【「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」考察】西島蓮太はなぜ選ばれなかったのか?
"アイドルオーディション番組ブーム" の火付け役「PRODUCE 101」
「PRODUCE 101」と言う番組をご存知でしょうか。
韓国で制作されたアイドルオーディション番組で、この番組からWanna OneやIZ*ONEといったKPOPアイドル史に名を残すアイドルグループが生まれました。
この番組は人気アイドルだけでなく、"アイドルオーディション番組ブーム"という流行まで生み出しました。この番組をきっかけに韓国ではオーディンション番組が雨後の筍のように作られたのです。
そのブームは日本にも飛び火し、NiziUを誕生させた「Nizi Project」やBE:FIRSTの「THE FIRST」など多数のオーディション番組が作られました。
「PRODUCE 101 JAPAN」シーズン2での西島蓮太さんの落選は事件だった
ブームの生みの親は「PRODUCE 101」の日本版「PRODUCE 101 JAPAN」を制作。
「PRODUCE 101 JAPAN」の「101」とは101人のアイドル志望の練習生を指します。この101人の中から視聴者投票により選ばれた11人が、グループを結成。記事執筆時点(2023年6月)で、シーズン2まで作られ、この番組でJO1とINIのボーイズグループが誕生。
さて、INIを生んだシーズン2の最終話で、予想外の出来事が起こります。それが人気練習生・西島蓮太さんの落選。デビュー組入りが確実視されていた彼の結果に、誰もが驚きました。
西島さんは身長180センチあり、練習生によるビジュアルランキングで2位に選ばれたイケメン。もともと韓国の芸能事務所に練習生として所属していたためスキルも申し分ないです。そんな人気練習生が落選したことに、視聴者は驚いたのです。
そこで本記事では、西島さんの落選の理由を推測すると共に、選ばれるために必要なことは何かを解き明かしていきます。
なお「PRODUCE 101 JAPAN」シーズン2の番組は2021年に作られており、執筆している現在(2023年)から2年が経っています。
また留意していただきたいのは、本記事は番組出演当時の西島蓮太さんのアイドルとしての素質や人間性を批判しているのではなく、オーディション番組やサバイバル番組で「選ばれるための行動とは何か?」を推測するためのものです。
1pickはもらえなかった?
番組配信中、つどつどランキングが発表されており、西島さんの順位はこのようになっており、最終投票を除いて、デビュー圏内(11位)に入っています。
西島さんが脱落した理由として、考えられるのが1pickの投票がもらえなかったから。
投票ルールを説明すると、最終投票以外は、「11pick→11pick→2pick」と2人以上に投票できます。本当の「推し」と「誰か」に投票する時、多くの視聴者は西島さんに投票していたのと推測できます。つまり西島さんは1pickをもらえなかったと言えます(酷なこと言ってますが)。
印象的なシーンがなかった=アピールが足りない
ではなぜ1pickをもらえなかったのか?
筆者が「PRODUCE 101 JAPAN」シーズン2を見ていて感じたのは、西島さんは番組中、印象的な場面を一つも残さなかったということ。
もしかしたら編集によりカットされたのかもしれませんが、西島さんが挑戦をしたり、パフォーマンスができず悩んだりした場面はありませんでした。
一方、デビュー組に選ばれた練習生、例えば池﨑理人さんは(引っ張るタイプではないにもかかわらず)リーダーに立候補したり、西洸人さんはほぼ未経験のラップに挑戦しました。
このようにチャレンジし、壁にぶち当たり、悩み、乗り越えようとする姿に視聴者は心を打たれ、ファンになるのではないでしょうか。
オーディション番組には落選したが自分が輝ける別の場所を見つけた
おそらく西島さんはアピールしたり、感情を表に出したり、というタイプではないのだと思います。パフォーマンスを見ても、きちんと踊っているけれど、そこから一歩踏み出して激しく踊ったり、表情を作ったりはしていません(長い前髪で表情を隠すのをやめれば、、、と思っていました)。
もちろんアピールをしたにもかかわらず、デビュー組に選ばれなかった練習生もいました。しかし、印象的な行動を取った練習生は順位を上げており、アピールが数字に反映されています。
一方の西島さんはもともと順位が高かったにもかかわらず、最終的に順位を下げたのは視聴者の心に響く何かが足りなかったのかもしれません。
おそらくアイドルになる資質はあるけれど、オーディション番組で選ばれるタイプでは無かった。「PRODUCE 101 JAPAN」は西島さんが輝ける場所では無かったのだと思います。
現在はTO1のメンバーとして韓国で活躍している西島蓮太さん。西島さんが輝ける場所は、裏も表もさらけ出さないといけないオーディション番組ではなく、カリスマ的な姿だけを見せる音楽番組なのかもしれません。
間もなく「PRODUCE 101 JAPAN」のシーズン3がはじまります。
今回は女性アイドルグループが生まれます。どんな魅力的な姿が観れるのか。楽しみです!
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