【iPaaS】 サービスをつなげて、自動化してくれるintegromat
はじめまして。nocodeを普及を目指して活動している@nocodeJamです。integromatを使う機会が多くなってきたので、今回はその紹介をしていきます
integromatとは...?
2012年に設立され、この領域ではIFTTTやZapierと比較される老舗のサービスの1つです。
2020年12月にCelonis社に買収されてます。プレスはこちら
一言でいうと「異なるサービスやアプリをつなぎ、データを連携できるiPaaS(Integration Platform as a Service)」になります。
gmailやslack、twitterやfacebookなど、インターネットサービスをつなげて、作業を自動化するSaasになります。
つなげること、自動化することをメインのため、integration platformや、Automation workflowと説明されることも多いですね
integromatでできること
非常に柔軟に対応できるので、言い切ることが難しいですが、抽象度を上げるとこの3つに集約されます。
integration:システム、Saasを連携させる
workflow :作業の流れ(workflow)を作成できる
automation:workflowを自動的に実行する
例えば、仕事でイメージするなら、
1) ECサイトで傘の発注
2) 受注メールを受信したら、倉庫の担当者にslackで通知
3) 会計システムにオーダーID、発注者のメールアドレスを通知する
4) 会計システムの対応が終わったら経理担当にメール送信
といったイメージでしょうか。
個人的なことであれば、twitterに投稿されたらSlack通知してもらう、メールに添付ファイルがあったらDropboxに保存する、など、どこかを見に行ったり、実際に手で操作しないといけないものを自動化することが可能です
このように「異なるシステムをまたがる一連の業務の流れを自分で定義をして、それを自動的に対応していくれる」になりますね。
API公開さえしてあれば、その連携部分を外からつなぎこむことができます
「Automate any workflow in your company」といった謳い文句を発信されていることをよく見ます
integromatの特徴
iPaaSのサービスは数多くあります。その中で、integromatの特徴は
◯ 使いやすい
圧倒的に使いやすいです。殆どをドラッグ&ドロップで操作ができ、直感的に操作していくだけで、実現したい作業の流れを定義していくことが可能です。これは他のツールとの大きな差。
たとえ複数人で作ったとしても、どのように流れ、実行されていくのかを理解することができます
◯ 連携システムの豊富さ、柔軟さ
すでに1,000以上ののサービスと連携しています。数え切れないぐらいありますね。連携先はこちらで確認できます。
また、integromatではAPIへのアクセスや、webhookの受付を行えるようになっているため、仮に連携先として定義されていなくても、公開されているAPIの利用や、webhookの受付を作り込むことが可能です。ここは非常にありがたい
◯ 条件分岐が柔軟
自動化のワークフローを使ってくると、処理を分岐させたり、ここをクリカしたいんだよねっっていう要望が必ず出てきます。
他のサービスでも実現できないこともないですが、integromatはその柔軟さ、作りやすさは格別です。
具体的に、どんな事ができるの?
イメージは付いてきたと思いますが、具体的に何が実現できるのか?のサンプルをあげていきます
RSSリーダの受領後、twitter、Linkedinへの投稿
stripeで決済されたら、Google SpreadSheetに決済データを追加
webhookを受領後、Google SpreadSheetに記入して、メールを送信する
ネット上のサービスだけでなく、エクセルにリード情報を記入したら、Salesforceにリードを追加する
料金プラン
freeを含め、6段階に設定されています。
プランが上げることによってOperation(ワークフロー内のタスクを実行できる回数)、データ転送量が多くなり、実行できる間隔が短くなっていきます。
freeでも1,000回の実行ができるのでちょっとした個人利用であれば十分ですね。1点留意しておくことは、freeではワークフローを自動実行できるのは2つまでです。作っていくと多くの自動化が思いつきますが、作っても2つのみになってしまいますので、ご注意を!
始めるには
integromatを始めるには、まずはアカウント作成です。freeプランでもかなり使えますし、有償プライになるまでは決済情報の登録も不要です。
英語飲みになってしまいますが、ヘルプやマニュアルも充実してますので、気になった方は一度触ってみてください!
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