医者になって少し学んだことー病院内でもエロいこと実際ある編ー

研修医1年目の時、良性疾患の高校生(清純そうでおとなしい女の子)を担当しました。いよいよ明日が手術となり、きっと不安だろうから励ます必要があるなと思い、彼女の夕食後ぐらいの時間に病棟へ様子を見に行きました。6人部屋で明るく、着替えの時間でもないので、そっとカーテンを開けると、なんとそこには、横たわって彼氏と濃厚接触している患者さんの姿がありました。まさかの出来事に慌ててカーテンを閉め、まあこの精神状態なら大丈夫か?ということで、会話することもなく医局に戻りました。治療はうまく行き、無事退院しましたが、術後の入院期間中、彼女は常に堂々としたもので、診察時には、むしろこちらが気まずくて、眼を合わせずらかったのをよく覚えています。

医師とナースの不倫なんて実際よくある話ですが、逢瀬の現場が当直室であることは少なくありません。病棟・外来から一定の距離があったり、階が違ったり、入室経路が複数あるような場合は特に利用されがちです。そして当直室には必ずベッドがあり、ユニットバスもあることが多いため、モラルは別として、利用するには好条件です。大学病院で勤務していると、アルバイトで関連病院の当直にしばしば訪れます。急患が多い眠れない病院もあれば、リハビリ病院で急患受付なし、ただそこに居さえすれば良いという、いわゆる寝当直もあります。そんな寝当直に愛人や彼女を呼び込む医師は私の周りにも少なからず存在しました。奥さんにしてみれば、まさか仕事中に浮気しているとは思わないので、安心して楽しむことが出来るようです。なかには、月毎の当直表を浮気旅行用のフェイク当直を追加記載したものを奥さんに渡している人もいました。お金に細かい奥さんだと、当直料や源泉でわかりそうなものですが、その男性は、お金を全て管理し、生活費・お小遣いのみを渡し、バレなかったようです。

しかしながら、浮気の多くはいずれ何らかの形でバレてしまい、しばしばキツい罰を受けます。ある先輩はあちこちで浮気をしていましたが、大学病院の当直室でも浮気を繰り返していた結果、毎日シーツ交換するのが医局秘書の女性達であったため、彼の当直後、いつも散乱する陰毛や化粧、香水の匂いが証拠となり「あたしたちはラブホテルの従業員じゃないのよ!」と我慢の限界を迎えさせてしまいました。報告を受けた教授から事情聴取の上、罰として?遠く離れた田舎の病院に一人医長で飛ばされ、その後一度も大学病院に戻ることはありませんでした。なお、教授も含めその先生に愛人がいるのはみんな知っていましたが、秘書女性達が怒るポイントを把握できていなかったのが彼の大きなミスでした。ちなみに教授にもナースの愛人はいました。その後生じた教授の女性トラブルはまた別の機会に。

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