何も思い出せないし、何も思いつかないんだ

記憶喪失になった。
有益に過ごした10代から20代の記憶を、ほとんど忘れて
30代になった。

暫く自分の夢もみなかった。
SSブロンに助けを求めていた。
もう助けてはくれなくなった。
体にも頭にも悪いからだ。

思い出せなかった何かがあるということだけが
腦に刻み込まれている。

作っていたゲームは頓挫した。
相方だった人とは連絡がつかない。
俺はあれのために体や精神を壊した。
でも、そうということは
それは成し遂げられなかったことなのかもしれない。

何も思い出せない。
何も思いつかない。

毎日横になって、
SNSに人が来る時間を待って、
何かに熱中することを忘れて、

そうやって僕は鋼鉄になって。

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