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水槽の外から闘魚を見る

nod

noteを投稿する習慣はなかったのだけれど、一週間かなりもにょもにょと考えており、かつ結果が出たので、アウトプットしたほうがいいかという気分になったのでとりとめもなく書きます。

闘魚

↓配信アーカイブ(note初投稿だから貼れてないかも)


GG。いい勝負だったし3戦目まで行ったので見ごたえはあった。

僕自身はちょもすさんを「ポケモンユナイト」の配信あたりから見ており、
逆になるおさんの方は格闘ゲーマー諸氏がよく言及したりするので名前は知っているけれど配信は見たことがなかったので、
立場としてはちょもすさん寄りでいた。

そも、告知された段階ですごく楽しみにしていて、
お互いがやったことのないポケモン剣盾のダブルバトルをゲームソフトを渡すところからスタートして一週間で対決するというのは総合力の試されるいい企画だなと思っていたのだけど、
翌日からなるおさんが山口へ行き、数日後(3日？ここは伝聞なので怪しい)戻ってきてポケモン配信が始まったらオープニングからスタートしていて、
かたやちょもすさんはその時点で既に1構成が完成していたので、一気に雲行きが怪しくなってしまったという感があった。

この時点で「正義」と「悪」が定義されてしまったという印象を受けたし、
そのあとも厳選の元になるポケモンや必要アイテム、ダイマックスアドベンチャーの巣穴情報などは通信交換で貰いつつも、育成そのものは自分で行ったちょもすさんと、孵化させて親名とIDだけ確定させて育成を他人に任せたなるおさんという構図が続いてしまった。
育成を丸投げしてしまうことに関して、一週間で育成環境を整えて理想の構成を組み上げるということが難しいことを考えれば育成時間よりも対戦経験を積むということを優先するべきだという判断は間違っていないし、これが槍玉に挙げられないシチュエーションもあったと思うけれど、
結局初期に作られた対立軸によって「どちらの方が偉い」「どちらの方が勝つに相応しい」ということを補強する素材になってしまっていたので、少なくとも準備期間を外から見ていると企画が失敗だったように思えた。
まあPVからいつもの(いつもの？)煽り合いだったし、お互いのファン層が逆サイドのファン層とちょっと相容れないみたいな人が多いようなイメージのある組み合わせでもあったから、マッチアップが決まった時点からどうあれ変わらなかったのかもしれないけれど。

















------ 以下、配信のネタバレを含みますので読む方は自己責任でお願いします ------




結果としては2-1でちょもすさんが勝利し、
なるおさん側が2戦目以降に用意していた構成が事前にリークされていたことが対戦後のトークで明らかになったのだが、
チャットの流れは不穏そのものであり、すべて見ていたわけではないし、全部見るのは精神が抉られるので控えるけれど、

「構成を事前に知らせるのはさすがに冷めた」
「相手がなるおだから許されてる」

みたいな発言が飛び交っていたし、そこに対するカウンターも、どちら側の人間も煽る発言も当然あり、
率直に言って荒れてしまっていた。

基本裁定「なんでもあり」のルールだったので、止められない限りは育成の丸投げも配信のゴースティングも、構成の事前リークもリークされた技構成をスマホで確認しながらのプレイも許されて然るべきであったし、
それを抜きにしたとして、なるおさんのフォロワー以外にとって、
「翌日から山口に行ってその間プレイせず、ストリーマーでありながら直前は配信せずに情報を秘匿したなるおさんよりも、
ちゃんとやり込んで、その過程を配信していたちょもすさんに勝って欲しい」という気持ちが優先になりがちだと思う。先に述べた通りに僕はちょもすさん応援だったので、上記のチャット内世論は妄想で実は流石にライン越えだと思っていた人が大多数だったというオチもあり得るけれど。

少なくとも僕自身は、どっちの一週間が報われて欲しいかという問いに対して明確に「ちょもすさん」と答えただろう。
どちらも死力を尽くしたやり込みの果てに勝者が決するのであれば応援していた方が負けたとしても喪失感は覚えないだろうし、どちらがやったとしても構成リークについて自分が糾弾する立場になっていたことも想像できる。
それはつまり「なんでもあり」を聴衆側が自己ジャッジするときの許容幅が事前に定められた立場によって決まってしまうということであり、なんとも危うさを抱えているな、という印象が残った。

闘魚企画は別の形でも見てみたい。ジャンルの違う格ゲーマー2人揃えて全く触ったことのない格ゲーやらせてもいいと思ったけど、出身が2D3Dの有利不利が出ちゃうかな。
でも、今回の闘魚に改善の余地はあった。正義と悪の二項対立の構図になり、正義と見做されていた方が負けてしまった場合、
悪にされてしまった方が結果について煽り始めた場合、もっとひどい結果になることもあるんじゃないかなとは思うし、
外から眺めている人間の感情がどういう方向にどこまで振れるのかについてはリスクヘッジしすぎるということはないと個人的に考えているので、こういう感じの対決になり続けるのであれば、部外者からしたら不発弾を抱え続けているようなものだと思う。
端的に言うと、さすがにスケジュールくらいはね、、、


余談

闘魚は別として、ちょもすさんの配信を見続けて興味がわいたので、自分もポケモンソードをDLC含めて購入した。
ちゃんとクリアしたポケモンは2002年のルビーが最後だし、その次のポケモン正規シリーズ及びそのリメイク作のプレイ経験は2009年のハートゴールドが最後なので、10年以上触っていなかったのだけれど(ユナイトはやった)、
ジムリーダー戦のBGMがエモいし、なついているからオンバットがHP1で耐えてくれたり、エースバーンがカレーをおいしそうに食べてくれたりしてナラティブがすごい。スカーレットヴァイオレットも買うしアルセウスとかもやるかも。

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