【訪問鍼灸師の大事な役割】

介護家庭に訪問していると、家族間の言い争いに遭遇し、話し合いに参加することがあります。

そんな時は
「翻訳コンニャク」を使えば大丈夫!

要介護者〈夫〉はできないことがあり、生活するには介護者〈妻〉の手助けが必要です。

お互い生活する為に、本気でどうにかしようとしています。だから、ぶつかり合うことがあります。

こんなふうに、

〈妻〉
「なんでもしてもらって当たり前やと思わないで!」

〈夫〉
「できないもんは、しょうがない!」

これを、「翻訳コンニャク」を使って、本当に言いたいことを、それぞれに伝えてあげるとこうなります。

〈妻〉の翻訳
「あなたは、自分でできなくて、つらいとわかってるし、してあげたいと思ってる。でも、もう少し自分でやってもらえると助かるし、嬉しい」

〈夫〉の翻訳
「いつも助けてもらって申し訳ない、そしてありがとう。〈妻〉がいてくれるから、生活できている。これから、少しでもできることを増やして、助けてやるからな!」

って、ことですよね?

とそれぞれに伝えると、2人とも照れくさそうに「ん〜、そういうこや」と便乗される。

内容が全然違うと思うかもしれませんが、感情の取り出し方によって、表現が変わっているだけです。

いつも接する二人ですから、正直な気持ちを表現できなくなっています。その鬱憤から、このような言い合いになることがありますが、日頃の想いを伝えるチャンスであり、前向きになるチャンスです。

当たり前のことにこそ、感謝する大切さを感じさせてもらっています。

私達の役割は、患者さんの回復だけではなく、その方を支える家族を含めた生活を豊かにすることです。

豊かさとは、色々あると思いますが、のどか治療院では、笑顔の瞬間の多さだと考えています。

是非「翻訳コンニャク」を使ってみてください、空気が温かくなり、自分の心まで温まるのがわかりますよ(^O^)

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