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中年になると寝るに寝れないから真夜中のコンビニへ行く。

梅雨時期は気象病も悪化しやすいし、ハウスダストアレルギーも悪化する。
起きた時の目のかゆみ、喉の痛み。
マジで煩わしい。
風邪なら職場も休めるものも、アレルギーじゃ休めない。

そして子供も「ママ、のどがいたーい。」
夜中に喉の違和感で目が覚めるのか、1時に起こされた。
水を飲ませ、ついでにトイレにも行くという娘に付き添う。
トイレ怖いらしい。
わかる。
ママも子供のとき、夜のトイレめっちゃ怖かった。
トイレのライトのせいで脳が目覚めた。
こうなると再び寝付くことは難しいくなる。
子供はベッドに戻ったら数分もしないでスヤァ。

うらやましい。
マジでうらやましい。

子供の頃から寝つきが悪く、眠りが浅いほうだった。
夜中に目覚めて眠れずに、母を起こして夜のドライブに連れて行ってもらった記憶がある。

今考えたらとんだ我儘ガールだな。
私だったら絶対行かん。

子供の頃に住んでたところはクソど田舎で、満点の星空と、街灯のない真っ暗な道路しかない。
真夜中は車も通らないから、ホントに暗い。
ヘッドライトの明かりだけで浮かび上がる道路を進んでいくと、コンビニの明かりがぼんやり見えてきて、徐々に明るく大きくなっていく。
車を下りて、ホットスナックとおにぎり、母は缶コーヒーを買って食べながら帰る。
クソど田舎だから、最寄りのコンビニまで車で20分かかった。

ぼんやり夜の畑が通り過ぎていくのを見ているうちに、眠気がやってくる。
そうして布団に入ると、ようやく寝つくことが出来た。

母との記憶の中で、この真夜中のコンビニだけはハッキリ残っている。

そして、母親になった今。
眠れなくなった今夜も真夜中のコンビニに行く。
フランクフルトに齧り付いて、ポテチを食べながら、明日の胃もたれに思いを馳せるのだ。

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