医者になって少し学んだことー接待というもの③ー 番外編

地方の病院から、トップ、3番目、私の3人が新宿で開催された学会に出張したことがありました。で、某製薬会社の担当の方から、宿泊日の夜、ノーパンしゃぶしゃぶ店「楼蘭」に、上司二人とご一緒にいかがですか?とお誘いを受けました。すでに上二人と関係が良くなかったので、わざわざ解放感ある都会の夜を一緒に過ごすなんて全く考えられず、久しぶりに小学校の同級生と会う予定を組み、丁重にお断りました。ただ、私自身はさほどモラルに厳しい人間でもなかったので、一人で誘われていたら、きっと嬉々として訪店していたと思います。

その後、MRさんに聞いたところによると、あの店の肉は本当に良いものを使用しているらしく、肉に関しては適正な値段だそうです。飲み物のボトル、ビンが高い位置に置いてあり、飲み物の追加注文をして、少し高い位置によじ登った女性のスカートの中(ノーパン状態)を下から覗くというシステムだったそうです。そのため、スケベさん達から、どんどん飲み物が追加注文されたそうな。

そのMRさんはその店が大好きで、仕事として何度も通っており、手帳に複数の女性の名前や特徴をしっかり書き留めていて、特に良い子について熱く語ってくれました。いつか一緒に行きましょう!と言っていただきましたが、その後そういう機会もなく、それからしばらく経って、大蔵省接待汚職事件で騒がれ、そして閉店になったようで、結局私が訪れる機会はやって来ませんでした。その後はそのような下品な接待を受けることもなく、ずっと過ごすこととなりました。例外として、フロリダで医療機器の会社の方々とストリップを観に行きましたが、それは勿論自腹でした。

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