マガジンのカバー画像

れいわ新選組を追う

46
運営しているクリエイター

2020年2月の記事一覧

解放感覚

このタイトルは取りあえずそう付けてはみたもの出来がよくない。ここで書いておきたいと思うのは、ある「感覚」のことなので、もともと言葉ではカバーしきれず、どんな言葉を持ってきてもうまく収まらないのだが。 その感覚とは、3.11直後の数日間、感じたものだ。あれだけの大地震、巨大津波、それに原発事故が連続した大災害は日本人が戦後65年で始めて体験したことで、それぞれがそれぞれの感受性のもとでこころに大きな衝撃を抱え込んだだろうと思う。 もちろん私もそうであり、地震にも、(現場には

れいわ新選組が抱える難題に対する暫定的な解答

前ポスト『れいわ組織論の難題ー陰謀論、立憲との対立への対処』で、れいわ新選組が現在とっている組織論では、さまざまな陰謀論者の流入と、他の野党、とりわけ立憲民主党との党派対立の激化をコントロールするのは困難だと提起した。しかしこのことを認めた上で、れいわの「中心なきカオス的組織論」は支持者が主体となる新しい試みであり、なお基本的に肯定すべきであり、したがって党と支持者が忍耐強く時間をかけて克服していくしかないと結論づけた。 しかし、我ながらいかにも中途半端な結論であるのは否め

れいわ組織論の難題ー陰謀論、立憲との対立への対処

先月24日、再開した全国行脚先である鳥取の地で開催した「おしゃべり会」で山本太郎は、「れいわとして地方組織は作らないのか?」というメディアの質問に対し、次のように答えている(要約。リンクは下に) いまのところ地方組織をつくるつもりはないんです。これまでと同じような中央からの指令で地方が動くんじゃなく、地方それぞれが工夫とアイデアで独自に動く。これ、敵にすれば誰がどんな動きをするか予測できないわけで、一番嫌がる形じゃないかと思うんですよ この発言は、これまでれいわの組織論と