きていた友達がいて、1時間以上電話。
これまで、話を聞くことの方が心地よかったので、今も自然とそうしてる節があるんだけども、私自身は誰にも口にすることがなかった話がいくつあるんだろう、なんて思った。聞く人であり、伝える人でありたい。


11月4日木曜

昨日、夜中まで電話していたのでやはり眠たい朝。
先週あたりから、ちょこちょこお花を飾っていて、部屋が良い心地になってきた。
午前中に一件打ち合わせ。東京で結婚式のお仕事をしていた時にお世話になった方で、関西での結婚式をプロデュース段階から一緒にしない?とのことでご連絡をいただいた。
いつも活気のある素敵な方々。懐かしいお話に嬉しくなった。
私は私の持ち場で、私の考えで頑張りたいと、強く思う。

今のお仕事でお世話になっているお花屋さんのイベントに伺う。
古いもの×新しいはな。何百年も重ねた魅力ある器たちに、今その手で生けられる花。時間の経過や重ねることの意味を考えさせられる展示だった。

思えば、少し前東京にいた時は、TOKYODANCEという大好きな古道具屋さんが家の近くにあって、よく通っていた。
久しぶりにそのあたりのグーグルマップを見てみたら、「行きたい」というフォルダの緑の旗が立てられまくってて面白い。休みの日は旗を目掛けて出歩いてたな。
益子陶器市に連れってもらったことも思い出した。素敵。文化、カルチャー、時代、変動、表現、もっともっと知りたいことが沢山ある。

本を読みたくて読みたくて、行ってみたかったカフェに伺う。
好きな本屋さんの隣にあるそのカフェは、お休みが重なってて、今日ようやく初めて行けたんだけど、想像していたよりもうんと素敵だった。スラスラ読みたい本を読む。
メニューや至る所に表示される店主さんの字が、絶妙にゆるく、かといって読みにくいわけではさらさらなくて、素敵だった。おしぼりと一緒に出していただいたお水も、なんとハーブの香り。最近そんな素敵なお店に行く機会が減ってしまっていたから、とても心が潤んだ。
コーヒーもプリンもとっても美味しくて(これまで固めプリン派だと思っていたけど、柔らかい焦がしプリンが美味しい)最近の糸が緩む。

お隣の本屋さんにも寄って、SNSで見て気になっていた「つつがない生活」を購入する。いつ訪れてもセレクトが素晴らしすぎて、地方にいてもキャッチ力のすごさで素敵なものを届けることができるなあ、と改めて思う。

日中、思いの外ゆっくりしてしまった分、帰って仕事を進めようと試みたが、パソコンの具合がすこぶる良くない。仕方ないので、読書の続きをする。

電子機器に弱い方なので、大概のものは時間を空けてもう一度試す(調子が悪かったことは見なかったことにする)という方法でしか、向き合えたことがなく、時間を空けてもう一度仕事をしようと意気込むが、まだダメみたい。

今日伺ったイベントで骨董をセレクトしていた作家さんが、SNSでご丁寧にご連絡をくださり、嬉しい。業種は違えど、こんな心持ちで私も素敵な仕事をしていきたい。またご縁があったら嬉しいなと思うし、そう思っていただけるように、精進するぞ。
今のデザインではあまり見ないような、緑ガラスの花器を購入して、お部屋のレベルが今日も急上昇した。幸せな心地。

11月5日金曜

何かに終われるように、仕事をしたり、本を読んだりしていて、気づいたら夕方になっていた。
夜は、新しい仕事で出会った先輩と初めて二人でご飯に行く。ずっと行きたかった餃子のお店で嬉しい。久しぶりの生ビールは煌めいてた。飲んで欲しいの!と言わんばかりに泡が生き生きとしていて、美味しくいただいた。
お隣に座っていた方が他県から観光でいらしていたらしく、伊勢のおすすめを紹介させてもらった。素敵な3人組で楽しそうで、旅行いいな〜と11月の遠出がより楽しみに。どうぞ良き伊勢を。

まとまらない意識がたくさんあって、ずっとふわふわしている。
もっとずっと考えてみよう。


11月6日土曜

久しぶりにパン屋のお手伝い。
朝出勤したら、店主が大事件!!と笑っている。パンをこねるための大きな機械が朝に壊れたらしい。なんと、大事件。
あわあわとしていたけど、いつものごとく、果敢に挑戦する姿と新しいものへの好奇心が素敵な方だなと、改めて感じた。今日みたいな日はなんか好きだな。

結婚式のお仕事も嬉しいご連絡がひとつ。

me and youさんの新しいメディアの取り組み素敵。何かとバタバタしてしまっていて、まだしっかりとお手紙を読めていなくてむずむずしている。
公園で浴びる光や、水面の揺らぎやそれによる煌めき、夏の終わりにいただくお土産、のような、なにかと断言はできない温かみを何度も与えていただたなあ、とぼんやり思う。

仕事や社会において、もちろん物事をスムーズに進めることや成功させることは、素敵なことだと思う。だけど、そうじゃないことが決して素敵じゃないなんてことはない。できないこともできることと同じように認められたり、まっすぐに知ることができたら、わたしにもあなたにも、いつもより少し優しくなれるのではと思う。そんな価値を、わたしもゆっくり言葉にしていきたい。

夜まで仕事をしていて、今日はもう特に瞼がもったりしてるのだけど、いいものができそう。デザインのことももっと勉強したい。ときめくものをもっと作りたいなあ。

この日記を書きながら「日記を書く」という行為について考えてた。わたしの場合、これは実験。「日記を書く」ことから生まれる、この先の日々への影響を体感してみたいからだ。
書くだけで成り立つのか、振り返ることが必須なのか。日記に限らず、写真や音声などツールは違っても、記す・のこすといった行為が、わたしたちにどうゆう未来を届けるのかをもっと知りたくなった。
この日記もいつまで続くのかは正直わからないけども、この実験は続けて行きたい。


11月7日日曜

仕事をして、サクッと友達とうどんを食べ、また仕事。明日の仕事が一番乗りだから鍵を持ってないとダメなのに、持っておらず、職場に向かう。
何かとバタバタしてしまう日。ガーーーーっと仕事をする時間が必要。

me and youさんの新しいメディアのクラウドファンディングの内容を読む。
丁寧に綴られる文章と、堅い紐を緩めてくれる(決して解くのではない)ような言葉たちが優しい。

異なるわたしとあなたの、昨日の違和感がすこしやわらぎ、誰かから生きることを削られず、削らず、自分に心地よい温度と速度で、いまより息がしやすく、生き延びられるな、と思える希望や祝福みたいなものを考え続けるための場所を、一緒に作りませんか。

素敵。これだけでうんと息がしやすくなる。
わたしが考えていたことや、まだ口にできていなかった想いを、教えていただいた感覚。

結婚式の仕事を通して、そんなことを伝えたくて、息がしやすく、自分を相手を肯定できる人を増やしたかった。

今もこれからも、その想いを、私の信じる価値を諦めない。
言葉にでききれないこの過程も、肯定しながら、伝えることを諦めない。


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