YMOの初期の時代の頃を思い出す

ふと、若い頃の事を思い出した。まだ十代だった頃、YMOとローランドの梯郁太郎の事ばかり考えているようなヤツと話す事があって、そヤツと、例えばピアノを例にとって、プチバトルを交わした。私はやっぱり生の音に勝るものはないだろうと言い、ヤツはシンセサイザーの方が可能性や面白みを感じているようで、ピアノの方が優れているとは言わなかった。シンセ以外には目が行かなかったようで、深夜遅くまでのめり込んでいた様子。まぁ、そヤツはシンセにかぶれてはいたけど、ときどきドビュッシーの月の光のさわり部分を練習も兼ねてピアノで弾いていたりはしたけれど。

私的には人間が弾くピアノの生の音の方が、その音を作っている成分が多く表現に微妙な良さがあると思ったし、電子機械が作る音は要素が少なく聴こえが悪いと思った。でも今思えばYMOが使っていたシンセなど面白いと思う音色のものはあったし、機械が作っていく音楽も、面白いものはあった。

今は、生楽器と機械でどっちが優れていると単純に比較するのは、両者ともに発展性もなくつまらないので、両者とも楽しめるものだから、楽しめたらいいなと思う。上か下か?優れているか?を下手に競うより、いかに心から楽しいか?面白いかにフォーカスする方が、いい。

あれから、何年経ったっけ?

今は、技術の部分が相当にというか怖ろしく進んでいるだろうから、音楽業界も私は全く知らないけれど、色んな具合に進歩発展しているのだろうと思う。AI人工知能はあらゆる分野に進んでいっているようだし、最近嵌っている角野隼斗さんなんかは今後も研究を続けられて、それが具現化して例えば製品化されたものとして世に出回って、今後私達がそれに触れる機会があるかもしれない。

あれこれ昔を思い出して懐かしんでいたら、中学生の頃は人生50年位でいいやって思っていたけれど、ん~~、もう少し、長生きした方がいい気がしてきたな。これから先の世界は私は全く想像もつかなくなってきてるけど、きっとマイナスな事ばかりじゃないし、面白きものに触れる機会もきっとあるに違いなし。


(因みにこれを書いている本日、オーストラリアの森林火災はさらに広がり、コアラ他5憶以上の野生生物が死んだであろうとのこと。;;)






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