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壊れていたRadio

どうも、はじめましての方と再来の方へ、たつのこ龍次郎と申します。

突然「エッセイを書いてみよう」と思い立ち、書き始めました。たまに覗きに来てくれると嬉しがりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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昔、小学生だったか、私が子どもの頃の話。30センチ幅くらいの全面黒くて大きなカセットデッキ付きラジオを、父親がオモチャとして与えてくれたことがある。

そのラジオは、最初から「壊れて」いた。

なんだか宝物のようにも見えて、「それでもイイ!」と駄々をこねてもらったモノだ。

長らく放置していたモノらしく、電池から液漏れがしておりツンとした独特の匂いがしていた記憶がある。


右側にラジオチューニングするダイヤルがあり、前面にはカセットテープを入れるところが一つ。取り出しボタンを「ガチャリ」と押せば、テープを入れる部分がゆっくりと前に倒れ出して途中で止まる。
上面のボタンを押せば凹み、二つ以上は同時には凹ませられない仕組みになっていた。


もちろんラジオ番組の声や音楽が流れてくるわけもないのに、抵抗が強めのダイヤルをくるくる回して、周波数を示す文字盤の上のマーカーを動かして遊んでいた。


ボタンとチューナーダイヤルでひとしきり遊んだ後、分解しようと思ってドライバーで分解していったところ、元に戻せなくなった。
子どもあるあるだ(笑)

中のスピーカー部分にあった大きな部品がものすごく強力な磁石であることに気づき、それだけ取り出して遊んでいたことを、ふと思い出した。


あの時のワクワクは、いったい何だったんだろう。今、そのワクワクはどこにあるんだろう。


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前置きは最小にしたかったので、最後に自分のことを少しだけ書いておきます。

人の心に触れる言葉を紡ぎたい、そんな男です。Twitterでは「書き出しだけ大賞」 「勝手に延長戦」で1年間で365のベリーショートな物語を呟いてきました。

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次はエッセイです。基本は毎日書いて、1年間で365個は書こうと決意しています。

ボケ通しが得意な、逆にいうと回収するのが下手くそな文章を書いてしまいがちですが、みなさんと文章力ってどうやったら上がるのか、実践踏まえてやっていきます!!

では、気にいっていただけたら、またどうぞお越しになってください。

2020.9.16(水)

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